2016年3月 のアーカイブ

旅立ちの日に

2016年3月29日 火曜日

3月は、子どもたちの成長にとって大きな節目となる卒業があります。今年も、船堀幼稚園修了式(3月17日)、葛西中学校卒業式(3月18日)、葛西小学校卒業式(3月24日)に参列しました。一人一人の子どもたちのことを知っているわけではありませんが、子どもたちの成長がうれしく感じられます。明日に向かって生きるエネルギーを感じるのです。IMG_0361船堀幼稚園は104名の卒園児です。篠崎幼稚園の閉園が決まり、小松川幼稚園も平成30年に閉園という方向が示されています。公立幼稚園がすべて閉園になっていいのか、日本共産党は反対をしています。船堀幼稚園は、「足育」で東京新聞教育賞を受賞しました。園長先生は「あし(足)いく、ここ(心)いく、あそ(遊)いく」の船堀パワーでがんばってくださいと修了生たちによびかけていました。子どもたちが幸せになるためにがんばってきた幼稚園、涙ぐむお母さんたち、子どもたちの元気な歌声とよびかけ、私も感激の涙がでてきてしまいました。IMG_0362葛西中学校は、平成29、30年の2年間をかけて改築工事の予定です。平成28年はその準備。清新第二小学校の校舎を使うことが保護者に説明されたときは、バスの送迎への不安が大きくだされ、ほかに方法はないのかと意見がたくさん出されました。いきなりの発表に驚いたという保護者が多かったのです。大事な子どもたちの学習環境です。保護者が納得するまで丁寧な説明と話し合いが必要です。新一年生の中には、緊急にほかの中学校に変更した子もいました。さて、中学校卒業式は、大きな節目です。卒業生183名。校長の式辞は心のこもったものでした。生徒に「ありがとう」と校長から感謝の気持ちを伝え、人としてあるべき姿は「学び続けること」、テレビやインターネットの情報をうのみにせず「なぜなんだろう」と考える人になってほしいというメッセージは、心に残りました。今の時代を未来に向かって生きていくために大切なメッセージでした。新たな未来にむかってがんばってほしい。卒業式に参加できなかった子どもたちがいたこともしっかり胸に刻みます。IMG_0386葛西小学校の卒業生は110名。校長は、「卒業証書の名前を書きながらいろいろなことを思い出した。東日本大震災の時1年生だった君たち。運動会ができなかった学校もあった。当たり前のことができる生活を大事にしたい」と。PTA会長は27年前の卒業生で、祝辞の中の「不安になったら大人にたよって」というメッセージは心強く響きました。子どもたちのよびかけと歌は圧巻。卒業式の感動はここにあります。思い出、感謝、希望と語られる言葉と歌は本当に心をゆさぶられました。感動を与えてくれる子どもたちに感謝です。

今年は特に涙腺が弱くなったようです。子どもたちの姿に涙がうかびます。年を重ねてきたからでしょうか。孫が誕生したからでしょうか。戦争法が成立し、この子たちを戦場に送らないと潜在的な思いがあるのでしょうか。子どもたちの未来に影をさすことは許さない、大人の責任として子どもを守るためにがんばっていきます。これが、こどもたちへの私の一番の思いです。

似鳥健彦先生をしのぶ会

2016年3月13日 日曜日

3月12日、タワーホール船堀で、江戸川区音楽協議会会長であった似鳥先生のしのぶ会が開かれました。似鳥先生は、優しい方で、音楽を大事にされていた方です。葛西地域のチャリティーコンサートの時の企画に、快く推薦文をよせていただき、コンサート会場にも足を運んでいただきました。音楽のつながりのご縁でした。IMG_0350IMG_0347しのぶ会は、オーボエ奏者の第一人者であった似鳥先生にふさわしく、音楽がメインで、ディナーショーのようでした。辻功(日本オーボエ協会理事長)、松崎乃理子(江戸川音楽協議会)、キ・モワ・オーボエアンサンブルの方による演奏は、いずれもすばらしいものでした。似鳥先生のオーボエの音色が響くドボルザークの新世界のDVDも上映され、当日の参加者に配られました。音楽のすばらしさ、人をつなぐすばらしさに感動した時間でした。IMG_0349最後にあいさつに立たれたお連れ合いの幸枝さんは、「音楽を通してたくさんの人と出会った。いい人ばかりだった。幸せだった」という言葉を紹介しました。幸枝さんもギターの発表会が13日にひかえているとのこと、音楽一家であるその姿勢はすばらしいと生き方にも感動したしのぶ会でした。

似鳥さんといえば、お父さんは江戸川区歯科医師会長、お母さんは江戸川区議会の初めての女性議長としても著名な方です。

重税反対全国統一行動、集団申告の出発集会

2016年3月11日 金曜日

IMG_03343月11日は、東日本大震災のメモリアルデーです。この日、朝9時から例年、とりくまれている重税反対共闘の3・13全国統一行動、集団申告の出発集会を激励しました。この統一行動は、今回で47回目をむかえました。私は、昨年の区議選で5名全員当選したお礼、今年は参議院選挙で安倍政治を倒す野党共闘と東京では山添拓候補の当選で政治をかえよう、貧困格差が広がる中で、①消費税増税中止、②社会保障を削減から充実へ、③働くルールに確立、④TPPからの撤退の4つを共産党が訴えていること紹介し、ともにたたかう決意をのべました。

10時から、区議会文教委員会があるため、すぐに失礼しましたが、毎年行われているこのとりくみを大事にしたいと思います。集会の最後には集会決議が確認され、江戸川南税務署までの行進がおこなわれたことでしょう。

東京大空襲犠牲者追悼式

2016年3月11日 金曜日

今年も3月10日がやってきました。東京大空襲の犠牲者は約10万人、江戸川区民も800人が死亡したといわれています。区長があいさつの中で、「常設の記念館をといわれているが、かんがえていかなければいけない課題」とのべました。また、区長自身も戦争体験者、妻は当時小学校2年生で一之江まで逃げて助かったと紹介。東京都は平和祈念館を作るといって、約束を果たしていません。戦後70年特集で、NHKは映像の世紀で、戦争の悲惨さをつたえていますが、最も身近な江戸川区に記念館が必要です。式典の前に、焼け残った文書庫の中を見学し、71年前に思いをはせました。IMG_0322

毎年上演される「ちいちゃんのかげおくり」(作・あまんきみこ)の合唱組曲、すばらしい演奏に、戦争の悲惨さが伝わります。朗読を担当する目黒さんは本当にすばらしいです。私は朗読が好きですが、練習してもあのレベルには到達できないと思いました。IMG_0326IMG_0329式典の後は献花をして、恒例のすいとんをごちそうになってから帰りました。平和のための「戦争法」などありえません。国際紛争は話し合いで解決する立場をつらぬくのが、日本国憲法の神髄です。多くの犠牲になった方の思いにこたえるためにも戦争法反対をつらぬき、戦争法廃止の国民連合政府の実現へとがんばっていきたいです。

清新一中合唱コンクール

2016年3月11日 金曜日

IMG_03203月10日、清新一中の合唱コンクールに行きました。全部は鑑賞できませんでしたが、9時50分からの2年生のステージを鑑賞。すばらしい歌声・ハーモニーに感動です。学年の課題曲は「時の旅人」です。生徒の練習の成果が伝わってきました。クラス紹介もユニークです。IMG_0315

各クラスとも課題曲のほかは、D組「心の瞳」、B組「COSMOS」、C組「明日へ」、A組「花は咲く」と熱唱です。伴奏も指揮も生徒が担当します。「花は咲く」は、女性の声が響くほうがイメージを広げるように感じましたが、A組は、女性の声が前に出る感じがして迫力がありました。クラスの声の特徴をつかんだ選曲だったように思います。すてきな合唱をありがとうございました。合唱コンクールはいつも私の長女の時を思い出します。25年くらい前のことになりますが、娘が伴奏を引き受けてきて驚きました。合唱が終わるまで親の私も緊張したのです。

江戸川区2016年予算の修正を提案

2016年3月10日 木曜日

3月9日、予算特別委員会が終了。日本共産党は、区の新たな施策は歓迎しつつも、大きな問題がある予算に修正案(スーパー堤防事業関連予算の削減・保育士の新規採用)を示して討論をすすめてきました。残念ながら修正案は全会派の反対で否決されましたが、提案をする積極的な意味は大きいととらえています。区の予算は、積極面はあるものの、4つの大きな問題があり反対をしました。以下、反対理由です。

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第一の反対理由は、子どもの貧困対策のかなめともなる区立保育園とワーキングプアの問題です。区立保育園は15年正規採用をしておらず、10年たてばほとんどの保育士が50歳以上となります。民営化方針をとっている区でも採用ゼロの区はありません。江戸川区だけ退職者不補充という突出した施策を続けています。ベテラン保育士はこどもの貧困への気づきでも区の大きな財産です。また、指定管理者制度や公共工事などの公契約において、人件費の下限を区の定める賃金や設計労務単価とする「公契約制度」を検討しようとしません。

第二の反対理由は、スーパー堤防のために行う区画整理事業を住民の反対を抑え込んで強引に行っていることです。北小岩一丁目東部地区では、住民を追い出すために必要以上に土地を買収したため、この地域の15%を超える土地があまり民間に売却しようとしています。上篠崎一丁目北部地区では、スーパー堤防の盛り土の予定ラインを超えて住宅地側に盛り土する計画です。

第三の反対理由は、区民のくらしと小規模事業所の営業を困難にし、子どもの貧困をさらに深刻にする国の消費税増税に反対しない姿勢です。

第四の反対理由は教育行政の問題です。最も求められている少人数学級と区費による独自の講師の配置には背を向けていることです。すくすく学童クラブの保護者によるおやつの持参が春休みから実施されるものの、職員を増員しようとはしていません。新たな学校図書館司書の配置が民間委託であることも問題です。直接雇用にするべきです。

以上4つの反対理由を大橋がのべました。予算委員会では議案が採択されましたが、3月23日の本会議において、反対の意見を再度述べて区民のみなさんにお伝えします。