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墨田区の学校適正配置を視察

2012年12月29日 土曜日

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12月14日、子育て教育力向上特別委員会で、墨田区の視察に出かけました。「学校統廃合の取り組み」「跡地利用」「対象校の選択基準」などを調査するためです。

江戸川区の学校統廃合をどうするか、区長が、議会答弁で、小規模校が3校あることにふれたことから、急に課題となってきました。私は、教員の経験から、小規模校のよさも実感しています。一学年3学級というのを標準学校というふうに墨田区でもしていましたが、学校選択も導入しており、適正な学校の規模をどうとらえるかということも大事です。子どもと教育にかかわる課題はさまざまですが、学力だけではなく、いじめ問題の対応も大切です。私は、子どもがすし詰め状況となっている過大学校の問題のほうが大きいのではないかと考えます。

子どもが少なくなるから統廃合だというより、今の子どもたちが過ごしやすい学習環境を充実させていくことを考えながら将来を見据えていくことが大事ではないでしょうか。10年先を見越してというものの、墨田区も、スカイツリーができたことや地下鉄半蔵門線が乗り入れたことから、人口が増えてきたため、計画の見直しが求められています。

学校統廃合のことを考えるにしても、学校のありかたを、子ども、保護者、地域、そして学校の教職員と意見交換をすすめることが初めの一歩ではないでしょうか。計画を作って、その実施について説明するという今の区のやり方だけはやめてほしいものです。