12月11日、船堀第二小学校にある情緒障害等通級指導学級・やまぶき学級を訪問しました。2018年度からすべての学校への巡回指導に切り替わることが都の決定です。江戸川区の11の通級学級に通う子どもたちが、教育のレベルダウンにならないよう、第四回定例議会で質問し、教育長から保護者の要望に応え、グループ学習は継続するという回答を得ました。通級学級では、集団行動がとれない、コミュニュケーションに課題がある子どもたちが、ゆったりした環境で先生たちの援助をうけながら、自分を振り返り力をつけていく授業を受けています。そこで、船堀第二小の校長先生にお願いしてグループ学習を参観させていただきました。個別学習は、マンツーマンです。
この日の小集団指導は、3・4年生でした。この日は欠席もあり、3名の子どもたちの学習活動です。はじめは、運動。ルールを理解し遵守しようとする姿勢を育て、友達とかかわる楽しさを味わわせるねらいです。次は「なかよしタイム」。注視傾聴、他者意識、支持理解がねらいです。出席調べ、予定の発表、献立の聞き取り、一言コーナーなどがあります。ザ・集中のコーナーでは、サイコロ積をやりましたが、いつもは得意な子が今日は上手にできず落ち込んでいました。また、卓球のラケットに球をのせて教室を往復するゲームでもいつもは上手な子が失敗。子どもたちの子持ちがよくわかります。そして、子どもたちに寄り添う先生方。丁寧な対応がよくわかる授業でした。今日の献立は、カリカリカレーパン、こふきいも、ビーンズサラダ、とうふとたまごのふわふわスープ、牛乳。付き添っている先生は子どもの回答にすぐ赤ペンで花丸をつけています。先生の指示を聞きながらも、「風の音がヒューヒュー」と声をだす子、消しゴムをずっとさわっている子たち。自由な雰囲気で、課題にとりくんでいます。
最後の一言コーナーは、冬休みの予定の発表です。予定の発表に質問をしながら楽しい会話がはずみます。通常学級ではこんなに丁寧にはできません。通級学級で自己肯定感をはぐくんでいただいていることを実感した一日でした。
このような、小集団指導をぜひ継続させていきたいと心から実感しました。次回は個別指導の様子も参観させていただきたいです。ありがとうございました。