2014年3月 のアーカイブ

政府広報の偽り「増税分はすべて社会保障のために使われます」

2014年3月29日 土曜日

2014年4月1日から、消費税が8%になり、くらしは大変。今日は、多くの方が、日用品を買いだめしていました。これも、ささやかな抵抗ですね。

政府は12億6千万円も税金を使って「消費税の増収分はすべて社会保障のために使われます」と偽りの大宣伝をしています。実際には、財源を置き換えるだけで、新たに回る財源はわずか5千億円にすぎません。その上、5.4兆円の経済対策を行うとしています。その中身は、大企業だけうるおい、中小企業や国民には負担を押し付けるものばかりです。日本共産党は、消費税増税ではない別の道があると訴えてきました。くわしくは、日本共産党のホームページをご覧いただきたいのですが、儲かっている大企業とお金持ちから税金をいただくこと、ムダな大型公共事業をやめること、賃上げや正規雇用のルールの確立で景気を回復させ税収を増やすことです。安倍政権はこれと反対のことを行っています。

1997年、消費税率を3%から5%に引き上げた後、税収はかえって減りました。今回も、同じようなことがおこりかねません。本来、景気の回復は賃上げ、最低賃金を1000円に引き上げ、これらの実現で、景気を回復させると提案してきました。心配が続きます。

江戸川区も、23区で唯一、消費税を4月から転嫁するというとんでもないことをやります。自治体は納税の義務がないのですから、消費税を転嫁をしなくてもすみます。消費税増税の分だけ物価が高くなるとしても、区は積立金を増やしてきていることから、転嫁する必要はないのです。おかしいことはおかしいと、区に、都に、国にいっていこうではありませんか。

値上げがされた4月1日(火)、4時から5時、西葛西駅で、消費税増税反対の宣伝行動を行います。近くを通りましたら声をかけてください。

学童クラブの補食の提供を条例提案

2014年3月29日 土曜日

第一回定例区議会が終わりました。予算特別委員会でも、区政の不十分さを指摘し、様々な側面から提言をしました。最も緊急な学童クラブの補食の提供は、議会最終日に条例提案をしました。江戸川区学童クラブ事業条例の一部改正です。新たに条文を挿入し、「補食の提供ができる」としました。

以下、私が提案の趣旨説明した内容を掲載します。子どもたちのがまんも限界です。一日も早い復活を求めます。

ただいま上程されました第42号発議案「江戸川区学童クラブ事業条例の一部を改正する条例」につきまして、発議者を代表して、趣旨の説明を行います。

この一部改正案は、20134月、すくすくスクール内学童クラブ登録児童の補食が廃止されたことから、補食の提供を条例に新たに加え、希望者に補食の提供ができるようにするものです。

学童クラブ登録児童は、就労家庭の子どもたちです。昼間は、家に保護者がいないために、ほぼ毎日学童クラブに通っています。現在は、給食を食べた後、午後6時まで、麦茶ものめないような状態におかれています。新一年生は、3月末まで保育園で午後3時におやつを食べていたことから、とりわけ、ひもじい思いをさせることになります。

子どもたちからは、「やっぱりお腹がすくね」「楽しみがないよ」と声がでています。預けている母親からも、おとなもおやつを食べることがあるのになんとか工夫してできないかと声がよせられています。

もともと、補食代は実費として1700円保護者が負担していました。就労家庭の子育て支援、児童福祉の観点からも、希望者に補食を提供することは当然であると考え、改正案を提案いたします。

以上、地方自治法第112条第2項、及び、江戸川区議会会議規則第14条の規定に基づき、条例案を提出いたします。

議員各位のご賛同をいただきますようお願いいたしまして趣旨の説明を終わります。

重税反対3・13集会

2014年3月13日 木曜日

毎年3月13日に全国でおこなわれ、重税ノーを訴え45年の歴史を重ねてきました。新田公園でひらかれるこの南部集会は、実行委員会がよびかけ、民商、土建、組合などがとりくんでいます。集会の後は、集団で、江戸川南税務署に申告をします。3月13日、9時からの集会は雨で、ハンドマイクの調子もおかしくなりましたが、来賓として挨拶をさせていただきました。

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私は、最近は、税金のとりたてが厳しく、滞納があると差し押さえが強まり、江戸川区でも、年金が振り込まれたと同時に預金をさしおさえること、江戸川区長は、消費税の転嫁に熱心なこと、294項目の利用料使用料の内234項目に消費税を転嫁をするひどさ、一方、積立金は過去最高の1080億円になることを指摘しましたそして、。日本共産党は、区民のくらしを守るために頑張る決意をのべました。集会決議を採択してデモ行進に出発しました。今年は、私は、皆さんと一緒に、最後までデモ行進をしました。一緒に歩けてよかったです。

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集会は、雨の中、清新町の南税務署に向けてデモ行進。多くの参加者は、集団申告を続けました。集会参加の皆さん、ごくろうさまでした。準備をしてくださった要員のみなさん、ありがとうございました。

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東京大空襲被災者慰霊式典

2014年3月13日 木曜日

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追悼式は、3月10日に行われました。69年前の大空襲で犠牲になった方をしのび、平和の大切さを確かめ合う貴重な場でした。式典のはじめに、「ちいちゃんのかげおくり」の合唱と朗読があり、そのすばらしさ、悲しさ、朗読する中学生の真摯さに感動しました。朗読は中学校一年生です。その表現力はプロ級で、参加者の注目を集めました。この式典では、例年演奏されていますが、原作のすばらしさと演奏者のすばらしさが一体となり、いつも感動します。合唱団に私の知人が加わっているのもうれしいです。

その後は、高校生は戦争体験を聞き取る大切さを、中学生は歴史を学び二度と戦争をおこしてはならない決意を、小学生は学芸会の劇で戦争をとりあげたことを発表しました。子どもたちの話を聞くと、平和な未来を実感できます。決して、戦争への道を許してはなりません。安倍暴走ストップの思いを強くしました。

式典のあとは、献花をして、すいとんを食べ、当時をふりかえりました。おいしいすいとんでしたが、毎年、このような企画が継続されることが大切ですね。

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江東区の戦災資料センターが中心となって行われるつどいは、今年は、ティアラ江東で3月8日に600名の参加と報道されました。江東区の集いにも参加したいと思いつつ、なかなか参加できないのが残念です。

3月9日・ノーニュークスディ

2014年3月9日 日曜日

3月9日、多くの皆さんが、国会周辺で、原発ゼロの大統一行動を行いました。私は、友人と一緒に、日比谷野外音楽堂に1時に行きましたが、予想通り満員で入場できませんでした。全国からの参加者もたくさんおり、この声を安倍首相はしっかりきくべきであるとあらためて思いました。私は、しばらくぶりに合う友人も多く、なつかしくもうれしいひと時でした。原発はいらないアピール行動で知り合いに会えるのはいいですね。お互い、地域はちがっても政治を変えるためにがんばっているなと実感できます。

全労連女性部のみなさんと

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年金者組合江戸川支部のみなさんと

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アピールのよびかけから

3年目の「3・11」を迎えようとしています。高濃度の汚染水が漏れ続け、東京電力福島第一原子力発電所の事故が収束していない福島では、14万人もの人々が厳しい避難生活を強いられています。しかし、安倍政権は、原発を「重要なベースロード電源」と位置付けるエネルギー基本計画の策定や、再稼働に躍起になっています。首相がトップセールスで原発を世界各国に売り歩き、破たんしている核燃料サイクル計画を強引に進めるなど、福島原発事故はなかったかのような動きを許すことはできません。

「3・11」と原発事故で、核と人類は共存できないこと、「核のゴミ」・廃棄物の処理さえできない「原発が終わった技術である」ことを多くの国民が知りました。そして、「原発ゼロ」を求める国民の声は日々強固になり、稼働原発が一基もない今を作り出しました。このまますべての原発を再稼働させず、エネルギー政策の転換を加速させることは多くの国民の願いです。

「原発ゼロの日本の実現を」の声と行動を強めるのは今です。「福島を忘れるな!再稼働許すな!」の思いを共有した今日の大統一行動と、その思いを全国各地につなぐ「NO NUKES WEEK」の成功を跳躍台に、声と行動をもっと大きく、強くひろげましょう

子どもたちに安心の放課後を

2014年3月9日 日曜日

学童クラブの補食廃止――1年生は特に大変

学童クラブ登録をした1年生は4月1日からすくすくスクールに通います。働く親にとっては、学童クラブはなくてはならないものです。ところが、昨年4月から、おやつ(補食)がなくなり、こどもたちはひもじい思いをかかえたまま6時まですごすことになりました。とりわけ、3月31日まで保育園で生活をしていた新1年生は、毎日3時におやつを食べていたのですから、4月1日からおやつがなくなる格差は大変なことです。

ある小学校では、学童登録の1年生が、放課後お腹がすくため、学校給食の残ったパンを持ち帰ろうとしました。先生にさとされ、あきらめたそうですが、毎年、こういう子があらわれるのではないでしょうか。

すくすくスクールとは

今から10年前にできました。小学校の子どもたちが、放課後や学校が休みの日に校庭や体育館を使って自由にすごしています。育成料月4000円を払う「学童クラブ登録」と、無料(保険料年500円)の「すくすく一般登録」があります。

学童クラブとは

親が働いていて家に保護者がいない子どもたちが、放課後、家庭に変わる場所として「ただいまー」と帰る場所です。児童福祉法に位置付けられ、東京23区では、45年も前から働く親をささえてきました。今は、江戸川区独自のすくすくスクール学童登録となっています。

すくすくスクールに毎日来ている子はほとんど学童登録の子どもたち

学童クラブ登録の子どもは、2014年2月1日現在3540人。学童登録の子は、平日1学校当たりの平均参加人数 43.9人で、登録の90.5%が参加していることとなります。すくすく一般登録の子どもは17066人。平日は37.2人で、登録の13.2%が参加しています。この数字がしめしているように、毎日すくすくに通う子は、その多くは学童登録の子で、他に、日替わりで一般登録の子が参加しています。補食の実費を保護者が負担し、指導員に委託する形での実施でした。補食を食べる時は、別の場所でたべており、特に問題はありませんでした。

それを区は、①補食を食べているのは、利用している全児童の5.6%しかいない、②過剰摂取になる、③食材の廃棄が出る、④食物アレルギーの児童が増えたことから補食をやめたと、昨年一月の通知を一方的に出しました。みなさんはどう考えますか。補食の利用対象者は3540人の学童登録の子だけですが、もともと補食の提供を受けない子どもの数まで分母にして、数を少なくしています。過剰摂取というのは、子どもによって事情が異なり、低学年の子は補食が必要なことはあきらかです。食材の廃棄は工夫すればよいことであり、現に指導員が対応していました。食物アレルギーは文教委員会の質疑ではきちんと対応しているということでした。

予算特別委員会では、新たに、補食を食べる子が少なくなってきたためとりやめたと回答しています。ますます、納得できないことばかりです。子どもの立場にたてば、補食の希望者に提供するのは当たり前であり、それは、学童クラブの保育の中身につながるものであることをあらためて指摘するものです。

少人数学級を子どもたちのために

2014年3月6日 木曜日

少人数学級の実施が残念ながら今とまっています。まだ法律では一クラス40人学級ですが、各都道府県で独自に少人数学級ができる措置が認められ、多くの県で少人数学級が実施されてきました。文教委員会で視察に行った福井県は、中学校1年生は30人、中学校2・3年生は32人学級となっています。これらの動きをうけて、国が一クラスの人数を少なくする定数改善にふみだし、2011年小学校1年生が35人学級に、2012年は小学校2年生が予算措置で35人学級になりました。東京都も、やっと重い腰をあげて、中学校1年生を35人学級にできる教員加配を行いました。しかし、この東京都の中学校1年生の35人学級は、教員が一人増えるだけなので、実施するかどうかは学校にまかされました。江戸川区では33校のうち18校が該当しましたが、35人学級にしたのはなんと3校だけでした。

区議会の一般質問で、この少人数学級の教育効果について質問をすると、教育長は「はっきりとした評価が定まっていると思わない。学校のクラスに対する職員の配置に大変なお金がかかる」と答弁をし、国や都の動向をみるという回答でした。この回答は何度質問しても変わりません。子どもたちの学力向上にとって一番大事なのは、学習する条件を整備し、豊かな学びを保障することにあります。少人数学級はお金がかかるからやらないといっている一方で、全国一斉学力テストの結果を公表する方向で検討をすすめていることもあきらかとなりました。テストの結果の公表が、競争を激化させることは、今までの経過がしめしています。

一日も早い少人数学級の実施を求めて次のように質問しました。

2011年度から実施した小学校1・2年生の35人以下学級は大変喜ばれています。2011年以前から全国的に進んでいた少人数学級は、子どもの学力向上に大きな力を発揮しました。2012年9月の文科省の検討会議では、国際的にみて水準が低いこと、8割以上の保護者の強い要望、きめ細かい指導の充実などのためには、学級規模を縮小することが必要としました。それをうけて2013年度の文科省の概算要求では、5か年ですべての小中学校で国の責任で35人以下学級を実施す計画案と初年度分の予算を求めましたが、安倍自公政権に変わったばかりの財務省は、この予算を切り捨てました。その後は、法律の改正がすすまず、来年度も小学校3年生以上は40人学級となっています。さらに、文部科学省の来年度予算は、少子化に伴う教職委員減に加えて定数削減も初めて行い、35人学級の拡大や教職員の多忙化には背を向けている実態です。少人数学級の実施は、PTAや校長会や教育長をはじめとした全国の教育関係23団体が一致して要望し、「多くの保護者の願いである少人数学級を実現するため、次期教職員定数改善計画の策定に直ちに着手すること」としています。

区の答弁は、多くの保護者の願いに背をむけるものでした。

また、一クラスの人数は平均33名と答弁したので、怒りでいっぱいになりました。平均はまったく意味のないことです。35人以上のつめこみ状態の学級が多く存在し、これをなくしてほしいといっているのです。私は、江戸川区の36人以上の学級数を調べてみました。

小学校52校で750学級のうち202学級、中学校30校で299学級のうち192学級もありました。西葛西中学校は江戸川区で生徒数が一番多い全校生徒で834名です。西葛西中のすべての学級が36人以上です。東小松川小学校は、全校生徒684人で、3年生以上の12学級すべてのクラスが36人以上となっています。

一日も早い少人数学級を求めます。

東京土建江戸川日本共産党後援会の春をよぶつどい

2014年3月2日 日曜日

3月1日、日頃からお世話になっている東京土建江戸川支部の方たちでつくっている、日本共産党後援会に参加しました。後援会総会では、会長から、「集団的自衛権の行使を認める解釈改憲は許せない。日本共産党を大きくして、安倍政権の暴走をくいとめよう」とあいさつがあり、次に、宇都宮けんじさんからのあいさつでした。選挙戦のあとはお会いするのははじめてです。選挙最終日の雪の日の演説のシーンが強烈でしたから、お元気な様子にうれしくなりました。

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宇都宮さんは、「今日の昼間は東京土建の中央執行委員会であいさつしてきました」「都知事選挙では、前回の3倍になる2000人の方がボランティアとして活動していただきました。そのための保育室もつくりました」「若いお母さんたちに銀座でベビーカー行進もしていただいた」テレビ討論では、某候補が出ないといったため、13回も流れ、やっと実現しても、司会者との一問一答という条件がついたことにふれ、「出馬表明したら堂々と政策を語る覚悟がないと政治家としては失格。政治家としてのレベルの劣化を感じた」「田母神候補が60万票を獲得したのは右傾化の問題として軽視できない」「一本化といって私を下ろそうとした人たちは、運動の在り方としていい経験になったでしょう。ノーサイドで今後のたたかいをすすめたい」とたたかった感想も含めたすばらしいあいさつでした。

来年は、いよいよ、区議会議員選挙です。2月の狛江市と町田市の選挙では、日本共産党は立候補者が全員当選しました。この経験にも学んで、区議会議員選挙で5名の全員当選を必ず実現させたいです。

ありがとう・さようなら鹿本幼稚園

2014年3月2日 日曜日

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3月1日、午前10時から、鹿本幼稚園の閉園式があり、参加しました。3月18日の修了式で49年間の幼稚園が閉じることとなりました。日本共産党は、公立幼稚園の閉園に反対し、幼児教育の公的責任、地域の残してほしいという要望、そして、地域にねざした幼児教育への信頼、区民の財産でもあります。篠崎幼稚園小松川幼稚園の閉園予定も示されており、区民の幼児教育への期待を無視するやり方に怒りでいっぱいです。

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3月1日の閉園式には、区長も区議会議長も参列しました。私は、文教委員として参列しましたが、中村園長の式辞には涙があふれました。49年の歴史をふりかえり、園庭にしげっているプラタナスの木が園児たちを見守りはぐくんできたこと、地域のみなさんへのありがとうの気持ちは、元気な一年生になることだと結びました。保護者や地域の方、園の関係者の多くの方の式への参加は、鹿本幼稚園の果たしてきた役割の大きさをあらためて認識しました。

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アトラクションは、かわいい園児たちのダンスです。親子のダンスの輪に私も入って楽しみました。最後が風船。バルーンリリースです。鹿本中学校の周年行事で行いましたが、鹿本幼稚園でもそれがつながって、一斉に青空にとばして、幼稚園にさようならをしました。風船は、鹿本幼稚園で育てた花の種をつけていましたよ。「花いっぱいになあれ」、小学校一年生の国語の学習教材を思い出しました。

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子どもたちのすこやかな成長を願う大人の一人として、議員として、これからも、区立幼稚園の大切さを訴えていきます。