2013年8月 のアーカイブ

すくすく夏のお楽しみ会・第五葛西小

2013年8月29日 木曜日

8月28日、第五葛西小学校のお楽しみ会を参観してきました。3時から4時半の予定ですが、私が着いたのは3時45分ごろ。クラブマネージャーの喜戸さんが、すいかわりをするとき、大橋さんが来ると聞いていたので待っていたのにといわれ、恐縮しました。そんなこととは知らずに、区役所の控室で仕事をしていたことがくやまれます。時間に遅れないようこれから気をつけます。

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さて、私が、第五葛西小の校門を入ったら、水遊びの真っ最中でした。2人の先生が水鉄砲の的になって全身ずぶぬれ。大人にしかも先生に水をかけるなんて楽しいでしょうね。子どもたちは、水風船に水をいれて楽しく遊んでいました。水鉄砲は20個あるそうです。学校が始まってからの行事なので、家から水鉄砲を持たせるわけにはいかないので、すくすくにあるものだけで遊んだそうです。行事の日程設定は難しいのですね。水鉄砲は男の子が使っていましたね。

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先日、公園で遊んでいた子どもは50センチくらい大きな水鉄砲を使っていました。一人だけ普通の大きさでしたが、子どもの遊びも家計の差がでるとは驚きです。

さて、すくすくの部屋の中は宿題をやっている子は3人、将棋、室内ゲームなど思い思いに過ごしていました。

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4時過ぎに、藤棚の下は子どもたちでいっぱいになりました。冷えたすいかをおいしそうに食べていました。行事の参加確認をとって100円(すいかと水風船代金)を徴収しているため、すくすくに来ていても、申し込まなかった子は別行動でした。申し込みは約120名。先生のお話ですと、アレルギーのことがあるので、食べ物は保護者に確認しているとのこと、申し込みがなければ、食べさせるわけにはいかないとのことでした。確かにその通りとは思いますが、大勢の人数では、申し込みをうっかりしたかどうかをすべての保護者に確認することも難しいのではないでしょうか。先生方、クラブマネージャー、ボランティアの皆様、お疲れ様です。そして、子どもたちのためにありがとうございます。

私は、学童クラブが、すくすくスクール学童に変わった時には、江東区の教員でした。学童は今まで通りにできるのか、大勢の子どもたちにどう対応するのかと心配でした。学童は残念ながら補食の廃止という形で現れたように、学童保育のよさがこわされたように感じました。これは、区側が、すくすくの子どもはみんな同じだと学童保育の実績を認めなかったことが大きいのではないでしょうか。すくすくのように子どもの人数が増えるとひとりひとりを丁寧にみることはできません。指導者の先生がたが努力する範囲を超えているということです。それは、私が教員をしていたからよくわかります。私も、一クラスの人数を減らしてほしいとずっと行政に要請してきましたから。放課後対策は必要だと思います。でも、学童保育の素晴らしさをうけつぐすくすくにしていけないでしょうか。

土建祭り、なつかしい上棟式

2013年8月27日 火曜日

8月24、25日、船堀スポーツ公園で行われた土建祭りは、盛大で、魅力あふれるお祭りでした。24日夜は盆踊り。各分会の模擬店をまわりながらしっかり食べた後、炭坑節を踊って気分爽快。お祭りの雰囲気を楽しみました。模擬店は30以上で子供向けのくじからとうもろこし、もつに、かれー、うどん、焼きそば、いかやきなどおいしそうなものがずらり。私が2日間で食べたり買ったりしたものは、やきそば、もつに、たこやき、いかやき、とうもろこし、うどん、やきとり、ころっけ、ハッシュドポテト、ポップコーン、フライドポテト、かき氷、おもちです。よくも食べたり飲んだりしたものです。でも、これだけ模擬店がそろうお祭りはありませんよね。昨年は一度中止されましたが、多くの方の要望があり再開したとのこと。私は、実は初めての参加でした。24日の夜は、河野ゆりえさんと区議団と一緒に、私が日頃お世話になっている分会にあいさつできてよかったです。

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25日の10時からの式典は日本共産党の河野ゆりえ都議、小池あきら参議院議員、吉良よし子参議院議員も参加。自民党の2人の衆議院議員、みんなの党都議会議員、江戸川区議会からは、日本共産党江戸川区議団の他に、自民、公明、民主も参加しました。各会派も約1万人の土建組合とのつながりを大切にしていることがわかります。自民党議員のあいさつも土建国保の維持にふれていました。小池さんは一致点で共同をすすめること、消費税増税は許せないと。吉良さんは選挙のお礼と土建国保維持と公契約条例制定をすすめたいとあいさつ。河野さんは、都議会で条例提案をしてがんばりたいと。それぞれあいさつしました。

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私は、上棟式が印象に残りました。柱を順番に組み立てていき、天井にはコンパネをひいて上棟式をはじめました。上棟式後のもちやお菓子、ご縁をつくる五円玉など、みなさん、しっかりひろっていました。柱を組み立てていくときの槌音はいいですね。でも、今は、工場で作ったパネルを組み立てるため、このような上棟式はありません。多くの大工の棟梁はどんな思いで作業をしていたかと思うと、これこそ、日本の伝統文化ではないかと、このような建築方法が大切にされるような支援策はないのかと考えたところです。木のにおいがたちこめる新築の建物が、シックハウスが心配される合成樹脂の建物に替わってきたこと、便利な面もあるかもしれませんが、人にやさしい建物を追求したいですね。

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土建組合のますますの発展を祈念して、実は、食べまくったお祭りを後にしました。ありがとうございました。

憲法とは何かー日本母親大会に参加して

2013年8月26日 月曜日

8月24日、25日は、第59回日本母親大会。会場がなかなかとれなくて、東京母親大会実行委員会が中心にもかかわらず、幕張メッセでの全体会となりました。準備されたみなさま、ありがとうございました。また、母親大会の仕事でお世話になった方たちとあいさつができたのもよかったです。

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伊藤真さんの「憲法のはなし」は、自民党の憲法草案がいかに本来の憲法の在り方とずれているか、その根拠を専門家としてわかりやすく解明されました。今まで、私は、「憲法9条は世界の宝」「基本的人権を削除とはとんでもない」と自民党案の問題を指摘してきましたが、伊藤さんの講演で、自民党案の問題点をあらためてしっかりつかむことができました。

明治憲法から今の憲法は価値観が転換したこと。「国家・天皇を大切にするからひとりひとりを大切にする」。「天皇主権から国民主権に」「戦争をし続けた国から戦争をしない国に」「教育を政治に利用したから政治介入しないに」など。もとにもどりたいというのはどういうことか。

戦争は、人間を「もの」として扱う。ドイツのアウシュビッツ収容所、日本でも731部隊、日本軍「慰安婦」。多数の意見でも奪われない価値ー平和、人権ー。権力行使に憲法ではどめをかけるという考え方が立憲主義。憲法に、人によって価値が違う、伝統・文化を入れてはいけない。入れたら、憲法は国民を分断してしまう。すべての国民に共通していること、それは、人間である、人権。国民の義務を入れる必要はない。これでは、国をしばる憲法から国民をしばる憲法になってしまう。

伊藤さんは、「明日の自分は、今日の自分がつくる。主体的に生きること。ゆっくりいそげ」と話をまとめました。私は、共感することが多く、これからの街頭演説に生かしたいと思いました。

オープニング、高校生たちのダンスのはじけるような若さ、前進座の「死んでもブレストを」の朗読劇も心に残りました。

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全国のたたかいの報告では、空襲被災者援護法のとりくみ、さようなら原発のアピール、東日本大震災被災地からなど時間がたりないほどの報告が続きました。母親・女性たちの様々なとりくみが政治を少しずつ動かしています。私たちは決して無力ではありません。私も、江戸川の区政にみなさんの声がとどけられるようがんばります。

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小岩図書館、中央図書館

2013年8月24日 土曜日

8月23日、行財政改革特別委員会の視察で、小岩図書館と中央図書館を視察しました。今年の4月から区内の図書館はすべて指定管理者に委託されました。日本共産党は図書館は指定管理者制度はなじまないと反対してきました。特に、中央図書館まで委託する区はほとんどないなかで、図書館行政の丸投げでいいのかと指摘してきました。その変化がどのようにあらわれるかわかりませんが、決算特別委員会を前にして、しっかり、見学したいとでかけました。私は、建て替えた小岩図書館は初めていきました。

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小岩図書館の「寺山修二特集」のコーナー、熱心に読書をされている様子、子どもの絵が掲示されたコーナーなど見学しました。

IMG_2654IMG_2656貸し出しランキングはホームページに掲載されていますが、区民に人気がある作家がわかります。小岩は、中央図書館にくらべて規模が小さいため、蔵書数は少ないですが、利用者へのサポートは丁寧にされている様子でした。

当日は小岩図書館の集会室は全部貸し出し中のため、中央図書館で説明をうけました。各議員がそれぞれ質問していましたが、私は、①図書館事業は現在は無料提供であるが、有料化はあるか、②区との連携はどうか、③働く人たちの雇用条件はどうなっているかの3つを質問しました。全日空が優秀な人材確保のために客室乗務員の3年の契約社員制度をやめて正規採用すると発表したばかりなので聞いてみました。この写真は、中央図書館です。

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中央図書館長及び小岩図書館長、区の担当係長は、無料化が原則であるが、著名な講師を呼ぶときは有料化もある、区とは連携をしっかりとっている、働く人たちのスキルアップできるような雇用条件をしめしていると答えました。

帰りがけに、区の担当係長は、しっかり指導している安心してほしいといっていました。区長は、指定管理者にするのは、お金のことではなく、より専門的な力を発揮してもらうためと答弁しています。しっかり見守る必要があります。

楽しいミニ縁日を見学

2013年8月24日 土曜日

8月22日、第六葛西小学校のすくすくスクールでのミニ縁日を見学させていただきました。

IMG_2661まず、はじめは、かわいい参加証をもらって、ゲームに参加させていただきました。輪投げ、ボーリング、うらない、紙芝居と子どもたちが開いているコーナーをまわりました。時間の都合で、全部はまわれませんでしたが、途中、飲み物のサービスもあり、麦茶をいただきました。

IMG_2645輪投げを準備してくれた係りの子どもたちです。始める前にスタンプをおしてもらいます。5本もらって2本入りました。賞品はお菓子です。賞品つきはうれしいですね。背が高い大人のほうが有利なのに、ありがとう。つぎは、ボーリングです。2回なげることができましたが、全部ピンをたおせませんでした。次はとなりの教室で紙芝居とうらないです。私のうらないは、「苦しいことがあっても経験としていきる」というすてきな助言をもらいました。すくすくのホームの教室はひとつなので、この教室はクーラーがはいっていません。暑い中、子どもたちはみんながんばっていました。

IMG_2647サポートする指導員の先生やボランティアの大人も10人近く。暑い中、子どもたちのためにお疲れ様です。ミニ縁日は、私が教員のころの子どもまつりや生活科まつりを思い出させてくれました。子どもたちと準備するのはとても楽しかったですね。子どもの一生懸命な姿が何よりです。保護者のみなさんへの参加の案内はどうされたのか聞くのをうっかりしました。

「だれのおばあちゃんですか」と聞かれ、「議員です」と答えたら、「小林です」と自己紹介されたのはクラブマネージャーの方でした。以前、お会いしたことがある方で、保護司もされ、地域づくりの先頭に立っているパワフルな女性です。夏休みの終わりごろ、子どもたちが帰ってくるこの時期に毎年開催しているとのことでした。それぞれのすくすくスクールで企画がされていると思われますが、多くのボランティアの方に感謝します。

それにしても、すくすく学童のおやつがなくなったことは子どもにとってマイナスだとあらためて思いました。このようなイベントは何回もできません。せめて長期休業中はおやつの復活または持参を求めます。

ワークスペースことのはBooksが開所

2013年8月20日 火曜日

8月1日に、船堀小学校の南側道路に面した藤ビルの1階に「ことのはBooks」が開所しました。

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私は8月19日に訪ねて、谷川俊太郎の詩集「いしっころ」を買いました。推理小説から専門書まで様々な本が置いてあります。協力者からの提供品を、作業所のみなさんできれいにして商品にする作業をしていました。仕事中の写真の許可をいただいたので、その様子を紹介します。

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この作業所は知的障害者の仕事場です。公的な支援をうけられたので、開所式には区長や担当課長も参加していました。私は、開所式は人数が多くて入りきれないとのことで、後日うかがったのです。大勢の方がそのスタートをお祝いしてくださったのはうれしいですね。障害者の就職は厳しく、仕事があっても生活できる賃金となると本当に大変なことです。

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私がかつて担任したことがあるHさんは、今年の4月から正社員として会社に採用されました。障害者年金をあわせて、生活ができる見通しができたとのこと。もっともっと、ひとりひとりが大切にされ、人間の可能性が大事にされる社会にしていきたいですね。

谷川俊太郎の詩集から、教科書にものっている短い詩を紹介します。

ののはな

はなののののはな

はなのななあに

なずななのはな

なもないのばな

東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し

2013年8月19日 月曜日

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8月15日、旧中川で灯籠流しが行われました。私は初めて参加しました。夕方の西葛西駅での終戦記念日の宣伝の後、河野ゆりえさんに連れて行ってもらいました。今年で15回目となるこの催しは、江東区と江戸川区の共催で、区の職員や議員や町会関係者も含め、多くの区民が参加していました。夕方6時半からの式典後、灯籠流しです。私は、式典直前に灯籠を600円で購入し、「憲法9条 世界の宝」「平和がいちばん」などとかきました。河野さんから色があったほうが光できれいにみえるとアドバイスをうけました。河野さんは自宅から準備していました。毎年参加しているので実行委員会から送られてくるそうです。私も来年は送っていただけるのでしょうか。式典が始まる前、橋の上で灯籠を持ってまっていると、「憲法9条 世界の宝」はいいですねと声をかけてくれた男性もいてうれしかったです。

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灯籠はスカイツリーの方向にゆっくり流れていきました。旧中川の水面は穏やかに北に向かって流れています。荒川は北から南に流れているのにその反対です。荒川のロックゲートのためでしょうか。

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東京大空襲から68年、焼夷弾のじゅうたん爆撃で10万人をこえる方がなかなったこと、忘れることができません。私が教員になった40年前、早乙女勝元さんが東京大空襲の実相を知らせたいと各地で講演されていたことから私もその実態を知りました。原爆もその実相が広く知られることで、再び戦争をやってはいけないということが刻まれていきます。今、松江市で、「はだしのゲン」の閲覧禁止が大きな問題となっています。確かに怖い場面があります。しかし、それを理由に子どもたちに見せないというのは子どもの知る権利を奪うものです。参議院議員になった30歳の吉良良子さんは、戦争の絵本「おこりじぞう」をみて、戦争が怖くてたまらない時に、母親から「日本は憲法9条があるから戦争はしない」と教えてもらってよかったと語っています。私も、子どもの時に原爆の写真集を見た強烈な印象は今でもしっかりおぼえています。

「戦争を繰り返してはならない」「武力による紛争解決はしない」と世界に誓った日本国憲法を変えてはなりません。この灯籠流しに参加した多くの方はあらためて誓ったのではないでしょうか。私も、憲法を変えようとする動きに反対し、これから街頭でも訴えていきます。


せめて長期の休みは、学童の補食持参を

2013年8月15日 木曜日

区議会の陳情は定例議会の時にしか付託されないためでしょうか、「長期休業中の補食持参を認めてほしい」という保護者の陳情が2つ、区の教育委員会に出されました。私は、教育委員会の陳情審査の場面を3回続けて傍聴しました。1人の教育委員は、江戸川区の教育目標の「健全育成」の目的に照らせば陳情に賛成であると表明されましたが、採決の結果は結果は不採択でした。区は、教育委員会の審議経過から、クラブマネージャーやサポーター67名に電話や面接で聞き取った結果を報告しました。質問をしたのは次の2つの項目でした。

①五時以降の子どもの様子はどうか、②補食についてどう思うか

①の回答 問題はない。上級生が1・2年生をひっぱている。たまにお腹がすいたといってくるが、順応性があり楽しく過ごしている。

②の回答●継続すべき 4名。夕飯が遅い子はかわいそう。補食があったほうがおちつく。

●必要な子はあったほうがよい 3名。

●補食はなくてよい 60名。

3回目の傍聴となった8月13日は、前回の委員会で不採択となった「補食持参」の陳情に続けて、今度は、「補食について子どもたちにアンケートを求める」陳情がだされ、審議されました。この陳情も不採択となりましたが、一人の教育委員は、採択と意見表明されました。

子どもたちの声を聞くというのは当たり前のことです。委員の一人は、「低学年は正確な判断はむずかしい」といわれましたが、補食を食べたいかどうかは誰でも答えられることではないでしょうか。学年にあわせた聞き方を工夫すればいいのです。また、教育長は、議会答弁と同様に、「すくすくの子は一般登録でも学童登録でも一緒にすごすのだから、学童の子だけにおやつを提供すべきではない」と意見を述べました。学童登録は、保護者が必要があって育成料月4000円を払い登録しているのですから、補食の必要があると親が判断したらそれに対応するのは当然であると考えます。教育長のいうように「一緒に過ごすからサービスも同じ」というなら、月4000円の育成料は、5時以降のいわば時間外の料金というのでしょうか。全校にすくすくスクールを実施した時、学童機能は維持する、6年生までひろげるからむしろ充実するとしてきた区は、補食の廃止を学童機能充実とするのは無理があります。

日本共産党区議団は、繰り返し学童クラブの補食の継続を求めてきました。補食の廃止は、子どもたちのためになることなのか、あらためて問いたいです。長期休業中の補食持参は子どものために保護者の考えた方法です。保護者が、子どもに申し訳ないとおもいながら仕事を続けることがないように、働く保護者を応援する視点をもつことが、区の当然の姿勢ではないでしょうか。



特別養護老人ホーム「古川親水苑」9月開所

2013年8月14日 水曜日

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8月8日、特養ホーム「古川親水苑」のお披露目の式典があり、私も参加しました。9月開所予定で最終準備をすすめています。式典は6階のディーサービスのフロアを使用しました。区内15番目の施設で、定員120名。これで、区内施設の特養ホームの定員は、1190名となりました。6年ぶりの施設増です。しかしまだまだ足りません。計画的な施設の建設を区がどう援助するのかが問われています。区内の待機者は約900名にものぼっています。福祉健康委員会に増設の陳情もだされていましたが、法人にたよってきた区のやり方を続けるなら、区内に建設するような手立てを積極的にすすめるべきではないでしょうか。

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「古川親水苑」はすべて個室で、12室をひとつのまとまりとしています。しかし、利用料はホテルコストで、住民税本人課税者などは月15万円にもなり、もっと利用しやすい料金にならないのかという問い合わせもあります。

併設されている10部屋の経費老人ホームは、炊事場やお風呂は共同で利用するようになっています。自立した生活ができることが基本です。

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高齢化社会の対応をどうするか、そのために社会保障制度改革国民会議がまとめた最終報告書は、介護保険の「サービスの効率化および重点化」を求め「要支援切り」を明確に打ち出しました。「要支援1,2」と認定された高齢者を保険給付の対象から外し、「地域包括推進事業」(仮称)に「段階的に移行させていく」と明記しました。地域包括推進事業は「市町村が地域の実情に応じて」行うとされます。「要支援」「要介護」の認定を受けた571万人のうち、要支援者は154万人です。「改革」は134万人から保険給付の受給権をはく奪するものです。また、特養ホームから「軽度者」をしめだすために、利用料アップを検討しています。そして、特養ホームなどの居住費・食費を軽減する「補足給付」の削減もうちだしています。この改悪は、「介護・医療難民」を生み出すことになります。

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自分自身が健康に生きられるように留意しながらも、制度の改悪は認めない声を大きくしていきたいです。

横浜障害者支援施設見学

2013年8月13日 火曜日

8月7日、「えどがわさんしょうがいフォーラム」からのおさそいで、横浜市中区の「みはらしポンテ」の見学に行きました。ポンテはポルトガル語で「かけはし」の意味です。施設近くの見晴橋にちなんでつけられたそうです。

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見学には区内から20数名の方が参加されました。議員は全部で4名参加でした。この施設は、相談活動、地域交流、日中活動、生活支援と4つの柱を掲げています。施設長は、中区で作業所をやっていた方で、区障連が母体となり、小さい団体、作業所やグループホームなどが集まって法人を作ってスタートしたとのこと。あとから聞きますと、施設の開設までには時間がかかり、担当の係長は5人も変わったそうです。

日中活動 「てんぽ」は障害のある方のカルチャーセンターで、連日、午前午後別メニュー。合唱、ヒップホップダンス、盆踊り、ヨガ、体操、パン作り、写真、演劇、映像で遊ぶなど多様。「ぶらんこ」は、重度障害者向け。のんびり経験をふやす。はじめて市営バスに乗った人もいます。「セミナールーム」は一人暮らし、入院して自宅に戻る前の生活を送るなど多様なニーズにこたえます。

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相談支援は、どんな相談にも応じます。サービス利用計画、計画相談、施設を作っていく相談なども。

地域交流「おもちゃ文庫ぽっけ」は育てにくい、早期発見がお手伝いできる場。

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生活支援センターは一時ケア、3歳から、1時間300円で預かる。疲れた時、きょうだいのための時間など。

ショートスティ4部屋、1部屋は緊急用に空けてある。

施設長は、「この施設の活動は、小さい作業所がたくさんある中区の特徴をどう生かすかと考えた。週一回作業所からくる場所、土日、夕方通える場所、医療ケアの人が毎日来られる場所、集団が苦手な人、相談を一番充実させている。3月5日に開所したばかりで思った通りできない。土日はようやくはじまった。夕方はまだやれていない」「土地は横浜市のもの。3階は指定管理者で経営主体が違う。3階の生活支援センターも応募したが僅差で点数が足りなかった。残念。生活支援センターは精神障害に限る」「ショートスティは3泊くらい。学校に通いながらということもできる」「夕方ほっとする場所がはほしい。ご飯を食べてお風呂にも入れる。一人暮らしが楽になる。しかし、制度的には壁がある」などくわしく質問に答えてくださいました。

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江戸川区は相談窓口はひとつになっていない、高齢者のように一か所になるといいですね。横浜市は「活動ホーム」ということで相談は三障害に対応しています。しかし、ここの生活支援センターは精神障害のみの対応。生活支援センターはシュートスティがない。重複障害者もおり、3階のセンターでおもうようにならないと、1階の活動ホームにきているそうです。三障害を一括して相談できる窓口は必要だと一層感じて帰りました。えどがわさんしょうがいフォーラムの方は、「もっと集まり区長を動かす」と語っておられました。区内で2万人以上方が暮らしています。区民の命と暮らしを守る政治の原点でもあります。私も、よりよい施策を求めてがんばります。