2012年12月 のアーカイブ

墨田区の学校適正配置を視察

2012年12月29日 土曜日

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12月14日、子育て教育力向上特別委員会で、墨田区の視察に出かけました。「学校統廃合の取り組み」「跡地利用」「対象校の選択基準」などを調査するためです。

江戸川区の学校統廃合をどうするか、区長が、議会答弁で、小規模校が3校あることにふれたことから、急に課題となってきました。私は、教員の経験から、小規模校のよさも実感しています。一学年3学級というのを標準学校というふうに墨田区でもしていましたが、学校選択も導入しており、適正な学校の規模をどうとらえるかということも大事です。子どもと教育にかかわる課題はさまざまですが、学力だけではなく、いじめ問題の対応も大切です。私は、子どもがすし詰め状況となっている過大学校の問題のほうが大きいのではないかと考えます。

子どもが少なくなるから統廃合だというより、今の子どもたちが過ごしやすい学習環境を充実させていくことを考えながら将来を見据えていくことが大事ではないでしょうか。10年先を見越してというものの、墨田区も、スカイツリーができたことや地下鉄半蔵門線が乗り入れたことから、人口が増えてきたため、計画の見直しが求められています。

学校統廃合のことを考えるにしても、学校のありかたを、子ども、保護者、地域、そして学校の教職員と意見交換をすすめることが初めの一歩ではないでしょうか。計画を作って、その実施について説明するという今の区のやり方だけはやめてほしいものです。

総選挙で日本共産党は8議席

2012年12月25日 火曜日

12月16日投票で行われた総選挙で、日本共産党は議席倍増をめざして奮闘しましたが、結果は、改選9議席から8議席への後退となりました。

「日本共産党は、公約実現に全力を挙げ、国民的なたたかいの発展に貢献します」という声明を発表しました。日本共産党にご支持をいただいたみなさん、ありがとうございました。来年の東京都議会議員選挙、参議院議員選挙にむけて、日本共産党の躍進が政治を変える力だと訴えていきます。これからもよろしくお願いします。

声明では、「総選挙では、自民・公明両党が、320を超える議席を獲得し、自公政権が復活する結果となりました。しかし、この結果は、3年4か月の民主党政権の失政への国民の怒りがもたらしたものであり、自民党の首脳自身が認めているように、自民党への国民的な期待が広がった結果とはいえません。何よりも、自民・公明両党は、いま国民が緊急にその解決を求め、選挙でも争点となった多くの問題に対し、明確な解決策を示してきませんでした」と指摘しています。日本共産党が示してきた各分野の改革ビジョンはこれからますます大きな力を持つことでしょう。

さらに、声明では、「議席を後退させたことは残念な結果ですが、前進への足がかりをつかんだことは、重要だと考えます」と、2010年参議院比例票356万票から、369万票にわずかながら前進したこと、選挙区選挙で470万票獲得したことの積極的な意義を示しています。また、「古い自民党政治が崩壊的危機にあるにもかかわらず、また、みなさんの燃えるような奮闘があったにもかかわらず、この選挙でそれを議席の前進に結び付けることができませんでした。その最大の理由が、党の自力の問題であることを、選挙戦の全体を通じて痛感してきました」ともあります。どの党に入れたらいいか迷っていると前回よりも1千万人もの多くの方が棄権しました。日本共産党は議席に結び付かないからということでためらった方もいたのではないでしょうか。比例票は必ず議席につながります。これからも、私は区議会議員として公約実現の先頭に立ってがんばります。みなさまのさまざまなご意見をおよせください。

もっと子どもを大事にして

2012年12月24日 月曜日

12月4日、一般質問で、小俣のり子区議が、216項目の「見直し」にあげられている学童クラブ指導員削減やおやつの廃止、区が示した発達障害の子どもたちへの対応の拡充、地域の大型店出店問題を質しました。

すくすくスクールの非常勤職員の削減と配置の見直し、学童クラブのおやつの廃止は、学童クラブだけではなく、すくすくスクールのレベルダウンにつながります。指導員を減らして学童クラブの保育の質や子どもの安全が保障できるのか、子どもの健全育成からもおやつの維持が必要だと指摘しました。また、2012年9月の学童登録数は4306名で、すくすくスクール登録児童24092名の18%となっています。とりわけ、小学校1年生は、全1年生の23%が学童登録をしており、働いている保護者にとってなくてはならない存在です。学童保護者から「おやつがなくなると、子どもたち自身も大切にされないと感じるのでは」「未来の社会を担う子どもたちを大切にすべき」と声がよせられています。

江戸川区の育成室に通所している子どもの7割が発達障害の課題をかかえています。区は鹿本幼稚園内に発達障害児に対応した育成室を20129月に開設しました。また、鹿本幼稚園を2014年に廃園した後「発達障害者(児)支援センター」を設置するとしていましたが、そのまま発達障害児専門の育成室にする計画を11月に明らかにしました。発達障害の子どもたちには、多くの子どもとの交流が必要です。鹿本幼稚園を残して併設することが発達障害の子どもたちにとっても、幼稚園に通う子どもたちにも、就学前の教育のより良い環境になるのではないでしょうか。計画では、発達障害の子どもが10人で1クラス編成。毎日、午前・午後と各4クラス、計80人を定員にしています。しかし、就学前の発達障害の子どものクラスは4人から6人が適切と専門家が指摘しています。子どもを大事にしているとは到底思えません。しかし区は、鹿本幼稚園あとに発達障害の子どもたちを集めた育成室という計画をすすめる立場を変えませんでした。

江戸川区役所近隣に、12月オープンしたホームセンター・コーナンをはじめ、来年には、東武ストア(4月)、ファッションセンターしまむら(5月)、西友(7月)と立て続けに大型店が出店します。地元商店街がどうなってしまうのか、交通安全は大丈夫か、街や商店への影響について住民から心配の声が寄せられています。ファッションセンターしまむらが出店する交差点は、昨年10月に死亡事故が起きたばかりです。区は「地域環境が悪化しない努力をする。問題発生時には改善要求していきたい」「状況みながら、交通誘導も協議し、安全に留意していきたい」と答えました。

区の32億円「見直し」是正を求める日本共産党

2012年12月24日 月曜日

東京都知事選挙と総選挙が重なる中、江戸川区議会第四回定例会(11月29日から12月11日)が行われました。今回は、セバタ勇団長が代表質問、小俣のり子副幹事長が一般質問にたちました。

江戸川区民からのアンケートは1064人よせられましたが、その生活実態や要望をふまえ、区の32億円もの「見直し」は応能負担で、即時原発ゼロ・放射能対策をと区に求めました。アンケートの「生活が苦しくなった理由」については、国保料・介護保険料が増271名、税金公共料金が増260名、年金が減232名、給与が減170名と続きます。さらに、江戸川区では、5年間で生活保護が1.6倍、年所得200万円以下が6割以上、平均納税額が6.8万円から6.1万円に下がるなどの実態があります。

セバタ団長は、①苦しい生活をさらに圧迫するのか。②「見直し」をどのように全区民に知らせるのか。③スーパー堤防など大型開発こそ見直しを。また、なぜ今大型施設改築の検討なのか。(区は「公共施設のあり方懇話会」を設置)④学校給食費補助など教育・福祉の見直しは廃止ではなく、応能負担や激変緩和など再検討をと、せまりました。

区長は、「①補助できなくなったから勘弁を。②広報やホームページなどで早期に知らせる。③継続してきた事業は中断しない。大型施設改築は長期的課題。④応能負担は適切にやっている。学校給食費補助はできなくなった」と答弁しました。

学校給食費補助は、栄養士の全校配置とあわせて、江戸川区の全国に誇る施策です。それをやめるのではなく、所得に応じた負担の見直しはどうかと提案しているセバタ団長に、「セバタさんの頭の中はどうなっているかわからない」と区長が答弁。議場での不適切な発言だと私たちは撤回を求めました。翌日の区長答弁の冒頭で「昨日、感情がこもり不適切な発言をしたことを撤回し陳謝します」と述べました。区長が陳謝することはめずらしいと聞きましたが、区民の代表として質問している議員への不適切発言はあってはなりません。意見の違いを謙虚に受け止め、区民のいのちとくらしを守る立場で考えれば、新たな道が見つけられるはずです。今回の「見直し」がいかに区民に犠牲を強いるか、不況下での教育福祉切り捨てはとんでもありません。

2つめは、即時原発ゼロについての区長の見解を問い、原子力規制委員会が公表した各地原発直下の活断層の存在、原発再稼働をどう判断するかなど各党の相違点を示して質しました。自然エネルギー重視の象徴として太陽光パネル設置補助を求めました。また、篠崎公園のモニタリングポストが常時、都内の他の7ヶ所の2倍の測定結果を示していることからも、区民の願いに答え、測定器貸出や昨年実施した子ども施設の砂場などの定期的な測定と公表を求めました。

区は、「原発は、国政の行方を見守る。太陽光パネル補助は、国や都が実施しているので必要ない」「モニタリングポストは心配ない値で、貸出や新たな測定は考えていない」と答えました。区民アンケートでは、太陽光パネル助成制度を設ける588名、公共施設はLEDに534名など多くの区民が要望しています。

引き続き、各委員会で取り上げていきます。これからも、要望をお寄せください。

環七堀江交差点歩道の改善パート2

2012年12月24日 月曜日

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前回お知らせした歩道橋・「らせん階段」下の工事が完了しました。歩道が広くなり、利用する方は以前よりは使いやすくなったのではないでしょうか。しかし、朝晩の自転車の交通量は多く、特に夕方は車の運転教習でも繰り返し注意される見えにくい時間帯でもあります。自転車どうしの交通事故が起こる可能性もあります。警察にも安全対策を求めていきます。

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みなさん、これからも気を付けてご利用ください。

改善されます 環七堀江交差点の歩道

2012年12月1日 土曜日

南葛西後援会は、安心してくらせる地域にと、交通安全対策にとりくんでいます。後援会では、自転車の交通量が多い環七堀江横断歩道橋のらせん階段の撤去ができないかと考えていました。区の土木部に問い合わせたところ、横断歩道橋は、それに代わる安全対策が示せなければ撤去の検討はできないということでした。江戸川区役所の横断歩道橋が撤去できたのは、区役所前広場をつくることと一体に安全確保の見通しができたからだとの説明でした。その後、土木部保全課から、らせん階段下の防護のネットが壊れているので、その修理を行うが、その際、ネットの場所をできるだけ下げて歩道を広げるという連絡がありました。少しでも歩道が広がれば安全につながります。

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さっそく現場の写真を撮ってきました。すぐ、対応していただいた保全課に感謝です。

南葛西地域放射線測定

2012年12月1日 土曜日

定期的に放射線測定を実施してきた南葛西後援会が、11月16日に測定を行いました。私も一緒に参加し、公園ではすべり台下の放射線量が高くなかったことを遊んでいる子の保護者の方に伝えることができました。喜んでいただけて何よりでした。区が定期的に放射線量を測定し、区民に知らせることでどれだけ安心できるでしょうか。ひき続き、区の対応を求めていきます。

今回は、昨年の12月8日に測定した場所を中心に行いました

南葛西二丁目公園トイレ雨どい下 測定器HORIBA

今回の測定値 地上高5cm 北側 毎時0.11μSV 南側 毎時0.72μSV

(前回の測定値 地上高5cm 北側毎時2.71μSV 南側 毎時3.39μSV)

南葛西3丁目5番地トイレ雨どい下

今回の測定値 地上高5cm 南側 毎時2.11μSV 北側 毎時1.55μSV

(前回の測定値 地上高5cm 南側毎時2.20μSV 北側 毎時1.72μSV)

南葛西二丁目公園のトイレの雨どい下は前にもお知らせしましたが、雨ますを作り、土を入れ替えたことから放射線量は大幅に減少していました。しかし、南葛西3丁目5番地トイレは、1年たった分少し減少したという程度でした。子どもが触れる場所という視点からすると、後回しになりそうなトイレの場所ですが、放射線量が高いのはそのままにはできません。再度、公園を管理しているえどがわ環境財団に申し入れます。

ご心配な場所がありましたら、大橋事務所までご連絡ください。一緒に放射線量を測定します。

国土交通省に交通安全対策を 再度申し入れ

2012年12月1日 土曜日

日本共産党南葛西後援会が、前からとりくんでいる交通安全対策がなかなかすすみません。国土交通省に再度申し入れました。笠井あきら衆議院議員が紹介してくださり、11月21日に後援会の方と衆議院議員会館に出かけました。衆議院は11月16日に解散。忙しい中、秘書の方と東京事務所の方に対応していただきました。議員会館もいつもと違って訪問者も少なく静かな様子でした。

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前回と同じ担当者が説明にきて、交通量の実態調査をしたこと、安全対策を今検討中という回答でした。内容は以下のとおりです。

葛西臨海公園駅~団地側 自転車走行台数 3916台(17時間)

うちUターン路利用 576台(17時間)

うち逆走自転車 238台(17時間)

約15%が舞浜大橋高架下Uターン路を利用している実態がわかった。当該個所の安全対策として、ポストコーン等による自転車・歩行者と自転車を分離した案で江戸川区並びに葛西警察者と協議したところであるが、逆走する自転車が確認されている中で自転車走行帯の幅員が十分に確保されないことや大型車の円滑な走行の確保などの観点から、交通安全上問題があると意見がだされているところ。今後も引き続き、現道活用の安全対策を区や警察と協議するとともに、他の手法も含めて、幅広に検討を進めていく所存。

前回は今年の6月に要請しています。一番初めに要請してからは2年以上たちました。私も含め参加者は、実態調査は評価できる、いのちに関わることであり、とにかく早急に対応してほしいと強く要請しました。