8月7日、「えどがわさんしょうがいフォーラム」からのおさそいで、横浜市中区の「みはらしポンテ」の見学に行きました。ポンテはポルトガル語で「かけはし」の意味です。施設近くの見晴橋にちなんでつけられたそうです。
見学には区内から20数名の方が参加されました。議員は全部で4名参加でした。この施設は、相談活動、地域交流、日中活動、生活支援と4つの柱を掲げています。施設長は、中区で作業所をやっていた方で、区障連が母体となり、小さい団体、作業所やグループホームなどが集まって法人を作ってスタートしたとのこと。あとから聞きますと、施設の開設までには時間がかかり、担当の係長は5人も変わったそうです。
日中活動 「てんぽ」は障害のある方のカルチャーセンターで、連日、午前午後別メニュー。合唱、ヒップホップダンス、盆踊り、ヨガ、体操、パン作り、写真、演劇、映像で遊ぶなど多様。「ぶらんこ」は、重度障害者向け。のんびり経験をふやす。はじめて市営バスに乗った人もいます。「セミナールーム」は一人暮らし、入院して自宅に戻る前の生活を送るなど多様なニーズにこたえます。
相談支援は、どんな相談にも応じます。サービス利用計画、計画相談、施設を作っていく相談なども。
地域交流「おもちゃ文庫ぽっけ」は育てにくい、早期発見がお手伝いできる場。
生活支援センターは一時ケア、3歳から、1時間300円で預かる。疲れた時、きょうだいのための時間など。
ショートスティ4部屋、1部屋は緊急用に空けてある。
施設長は、「この施設の活動は、小さい作業所がたくさんある中区の特徴をどう生かすかと考えた。週一回作業所からくる場所、土日、夕方通える場所、医療ケアの人が毎日来られる場所、集団が苦手な人、相談を一番充実させている。3月5日に開所したばかりで思った通りできない。土日はようやくはじまった。夕方はまだやれていない」「土地は横浜市のもの。3階は指定管理者で経営主体が違う。3階の生活支援センターも応募したが僅差で点数が足りなかった。残念。生活支援センターは精神障害に限る」「ショートスティは3泊くらい。学校に通いながらということもできる」「夕方ほっとする場所がはほしい。ご飯を食べてお風呂にも入れる。一人暮らしが楽になる。しかし、制度的には壁がある」などくわしく質問に答えてくださいました。
江戸川区は相談窓口はひとつになっていない、高齢者のように一か所になるといいですね。横浜市は「活動ホーム」ということで相談は三障害に対応しています。しかし、ここの生活支援センターは精神障害のみの対応。生活支援センターはシュートスティがない。重複障害者もおり、3階のセンターでおもうようにならないと、1階の活動ホームにきているそうです。三障害を一括して相談できる窓口は必要だと一層感じて帰りました。えどがわさんしょうがいフォーラムの方は、「もっと集まり区長を動かす」と語っておられました。区内で2万人以上方が暮らしています。区民の命と暮らしを守る政治の原点でもあります。私も、よりよい施策を求めてがんばります。