2016年2月 のアーカイブ

消費税増税中止こそ最大の経済対策

2016年2月29日 月曜日

本会議の代表質問、一般質問に続いて、2月25日から予算特別委員会が開催されました。20160303_144642828 (2) 私は、今回の予算特別委員会では、一日目歳入と、特別会計、福祉、教育、修正案提案を分担しました。一日目の歳入は消費税問題をとりあげました。私が質問する前に、公明党が軽減税率の問題をとりあげたので、私は、まず、軽減税率を批判し、消費税がいかに子どもの貧困対策と逆行し区民生活を圧迫するかを述べ、区長に消費税中止を国に求めるようにせまりました。区長は、消費税は社会保障充実のために必要であり、国に中止を求める考えはないと答弁したのです。私は、消費税増税を中止することこそ、経済再建の道であることを繰り返し強調しました。

実質賃金は4年間連続マイナス、非正規雇用の増大、2年前の消費税増税と円安による物価高、GDP年率換算マイナス1.4%と経済指標はどれをとっても生活のレベルダウンをしめしています。国会論戦であきらかになったように、10%に増税された場合、1世帯当たり6万2千円、一人当たり2万7千円の消費税増税分がいかにひどいことになるか、想像できます。

日本共産党は、志位委員長が、国会で、経済再建の道を提案しています。①消費税増税中止、②社会保障の充実、③働くルールの確立、④TPPからの撤退です。どれも大事な点です。安倍政権を倒して、戦争法廃止と、4つの経済対策ができる政府をつくるためがんばります。もちろん、沖縄の辺野古基地建設中止と原発再稼働中止も。

スーパー堤防裁判結審が近づく

2016年2月21日 日曜日

江戸川区北小岩一丁目東部地区の盛土が行われています。無理やり立ち退かされた住民が、国を相手に「差し止め」裁判を起こし、3月8日午後二時半に結審となります。「工事を勝手にやる権限は国にはない。人の土地に勝手に盛土はできない」と訴えてきた原告の皆さんです。2時集合でみなさんへの参加をよびかけます。私は、議会中のため、参加するのは厳しいですが、区の土地区画整理事業と一体のスーパー堤防事業は納得できないと議員になってから一貫して住民を応援してきました。第一回定例会では須田区議が質問します。

区からまったくおかしな提案がでています。「民間事業者の皆様からのアイデアを募集します」というプレス発表です。この地域で地権者の皆さんに土地を配分しても大幅に土地が余るから、それを売却するというのです。私は耳を疑いました。再びもどるのに5年以上かかるからと、スーパー堤防事業推進のために必要以上に土地を買った結果です。区有地売却という事態に、ここに住んでいた方はどんなおもいでしょうか。そして、区議会には、区有地の公募売却のための条例も議会に提案されたのです。

また、上篠崎一丁目の計画もおしすすめられようとしています。支援する会では、4月9日に第3回防災勉強会(午後1時半タワーホール2階)を開きます。参加して学習し、現地でがんばっている方からのお話も聞きましょう。

子どもの貧困をどうするか

2016年2月21日 日曜日

日本の子どもの貧困率が16.3%というデータにまさに「びっくりぽん」。6人に1人の子どもが平均的な生活水準の半分以下で暮らしているのです。日本共産党は昨年の第三回定例議会の代表質問で「子どもの貧困対策」をとりあげました。足立区はいち早く、2015年4月から「子どもの貧困対策担当部」をおきました。江戸川区も、全庁的に論議をするためのプロジェクトチームを作って、2016年度予算に主として学習支援をくみこみました。対策を具体化したことは評価できます。しかし、子どもの学習支援は学習意欲をはぐくむことが基本です。まず、35人学級の早期実施、学習内容の工夫、個別学習支援などの条件作りが大切です。そのための教員の増員が欠かせません。また、安心の家庭となるような子育て支援も待たれています。

江戸川区子ども子育て応援会議が2月8日に開催され、傍聴させていただきました。その中で、子どもの貧困をどう考えるかとなげかけられましたが、委員で、子育て中の母親から「貧困を感じない」と言われたことが印象的でした。今の貧困の問題は、「見えない」「見えにくい」ことにあります。スマホを使い、身なりも汚れていない子どもたち。しかし、食事や家庭環境がどうなっているかわかりません。データでは、ひとり親世帯の貧困率は5割を超えています。働いていても貧困からぬけだせないというのが日本の特徴といわれています。親が正規で働き暮らしていける賃金など、生活が保障されなければ子育てができず、貧困の連鎖を生み出すのが実態です。社会保障を充実させることも必要です。制服を購入するお金がなくて中学校に行けない子がいたと、地方紙で報道されネットニュースにもなりました。

2月10日に、足立区の対策担当部に視察に行き、担当部長から話を直接お聞きしました。担当は、部長1名、課長2名、係長2名(内1名は兼務)で、常時4名の部署であり、スタッフはこれ以外にはいないとのこと。つまり、政策調整がその主な仕事ということでした。4名のスタッフで、「未来へつなぐあだちプロジェクト―足立区子どもの貧困対策実施計画」(案)平成27年度~平成31年度の内容をすすめています。注目したのは、足立区の子どもの実態調査を丁寧に行っていることと、相談事業の連携強化です。「つなぐ」シートを活用して情報を相互につなぎ、「くらしとしごとの相談室窓口」にまわしていくという事業です。産業経済部にあった窓口を「くらしとしごとの窓口」へとかえたとのことでした。対策を具体化する時には、専門家の意見も聞き、全小学校でのアンケートを実施(80%回収)しました。調査は継続して行い、変化をつかみたいとのこと、国の機関との連携もじょうずにとりいれていました。第一回定例会においても、具体化を提言していきます。

みややっこの憲法噺

2016年2月21日 日曜日

IMG_02952月13日午後、憲法をわかりやすく語ると評判の飯田美弥子弁護士の話を1時間半聞かせていただきました。江戸川女性のつどいです。参加は108名。準備をされたみなさん、ありがとうございました。前評判通りの、わかりやすい話に引き込まれました。さすが、「落研」出身です。この高座で121回目とのこと、土日を使っての活動ですから頭がさがります。日本国憲法の理念、自民党の改憲案の中身、自分の生き方も随所に盛り込み飽きさせません。「むずかしいことをわかりやすく」、井上ひさしさんが健在なら、きっと太鼓判をおすことでしょう。IMG_0301

つどいの終わりは、退職教職員のコーラス「つゆくさ」のみなさんの合唱でした。しばらくぶりにお会いするみなさんに大きな拍手を送りました。このところ忙しくて退職教職員の会に参加できていないので、とにかくこの日はうれしい日となりました。

立憲主義を否定する安倍内閣を許さない、戦争法廃止へ力を広げたい、署名を広げようと申し合わせをして会を閉じました。江戸川の女性パワーを発揮していきたいものです。

南葛西後援会のつどい

2016年2月20日 土曜日

2月11日は、南葛西後援会の恒例の総会と新春のつどいです。40名近い参加者で交流しました。私は、乾杯にまにあわず少し遅れてしまいましたが、つどいにはじめて参加された方も含めたくさんの方と話すことができました。 手作りの昼食を食べた後、河野ゆりえ都議会議員があいさつ、その後、大橋があいさつしました。

第一回定例区議会は予算の審議をする大事な議会。江戸川区はこの13年間で、積立基金を大幅に増やして昨年は1238億円だった基金が、1482億円にまで増えたこと、公務員を大幅に減らして非常勤職員が増えていること、無駄づかいをやめさせるために修正案を提出することなどを話しました。ちなみに、2016年度の一般会計予算は2308億円。積立基金の大きさがわかります。そして、ためた基金は、庁舎建設にあてるためにもっとためこむ可能性があります。もともと、税金は区民のために使わなければなりません。赤字をださないための収支バランスのモデルがしめされていますが、その数字をあてはめると、お金をもっと使うことになります。くらし福祉にもっと活用すべきです。IMG_0290さて、後援会は、コカリナ、みんなで歌おう、ビンゴ大会と盛り上がり、最後に、辺野古基地建設反対の住民を海上保安庁が強引にどかしている映像をみました。辺野古の基地建設反対は全国的に広がっています。地方自治体の主権をないがしろにするのは憲法違反です。

読書科の研究発表

2016年2月20日 土曜日

2016年2月5日、区立下小岩小学校で、「自ら学び 表現する 下小岩っ子」-読書科を通して―の研究発表会が行われ、牧野区議と参観しました。私は、ほかの会議と重なり、遅刻しましたが、記念講演「北野大の教育論」は聞くことができました。

読書科は江戸川区が独自に設定した教科で、国語の内容から特別に読書科としました。下小岩小学校の実践によれば、朝読書を週3回8時25分~40分行い読書カードに記入、ボランティア・教職員の読み聞かせ(月1回)、表現活動として「アニマシオン」「ブックトーク」「ビブリオバトル」に取り組んだこと、調査・発表のスキル学習としての図書館の活用などがリーフにまとめられていました。リーフはわかりやすい内容でしたので、子どもたちの様子や授業がみられず大変残念でした。IMG_0255 記念講演は有名な北野大氏。なぜ学ぶのかという問いに、「なりたい自分になるために学ぶこと」と明快に話され、そのために、良い文章の丸暗記をすすめます。テレビ批判も展開、論理的な思考力や語彙力を高めるためには「読むこと」の重要性を強調されました。子どもにとっては、楽しいから読むでいい、大学生には自ら考えることの大切さをとまとめました。

読書科を推進しながら学校図書館司書を一人も配置しなかった江戸川区が、いよいよ司書配置となります。ただ、小学校10校(週2日)、民間委託であり、課題もたくさんあります。日本共産党は司書の配置を強く求めてきました。学校図書館法が改正されたにもかかわらず配置しなかった江戸川区。2016年4月からやっと配置されることになり、うれしいです。しかし、まだ全校配置にはほど遠い。これからも全校配置、職員の区費採用を求めていきます。

江戸川原水協新年会

2016年2月7日 日曜日

2月6日、江戸川原水協新年会が南診療所五階のホールで開催されました。区議団からは4名が参加。瀬端団長は、平井駅での戦争法廃止の宣伝署名行動に参加のため欠席です。河野ゆりえ都議の都政報告(1995年東京平和アピールの碑が都民広場に、オスプレイ配備反対、商店主も署名を集めていることなど)の後、小俣幹事長から、戦争法廃止のたたかいを頑張る決意と区議団が5名になったことでの区政の成果を報告しました。参加者のみなさんから、戦争法廃止のたたかい、核兵器廃絶のとりくみ、安倍政権の批判などが次々と語られました。私は、ほぼ毎年この新年会に参加していますが、新年会の交流は、総会とはまた違う雰囲気での親しみを感じます。私は、個人的に、約40年前、教員になって2年目の時に江戸川原水協事務局次長として、各団体に、原水禁大会の参加確認の電話入れをやったことに触れ、平和を守る活動を引き続き議員としてがんばっていきたいと話しました。IMG_0270アトラクションでは、小俣区議がお孫さんと獅子舞を演じました。大好評です。

IMG_0275被爆者団体事務局長の高比良さんが所属するインドのボリウッドダンスチームの皆さんが、インド映画のダンスを踊ってくださいました。インド映画は年間1000本も作成され、踊りのシーンがたくさんあることでも有名です。私は、「踊るマハラジャ」の予告編しかみていないのですが。後で、高比良さんにお聞きすると、月に1・2回は高齢者施設でダンスを披露しており、練習は週一回とのこと。いいですね。

高比良さんは、挨拶の仲で、12月22日に篠崎小学校に行って体験を語ったことを紹介し、105名中103名が感想文を送ってくれて、その仲で約20名の子どもたちが、「語り部になる、戦争する国にさせたくない」と述べたことを話してくださいました。子どもたちは、戦争の実態、被爆の実相を知れば、きっと、平和の大切さをとらえてくれることでしょう。

江戸川区2016年予算案

2016年2月5日 金曜日

2月2日に発表になった予算案は、区民のみなさんの声が反映され、長年要望してきた認証保育所保育料補助金などの新規事業がもりこまれました。しかし、無駄な公共事業のスーパー堤防関連の予算が9億円も計上されています。日本共産党区議団は、区が3年前に福祉関連予算を大幅に削減して以来、毎回、その復活を求めてきました。復活はできませんでしたが、引き続き、くらし福祉の充実を求めていきます。江戸川区のホームページですべての内容が閲覧できます。ここでは、主なものを紹介します。

認証保育所保育料負担軽減補助 世帯収入300万円未満 月25000円、世帯収入500万円未満 月15000円

小学校図書館10校への学校司書配置、スクールソシャルワーカー2名配置

妊婦全数面接(妊娠届時に保健師等の面接、一人一万円の商品券配布?)

介護福祉士育成給付金(卒業後区内介護事業者に5年間継続して就職する方に一人60万円)

地域包括ケアシステム拠点「なごみの家」(仮称)区内3か所設置 医療・介護の相談、熟年者・障がい者・子ども・ひきこもりの方々の居場所づくり、子どもの学習支援、食事・おやつの提供など

新川人道橋整備(人道橋2橋の調整及び設計)

新左近川親水公園の拡張整備(カヌーなどの親水エリアにしていく)

子どもの学習支援事業開始 小学校(10校)の放課後補習教室、子ども家庭支援センターでの派遣型(20世帯)と塾型(80名)の学習支援、教育プラザ6館での学習支援・週一回2時間程度

区が子どもの貧困対策としても位置付けた「なごみの家」が安心の居場所となるよう期待されます。私が、この間、くりかえし質問してきた、学校図書館司書の配置とスクールソーシャルワーカーの配置は大歓迎です。司書が全校配置にすすむよう、様々な課題にスクールソシャルワーカーが力を発揮されることを願い、増員を求めていきます。

東部法律事務所新春のつどい

2016年2月3日 水曜日

2月2日、いつもお世話になっている伊藤弁護士が所属している東京東部法律事務所の新春のつどいが錦糸町で行われました。私は、東京建設従業員組合執行委員会にあいさつをしてから参加したため、少し遅れましたが、墨田、葛飾、江東、江戸川と4つの区から区議会議員・都議会議員をはじめ、労働組合や民主団体の方がたくさん参加されていました。私の隣の座席は、江戸川土建副委員長の松本さんと、常任委員の高田さんです。東部会計の方は初対面でした。ほかの区の区議さんや組合関係者にもあいさつができ、うれしいひと時でした。江戸川からは、区議5名のほかに、区労連、民医連、教組、スーパー堤防裁判原告など、弁護士さんの力をかりている各団体が出席しました。アトラクションには、江東区職労女性部の南京玉すだれなど、なつかしい方の演技が見られたのもうれしいことでした。

山添拓さんも激励にかけつけ、西田弁護士のリードで、「山添拓、山添拓、平和を守る山添拓」と全員でコールしました。山添さんの元気いっぱいのあいさつはいつ聞いてもさわやかで、日本共産党への期待を広げます。

参議院選挙勝利めざして新春のつどい

2016年2月2日 火曜日

1月30日、葛西地域の日本共産党支部・後援会のみなさんが集まって2016年新春のつどいを開催しました。私が議員に立候補する時につどいを開催したことをうけ、毎年開催したいと支部と後援会の皆さんにお願いして続けています。支部・後援会でつどい実行委員会を作って開催するのもありがたいことです。

当日は89名の参加で、オープニングは小永井万知子さんの歌、河野幸博後援会事務局長の選挙をめぐる動き、河野ゆりえ都議会議員都政報告、そして大橋からの区政報告と続けました。後半は、各支部・後援会からの出し物です。歌あり手品あり意見表明ありで楽しいひとときを過ごしました。IMG_0207IMG_0202IMG_0203IMG_0204

7月の参議院選挙で、東京では比例第一党をめざしがんばります。甘利大臣の辞任でも安倍内閣の支持率が低下しないのは、まだまだ、その実態が知られていないからではないかと思います。様々なつどいや街頭から訴え、しっかり伝えていきます。戦争法ではなく憲法9条で平和外交努力を、消費税増税ではない別の道を、社会保障の充実を、沖縄の民意を無視する辺野古基地建設中止を、原発再稼働ストップ、TPPからの撤退を。ぶれない政党として評価をいただいている共産党の議員としてがんばります。