2014年12月 のアーカイブ

荒川放水路とスーパー堤防?

2014年12月29日 月曜日

12月18日、災害対策・まちづくり特別委員会で、荒川の岩淵水門にある「荒川知水資料館」に視察に行きました。展示されている資料は、荒川放水路の計画や開削工事の歴史、荒川放水路の果たしてきた役割などです。

当時の資料によれば、荒川放水路の開削工事(1911年から1930年の20年間)で移転を余儀なくされた住民は1300世帯、移転対象地域には、民家、田畑、鉄道、寺社も含まれた大規模なものでした。「資本主義の高度化による工場労働者の大量の流入とこれらの労働者が交通交通機関の発達にともなって主として郊外部に居住地をひろげていった」(荒川河川事務所パンフより)ため、農地が住宅地に変化したことにより、隅田川の下流の洪水被害が深刻になったことから、荒川放水路の計画ができました。ルートは4つありましたが、「治水上の効果や実現性、宿場町として栄えていた千手町を迂回するなどの背景から、現在のルートが採用されました」(同パンフ)放水路ができてから住宅が急速に増えたことが展示されていました(写真参照)。

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100年前の移転対象になった1300世帯の方たちも大変な思いをされたことでしょう。そのおかげで、荒川放水路ができました。歴史を知らないと見落としてしまうことがたくさんあります。

では、江戸川区がすすめているスーパー堤防事業はどうなのでしょうか。江戸川区内のすべての川をスーパー堤防にするのに約4万世帯9万人の移転が必要で、費用も約2兆7千億と試算されています。また、人口密集の地域で本当に必要な事業か、北小岩は区内で最も土地が高い地域である、住民犠牲でおしすすめても治水に役に立たない事業だという指摘に十分な説明がありません。平井4丁目の東電跡地はスーパー堤防事業対象地区にもかかわらず、盛土をしないマンション建設を区は認め建設がはじまっています。北小岩一丁目東部地区の住民はすべて移転し、今、盛土が行われようとしています。住民の多くの反対をおしきって区が強引にすすめました。「すべてスーパー堤防にする」「できるところからやる」と言いながら、大手の会社が建設するマンションの新築を盛土なしで認め、北小岩では住民を公権力を使っておいだすというのはあまりにもひどいではありませんか。

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こんどは篠崎地区です。住民の声をうけとめ、スーパー堤防事業は見直し、スーパー堤防より有効な治水対策を優先させるべきです。

区議会で質問ーー国保料値下げ、まちづくりは住民合意で、35人学級を

2014年12月20日 土曜日

IMG_7636 総選挙の公示日、12月2日に区議会本会議が開催され、大橋が日本共産党から質問にたちました。国費負担を増やして国保料の値下げを、スーパー堤防と一体のまちづくりは中止を、35人学級早期実施などの教育行政についての3つの柱で質問しました。

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国民健康保険料は値下げを

江戸川区の一人当たり保険料は10年間で23000円以上もの値上げになっています。消費税増税以来のくらしの痛手は深刻です。国保料は値下げが必要です。①国民健康保険制度を守ることが国と自治体の義務では、②国保の広域化(江戸川区が基本単位が、3年後は東京都)で23区の統一保険料方式と保険料への影響は、③公費負担により国保料の値下げをと3点質問。質問に対して、①国民皆保険制度は必ず守らなければならない制度だが財源は国の動向を見る、②各区の事情があり現時点では予測できない、③今のルールでは困難などと答弁しました。皆保険制度の必要性は認めたものの、保険料値下げのための公費負担増額を求めるとりくみを約束しませんでした。

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篠崎公園地区のスーパー堤防とまちづくりは住民の意向の尊重を

篠崎公園地区は、公園、道路、緑地、土地区画整理、スーパー堤防と複雑な事業がからんだまちづくりです。住民の意見を聞くことなく、北小岩一丁目地区のような強引な「直接施行」をやらないこと、また、期限を限定し急いですすめるべきではありません。6年前の都市計画変更当時、計画変更に4000通をこえる反対の意見書がだされました。多くの住民が区の計画に納得していないあらわれです。そこで、区には、①時間をかけて住民と合意形成し、直接施行の回避を、②丁寧な住民説明会の2点を求めました。質問に対して、①直接施行を避けるため最善の努力をする、②各事業について12月に2回説明会(12月12日と13日)を実施するというものでした。しかし、住民説明会では、「1月から区画整理事業の公告縦覧を実施する」と住民の意見を全く聞かない姿勢です。住民は治水に役立たないこの事業の中止を求めています。

35人学級の全学年実施などのゆきとどいた教育を(写真は船堀小学校)

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財務省は公立小学校1年生で実施している35人学級について、来年度から40人学級に戻し4000人の教員減で86億円を削減できるとしました。この姿勢に対する区の姿勢を質すとともに、教育行政について次の3つの質問をしました。①35人学級の全学年実施を国と都に要請を、②学童クラブ補食廃止後の実態調査と保育時間の延長を。また指導員の増員と正規採用を、③清新町地域の学校統廃合とうみかぜ学級(特別支援学級)の現状と今後の対応。質問に対して、①教育育成が大切であり、要請の考えはない、②日ごろから保護者の要望などは聞いている、保護者から離れているすべての時間を補うことがすくすくスクールの目的ではないため時間延長はしない、職員体制は適正である、③特別支援学級の移設に向けて意見交換会や個別相談・授業見学を行うなど丁寧な対応をしていると回答しました。35人学級を要請しないならせめて区独自の教員配置を求めましたが、その考えはないと冷たい姿勢でした。すでに、江東、・葛飾・足立では区独自の教職員を配置しています。学童クラブの保育時間の延長も保護者の願いですが、全国的に18時を超えて開所している学童クラブは1万3405か所、62%になっています。

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学校統廃合は子どもの気持ちを何よりも大事にしてすすめていく必要があります。兄がうみかぜ学級に通っている弟(小2)が区長に2回手紙をだしました。2回目の手紙です。「どうしても二小(清新第二小)をなくしたくありません。ぼくのたんにんの先生はとってもしんせつであかるい人です。だからおにいちゃんとぼくをはなればなれにしないでください。三小(清新第三小)のどこでもいいので、そこにうみかぜがっきゅうをつくってください」丁寧な説明と納得できる対応が必要です

総選挙、日本共産党21議席

2014年12月16日 火曜日

IMG_4418みなさんのお力添えありがとうございました。江戸川で今までで一番多い得票数をえて、日本共産党と大田朝子候補への期待をしっかりうけとめ、私も政治転換のためがんばっていきたいです。

15日の朝、西葛西駅で、大田朝子さんがお礼のあいさつをしましたが、多くの方から激励をうけました。中には、あなたに入れましたよと握手を求める方も。21議席になった力で議案提案権も行使した活動が注目されます。大田さんを国会に送る選挙がまたあれば、次は国会に送りだしたいですね。

大田朝子を国会へ

2014年12月9日 火曜日

連日訴えている大田朝子候補の演説は有権者の心に届いています。宣伝カーでまわると、たくさんの方から激励をうけ、「自民党に負けるな、共産党がんばれ」「年金から一万七千円もひかれている。とんでもない。こんどは共産党だ」と候補者にかけより握手を求める支援者が増えています。

IMG_44017日の日曜日は新小岩の商店街で練り歩き、吉良よし子参議院議員からの激励をうけ、17区の荒井杉生さんと一緒に街頭演説会。

8日、西葛西のきょうりゅう公園で宣伝をしていると、大田朝子候補のちらしを見ながら「かわいいね」と子どもが母親に話しかけています。毎日新聞の報道によれば、小選挙区16区では、自民党を大田朝子は第二位で追っていると報道されました。

9日のしんぶん赤旗では、中央委員会が「躍進の可能性を必ず現実のものに」と呼びかけています。自民党300議席ということが報じられる中で、安倍内閣の暴走をストップさせてほしいという願いがよせられ、日本共産党が躍進できる可能性が生まれていますと、述べています。

私も宣伝カーへの応援がいつもより多いと感じています。特に高齢者が多いのです。年金削減、消費税増税、社会保障削減と怒りがうずまいているのではないでしょうか。大橋事務所で電話で対話している方は、「テレデータで話しているが、話をした方で話を聞かない人はいない」と今回の選挙の変化を話されていました。

私の自宅に、「太田か大田か」と確認の電話がありました。「大田は大きいのほうだ。体は小さいけれど大きな行動力をもっている」と紹介しました。大田朝子さんは、毎週金曜日に官邸前で行われている原発ゼロのアピール行動に参加。そのデモ仲間も応援にかけつけています。ブラック企業根絶法案の作成にもかかわった青年政治家を国会に送り出したいですね。

12月10日、水曜日、19時から西葛西駅で吉良よし子参議院議員の応援を得て、大田朝子候補が訴えます。

太田朝子さんを国会に

2014年12月4日 木曜日

12月2日からいよいよ選挙戦が始まりました。16区太田朝子候補は抜群の話力と迫力で連日区内を駆け回っています。30歳の若さも大きな魅力です。私は、吉良よし子参議院議員と若者の雇用と就活相談室を中心に活動してきたこと、ブラック企業規制法案作成の中心メンバーで政策力も優れていると紹介しています。

3日の朝は、葛西駅博物館側入り口で街頭演説を開始しました。

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午前中区内を回ると手を振って応援してくださる方が多く感激です。特に高齢者が応援してくださるのが目立ちました。年金暮らしで物価高に一番影響を受けている方々ではないでしょうか。高齢者がお金持ちとか振り込め詐欺で多額のお金がだましとられていることからよけいそのイメージができやすいですが、お金持ちなのはほんの少しの方ではないでしょうか。「一日千円で暮らしている」「病院にいったら栄養失調といわれた」。このような暮らしをしいる消費税増税とアベノミクスは許せません。日本共産党がしめした5つの転換を訴えていきます。

太田朝子さんは力強く訴えます。「日本共産党が伸びれば政治を変えることができます。日本共産党は参議院選挙で東京では第二党になりました。私を国会におしあげてください。吉良良子参議院議員とともに、働くルールの確立、ブラック企業根絶の先頭にたたせてください。よろしくお願いします」

みなさん、太田朝子さんの訴えを広げ、若い力を国会に送りましょう。私もがんばります。4日木曜日夕方から、太田朝子さんは、6時船堀駅、6時50分中葛西ワイズマート、7時30分臨海町ベルク前です。5日は、太田さんは葛西地域はありません。大橋が地域で宣伝カーで訴えます。宇喜田第一住宅、スーパー保土田前、東葛西第二住宅近くの三か所を予定しています。6日の太田さんは、10時50分日東葛西第一住宅前、11時40分なぎさニュータウン、12時30分行船公園を予定しています。まだ確定ではありませんが。なるべくはやく決めてみなさんにお知らせします。