2015年12月 のアーカイブ

新年を希望の年に

2015年12月29日 火曜日

もうすぐ2016年。2015年は、日本共産党が、一斉地方選挙の前進(全都道府県の議席獲得・議席増)をはじめ、東北3県でも前進・飛躍し、戦争法廃止の国民連合政府を呼びかけ、期待や関心がたかまった年でした。2016年は、国政を変えるチャンス、参議院選挙の年です。山添拓弁護士を国会に送り出すため、日本共産党へのお力添えをよろしくお願いします。IMG_0072

江戸川区でも2015年は大きな変化がありました。学童クラブの補食(おやつ)の保護者持参と認証保育所保育料補助の実施を教育長と区長が議会で答弁したのです。この2つは、日本共産党が毎回のように質問し、条例提案をしてきたものです。江戸川区は子育てしやすいの評判があり、合計特殊出生率は23区で一番高く年間約6000人の赤ちゃんが誕生します。「子育てしやすい」評判は、何といっても、日本一の幼稚園の補助金(入園料8万円・保育料月26000円)にあります。しかし、区立保育園でゼロ歳児保育をやらず、保育園の先生は14年間新規採用ゼロで平均年齢は約47歳(安心して預けることができますが)にもなっており、働いている世帯には冷たい区政でした。それが、日本共産党が5議席になった2015年、区政を変える大きな一歩をふみだすことができました。

私は、2015年12月の議会で代表質問に立ち、介護保険制度の充実、教育行政、カヌー・スラローム競技場についてただしました。昨年4月から介護保険が改悪されましたが、要支援1・2の通所・訪問サービスについて、3年間は今まで通りということを区長に確認することができました。2016年も頑張ります。どうぞよろしくお願いします。

柏地域医療連携センター

2015年12月29日 火曜日

IMG_009412月22日、江戸川区議会熟年者支援特別委員会で、柏市の地域医療連携センターの視察に行きました。UR豊四季台団地内にあります。柏市と東京大学高齢者総合研究機構とUR都市機構と協力して進めている長寿社会に向けた街づくりです。2009年に三者で研究会をたちあげ2010年に三者協定を結び継続して現在に至っています。URは全国的に古い集合住宅の再編を30か所ですすめており、23区では、高島平(板橋)、豊島五丁目(北区)、大谷田一丁目(足立区)が医療福祉拠点形式にするとしています。古い5階建てはエレベーターもなく、4・5階の入居希望が少ないそうです。しかし、建て替えた部屋代は2倍に跳ね上がります。床面積42㎡で4万4千円が、8万4千円。65歳以上、母子家庭、18歳未満子育て世帯、障がい者世帯は半額とのことです。住民の皆さんががんばったのですね。江戸川区のURはエレベータつきの高層住宅のため再編の対象ではありません。IMG_0096柏市のUR豊四季台団地は、高齢者がいつまでも在宅で安心、元気に生活ができる拠点に再生するモデルとなっています。URの説明では、地域医療福祉拠点の形成、比較的低廉な家賃の「終の棲家」の提供、地方公共団体との連携(高齢者向けサービス、子育て支援など)を掲げています。建て替えの済んだ地域の街並み、解体直前の住宅、特養ホーム、建築中の商店街などを見学しました。

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3者の研究会が目指す街の姿は、「在宅医療の普及」と「高齢者の生きがい就労の創成」としています。在宅医療をすすめるための研修をすすめ、在宅医療支援診療所や訪問看護ステーションの基盤強化、医療職と介護職の連携強化、情報共有システムの構築、住民への説明会・意見交換会を開き、昨年、2014年4月から柏地域医療連携センターの運営が開始されました。在宅医療をすすめ、「自宅看取り」を行った医療機関が増えました。生きがい就労の創成では、退職者が地域で活躍できる場所、短時間、賃金は最低賃金程度。シルバー人材センターへ引き継ぐ方向とのことでした。IMG_0100高齢者が安心して住める街づくりは、江戸川区にとっても重要な課題です。医療介護の連携をすすめる地域包括ケアシステムづくり、その拠点を2016年4月から区内でも2~3か所作る方向です。江戸川区は高齢者だけではなく、障がい者や子育て支援もできるようなシステムを考えています。社会福祉協議会が主体となって、コミュニティソーシャルワーカーを配置して相談支援にあたり、食事の提供、ゆっくりすごせる居場所にもなるような場の提供などをイメージしています。NPO法人の力も借りていく方向ですが、まだまだ研究段階です。医療介護の連携の名のもとに、高齢者を病院から追い出すのはこまります。医療機関の充実、ひとりひとりに寄り添っていくシステムこそ大切ではないでしょうか。

戦争法廃止を求める江戸川集会

2015年12月28日 月曜日

IMG_002012月13日、グリンパレス横の東小松川公園で、集会を行い、新小岩までデモ行進しました。冷たい雨の中、多くの皆さんが参加され、江戸川区議団は5名そろって参加し、河野都議が連帯のあいさつをしました。戦争法廃止を求めるレッドアクションで赤い帽子と手袋をして参加した新婦人のみなさんは赤がにあいます。鈴木弁護士の情勢報告報告の後、民医連、南小岩実行委員会、都教組江戸川支部の代表の報告、新婦人江戸川支部荒幡さんがアピールを提案し、東京土建石田委員長が閉会のあいさつをのべました。IMG_0021IMG_0022IMG_0024

大橋は、デモ行進の先頭を歩きました。新小岩駅を通り越して蔵前通りの公園までのデモ行進を行いました。繁華街は人通りが多く、たくさんの皆さんにアピールできました。IMG_0028IMG_0029今、戦争法廃止の署名をいつも携えて行動しています。「戦争法は反対ではないから」と、残念ながらすぐにドアをしめられてしまった女性もいましたが、「共産党はなんでも反対だからうちは関係ないよ」という女性と対話し署名をしていただきました。署名は対話がはずみます。戦争法廃止の世論づくりのためにがんばります。

日本ロール支部争議勝利の集会

2015年12月28日 月曜日

12月20日、JMIU日本ロール支部の争議勝利のために、仲町公園に集まった仲間の皆さん、170名。東京地評と千葉労連からの連帯のあいさつ。JMIU委員長のあいさつ。JAL不当解雇争議団あいさつ。たたかう仲間たちです。顔見知りの東京土建の組合員さんもたくさん参加されていました。IMG_0091私も河野都議とともに参加し、争議勝利を激励しました。河田委員長は、「廃止されたパイプ事業部は組合が最もまとまっていたところ、それをなくそうとした。団体交渉の場では廃止はわからないの一点張り。しかし、交渉中なのに発表されたパイプ事業部閉鎖。お互いによく話し合うのが働くルールだ。そんなことを波及させてはいけない。勝たなくてはと思う。安倍首相も日本ロールと同じ。戦争いやだと世論に訴えたい」と力強くあいさつをしました。IMG_0093続けて、12月4日の新井鉄工の突然の閉鎖の提示(2016年3月末)で怒るJMIU新井鉄工支部の組合員が紹介されました。「突然の閉鎖に驚く。8名の組合員で製造の火を消さないためにがんばる」とあいさつする若い組合員のみなさん。集会の後は、葛西駅近くの東葛西港までの約30分のデモ行進を行い地域の人にアピールしました。

新井鉄工の閉鎖発表を江戸川区はまったく知りませんでした。大橋から情報提供をしました。新井鉄工は旧江戸川の川沿いに大きな土地を所有しています。となりは日本ロールとヨーカ堂などのショッピングモールがあり、リバーサイドマンションの立地条件は抜群です。製造業を廃止して日本ロールのように不動産業をやれば十分儲かります。激励のために、緊急行動が提起されました。12月29日、夕方5時から新井鉄工の食堂で集会があります。

南葛西後援会のつどい

2015年12月28日 月曜日

12月20日、葛西南後援会のみなさんが企画した演芸会、私は、子どもたちと一緒に踊った花笠音頭を披露しました。河野ゆりえ都議は詩吟。素晴らしい声です。ほかにも、役者が勢ぞろい。IMG_0075特別出演の国鉄合唱団は感動です。「みんな元気か」「また会う日まで」(尾崎ゆきひこ)「津軽平野」(吉幾三)「さらしものブルース」「ほほえみのために」「凍える街に」を熱唱。「さらしものブルース」は一日の売り上げ850円と歌います。涙なしには聴けませんでした。続けて、コカリナ演奏、新婦人の朗読小組「ういろう売り」、詩吟「一茶連吟」「惜別の歌」「四条河原」と続きます。白波5人男・弁天小僧、尺八演奏、独唱とすばらしい演技と演奏でした。

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第二部は食事をしながら、落語などを楽しみました。私は、集会に参加するため、1時半ごろ退席しました。河野都議があいさつし、私も区政報告をさせていただきました。IMG_0087

戦争法廃止、消費税増税中止を

2015年12月28日 月曜日

IMG_0059清新町は月一回程度街頭宣伝を行ってきました。12月は17日に。いつもは7か所ですが、この日は6か所で宣伝。激励もいただき、張り切って訴えることができました。IMG_0062戦争法廃止の国民連合政府をよびかけた日本共産党、熊本県で統一候補擁立、東京選挙区は山添拓弁護士を国会に送ってほしいと訴えました。全国で32ある一人区。ここで野党が共闘できれば自民公明の議席を減らすことができます。同時に2人区以上は日本共産党の候補者当選をめざしがんばります。日本共産党は、参議院比例区での8人の当選、2人区以上の選挙区での当選をめざしています。2年半前は東京選挙区吉良よし子さんをはじめ比例区では小池あきらさんなど8名の当選でした。今度は東京選挙区で日本共産党は第一党をめざしなんとしても山添拓弁護士を国会に送るために全力をあげます。

この日は、消費税増税ではない別の道があること、軽減税率のごまかしを訴え、区政報告もしました。

松江五中、春江小の校舎を見学

2015年12月27日 日曜日

子育て教育力向上特別委員会で、2校の新築の校舎の見学をしました。私はすでに文教委員会で一度視察していますが、松江五中の校長がすばらしい環境が学習意欲を高め学力向上の力になったと話すのを聞くと、校舎の改築予定がない子どもたちのためにも、未設置の特別教室(約250教室)へのエアコン設置をはじめとした学習環境整備はできないか、改めて考えさせられました。

松江5中は、まだ校庭は完成していませんが、町会の連合運動会会場やふるさと祭りのメイン会場として使われてきたことから、地域の方も心待ちにされているとのことでした。IMG_0035教室の廊下はゆとりがありオープンスペースとしても活用でき、中庭に面したウッドデッキも落ち着いた雰囲気をつくっています。体育館は屋上のプールをささえるために太いパイプを使いがっしりとした構造です。一階には3つの相談室とエンカレッジルームがあり、一人一人を大切にできる環境だと実感しました。IMG_0034IMG_0039IMG_0042

春江小は50周年の記念式典にも参加し、3回目の訪問となりました。校庭がほぼ完成し、子どもたちが元気いっぱい運動しあそべる環境がもうすぐ整います。IMG_0046玄関の靴箱が斬新。IMG_0047広い廊下は学年ごとに区切る移動式のドアが設置され、幅広く活用されています。IMG_0051体育館は木材の使用で柔らかい雰囲気。防災倉庫も設置。低学年の教室は室内に水道が設置されています。IMG_0050IMG_0053IMG_0054IMG_0055IMG_0056

子どもたちのための様々な工夫がありますが、職員室の構造は疑問が残ります。カウンター式の構造は区役所の窓口のようです。開放的なイメージなのでしょうが、子どもたちのことを話すとき、先生方は気を遣うのではないでしょうか。また、4月当初、教員の机の配置がまるみえで、学年担任が始業式前にわかってしまうのもどうでしょうか。保健室が、この職員室カウンターの廊下を通り校舎の端にあるのも疑問です。子どもたちにとっても教職員にとってもも使いやすいのは大事なことです。ぜひ現場の教職員の声を反映させていきたいものです。もちろん、子どもたちや保護者の声も。地域の皆さんからも。

航空機騒音問題

2015年12月27日 日曜日

江戸川区が、南風の悪天候時の羽田空港への着陸コースになっていて、その騒音対策が求められています。現状ではやむをえない側面がありますが、海上運航の原則を守り、飛行機の構造そのものの改良をすすめ、これ以上の増便はやめてほしいものです。区議会でもたびたび国への要請を強めるよう要望してきました。区も、区民の声をとりあげ国土交通省に伝えていますが、今回の増便計画が発表されたのです。

現在、江戸川区上空が晴れていても、羽田上空が視界不良であれば、江戸川区の着陸コースを飛ぶことになり、その飛行回数がこの3年は格段に増えています。私の家の近くを通りますから、回数が増えていることは実感しています。家の近所の方から、航空機騒音の解決のために議会はとりくんでほしいと要望が届いています。最も羽田に近い清新町は一番深刻です。2013年度68日で機数は8383。2014年度81日機数は8655。2012年度は56日4899ですからその増加は一目瞭然です。私が清新町で実際に記録したのが10月11日。清新町コミ館の駐車場で、9時37分から18分間で、10機が通過しました。集合住宅の騒音は響きあい、通過前後もふくめるとひっきりなしに騒音が発生します。

さて、これを解決するのではなく、羽田空港の離着陸を増便するというのですから大変なことです。私も夏に行われた説明会に続けて、12月下旬の説明会にも行きました。国の案では、オリンピックに向けて、国際線を増便するために荒川上空を飛行経路にするものです。前回より説明のパネルは増えていましたが、疑問が残りました。特に清新町は今までの着陸だけではなく離陸の騒音も加わります。離陸の飛行経路はレーダーではなくパイロットの判断ですから、荒川にそって目印をつけるといっても、かなり幅がでてきます。現在の羽田空港離陸時も数キロの幅があるそうです。飛行経路の幅が大きいというのが最大の問題点ではないでしょうか。荒川上空だけではすまないのです。12月末の国の説明会で、荒川河口の騒音のレベルを聞きましたが、それほど大きくありませんでした。しかし、現在でも離陸した飛行機の音が家(中葛西1丁目)の近くで響くことがあります。その時の気象条件によって響く音量が違うのではないでしょうか。

荒川右岸の江東区の南砂・東砂のみなさんも学習会を開き、新たな航空機騒音の問題にとりくんでいます。私も学習会に参加しましたが、70名を超える地域の方が参加し関心の高さを示しました。特に、江東区はタウンミーテングを開催しないため、教室型の説明会の開催を求めて区議会に陳情をしています。また、荒川上空を飛行経路にしないように働きかける陳情署名も集めています。

みなさんぜひ説明会に参加して質問し、騒音の問題を指摘していきましょう。平成28年1月25日東部区民館、1月27日総合文化センター、1月28日葛西区民館。2月2日小松川区民館、2月3日清新町コミ館です。

やまぶき学級を訪ねて

2015年12月27日 日曜日

12月11日、船堀第二小学校にある情緒障害等通級指導学級・やまぶき学級を訪問しました。2018年度からすべての学校への巡回指導に切り替わることが都の決定です。江戸川区の11の通級学級に通う子どもたちが、教育のレベルダウンにならないよう、第四回定例議会で質問し、教育長から保護者の要望に応え、グループ学習は継続するという回答を得ました。通級学級では、集団行動がとれない、コミュニュケーションに課題がある子どもたちが、ゆったりした環境で先生たちの援助をうけながら、自分を振り返り力をつけていく授業を受けています。そこで、船堀第二小の校長先生にお願いしてグループ学習を参観させていただきました。個別学習は、マンツーマンです。IMG_0012IMG_0013

IMG_0009この日の小集団指導は、3・4年生でした。この日は欠席もあり、3名の子どもたちの学習活動です。はじめは、運動。ルールを理解し遵守しようとする姿勢を育て、友達とかかわる楽しさを味わわせるねらいです。IMG_0011次は「なかよしタイム」。注視傾聴、他者意識、支持理解がねらいです。出席調べ、予定の発表、献立の聞き取り、一言コーナーなどがあります。ザ・集中のコーナーでは、サイコロ積をやりましたが、いつもは得意な子が今日は上手にできず落ち込んでいました。また、卓球のラケットに球をのせて教室を往復するゲームでもいつもは上手な子が失敗。子どもたちの子持ちがよくわかります。そして、子どもたちに寄り添う先生方。丁寧な対応がよくわかる授業でした。今日の献立は、カリカリカレーパン、こふきいも、ビーンズサラダ、とうふとたまごのふわふわスープ、牛乳。付き添っている先生は子どもの回答にすぐ赤ペンで花丸をつけています。先生の指示を聞きながらも、「風の音がヒューヒュー」と声をだす子、消しゴムをずっとさわっている子たち。自由な雰囲気で、課題にとりくんでいます。

最後の一言コーナーは、冬休みの予定の発表です。予定の発表に質問をしながら楽しい会話がはずみます。通常学級ではこんなに丁寧にはできません。通級学級で自己肯定感をはぐくんでいただいていることを実感した一日でした。

このような、小集団指導をぜひ継続させていきたいと心から実感しました。次回は個別指導の様子も参観させていただきたいです。ありがとうございました。

学童クラブの補食、来年春休みから

2015年12月24日 木曜日

教育長の区議会答弁で、保護者の責任で補食持参を検討するとした具体化のひとつとして、12月5日~14日、保護者説明会が区内6会場7回開催されました。学童登録の保護者約4000人に手紙を配布したものです。各会場は40人から60人くらい。子どもと一緒の保護者、夫婦そろっての参加など関心の高さを示しました。

区は、廃止した経緯を説明(補食の希望者が減少、栄養は3食でまかなえる、補食の時間が児童の活動をストップさせてしまう、希望者でも食べる子は8割で残った食べ物を廃棄するのはもったない、廃止して3年問題はない)。区の姿勢は基本的に変わっていないが、保護者の復活してほしいの声、区議会や教育委員会への陳情もあり、保護者の方に協力をしてもらい実施することにした。補食はエネルギー補給であって食事ではない。食品管理は、アレルギーの配慮や常温で保管できるもの。職員に申し出る。持参しても当日たべるかどうかは子どもにまかせる。ゴミは保護者持ち帰り。それぞれの「すくすく」の内容(3時半から4時半は学校ごとに活動がある時間帯)にあったように食べる時刻も決めてもらう。年明けから2月いっぱいまでの間に各すくすくの保護者会を予定している。持ち込みの頻度や食べる時刻を決める。3月に新一年生の保護者説明会で説明し、春休みから実施。少人数でも実施する。積極的にやることは考えていないが、希望があればできる環境を整える、子どもたちの活動をさまたげない、希望する保護者があれば実施する。サブマネージャーから案をしめしてほしいという意見があったので、これも含めて考えたい。

この説明に対し、参加者から様々な質問意見が出されました。

3年前の廃止のことをよく知っている保護者が、「廃止理由は、すくすく一般登録の子も学童登録の子もわけへだてなく平等にという理由であった。補食も5時よりもっと早い時間にやっていたが遅くなったため希望者が減った。4時前後を希望してできるのか」との質問に、区は「それぞれのすくすくで活動状況が違う。3時半から4時半の教室をやっているところで、4時に補食でいいのか。子どもにとってどうなのか。親子で話し合ってほしい。活動によって5時になった。子どもの活動を考えると後ろになってしまう」と回答しました。

ここに、補食問題の本質を感じました。子どもの活動を理由に補食の時刻を5時すぎにし、希望者が減ってきたことは事実です。5時過ぎでは夕食に影響が出ます。保護者が補食を希望しなくなったおおもとは食べる時間帯ではなかったでしょうか。また、子どもの活動といいますが、学童保育の視点がありません。すくすくでは、指導員は、一般の子と学童の子が一緒になって自由に過ごすのを見守るのであって、子どもに働きかける保育ではありません。私の子どもたちは、学童クラブ(保育)の先生方や保護者のみなさんに大変お世話になりました。学校とは違う子どもの成長を感じることができ、安心して仕事を続けることができました。手作りのおやつづくりは子どもにとっても印象深く、長期の休みを楽しみにしていました。私も、仕事の都合で日ごろはお迎えに行けませんでしたが、学校の長期の休みの時は学童におじゃまして、先生から子どもの様子をお聞きするのがうれしかったです。

日本共産党は、以前のように、希望する保護者から区がお金を預かり補食を提供する条例を提案しています。なかなか、議会で審議がされませんが、子どもたちのために、がんばりたいです。さて、いよいよ、春休みから新たな補食持参がスタートします。子どもたちのために、補食持参がスムースに始められるよう、知恵を集めていきましょう。