2014年8月 のアーカイブ

原発再稼働にレッドカードを

2014年8月18日 月曜日

日本共産党は原発の再稼働に反対し、原発ゼロ、自然再生エネルギーへの転換をめざしています。同時に、原発事故の収束に全力を傾けるべきであり、汚染水問題はまったなしであると指摘してきました。私は、日本共産党の議員として、この立場で街頭で訴えたり、区に対して江戸川区の放射能対策を求めたりしてきました。原発が「トイレなきマンション」であることは広く知られるようになりました。あらためて、今、放射能汚染から地球環境を守る上でも、原発ではなく自然再生エネルギーへの転換しか方法はないと考えます。

九州電力川内原発1・2号機で、新規制基準に「適合した」とする審査書案を原子力規制委員会が了承した7月16日に、安部首相は、「一歩前進ということだろう。世界で最も厳しい安全基準にのっとって、規制委が審査し、そのうえで安全だと結論が出れば、立地自治体の理解をいただきながら、再稼働をすすめていきたい」と語りました。一方、規制委の田中俊一委員長は、同じ16日の会見で、「安全審査ではなくて、基準の適合性を審査した。基準の適合性は見ていますが、安全だとは申し上げません」「ゼロリスク(危険がゼロだ)とは申し上げられない」と述べ、基準に適合しても絶対安全は意味しないと繰り返しています。新たな「安全神話」を作るための「基準」もいかに無責任かわかります。

福井地裁は、5月21日、大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる歴史的な判決を下しました。判決は、憲法で保障された「人格権」の最優先、原発の「本質的な危険性」、「安全神話」に対しての厳しい断罪を下したことは、私たちにとって大事なことではないでしょうか。再稼働ありきの安倍首相の無責任さに、「政権を終わらせるのが安全の第一歩」との声があがっています。私も同感です。福島事故の原因究明も収束の見通しもない中で再稼働だけ優先する政治の在り方が問われています。

江戸川区では、子どもたちを放射能汚染から守りたいと多くの陳情が出されました。今、放射性物質の食品検査(毎月10品目)がされていますが、今のところ異常は報告されていません。とりわけ、給食食材の放射性物質の含有量調査は緊急に求められますが、保健所の検査で終わっています。何度も要求しましたが、なかなか区は対応しませんでした。昨年から、学校給食納入業者の食材の検査を行うようになり、一歩前進しました。保健所は食物検査を、内部被ばくの心配があるため当面続けるとしています。さらに、学校菜園で収穫された作物を給食に使う時に、汚染があるかを一度調べれば心配はなくなります。保健所は、学校から要望があれば検査をおすると回答しています。希望する学校は検査ができると教育委員会から各学校に連絡をするべきではないでしょうか。

空間放射線量が今どうなっているか、今でも篠崎公園のモニタリングポストは他地域より高い放射線量をしめしています。これからも、自主的に測定をしたり、区に測定や食材検査を求めたり、子どもを放射能から守るための取り組みが必要です。

江東花火大会

2014年8月18日 月曜日

8月5日の夜、葛西中央後援会のみなさんと江東花火大会を楽しみました。私の娘によると、江戸川の花火大会は、市川側の見学者も入れると日本最大数だそうです。江東の花火も、清新町や西葛西1・2丁目だけではなく、近隣の方もでかけ、中川の堤防及び荒川左岸はたくさんの人でした。約1時間、次々とあがる花火を堪能しました。夜空の花火はほんとうにきれいで、おもわず拍手がでます。私も、何度も拍手を送りました。また、来年、楽しみたいですね。IMG_4023IMG_4046IMG_3991IMG_3976

老健施設を視察

2014年8月15日 金曜日

8月5日、福祉健康委員会で8月1日に開設した区内11番目の老健施設「東京さくらメディケアセンター」を視察をしました。江戸川の堤防のすぐそばに建設され、部屋の目前には桜並木がひろがります。江戸川の花火も特等席になるとのこと。素敵な環境です。療養・回復期リハビリ病院である東京さくら病院(院内5階)に併設されています。老健施設とは、介護保険で、病状が安定しリハビリに重点を置いた方で要介護1~5の方が対象。看護や介護・リハビリを受けて自宅で生活することを目指します。入所期間は3~6か月と限定されます。これは、入居前の個室です。明るい室内、ベットが低くなっています。窓からの風景も落ち着きます。

IMG_3965しかし、個室の費用は、利用料の目安として月額をしめすと、従来個室型で約17万円~約27.5万円、多床室で約6.5万円~約13.5万円とのことでした。認定区分によて1日3000円は違ってくるようです。その他、趣向品の購入、私物洗濯代、理美容代などが必要です。視察したのはすばらしい施設ですが、費用は高いように思われます。しかし、需要は多く、8月4日現在で、80名定員のうち57名が決定しているとのことでした。またれている施設ですね。これはリハビリのためのフロアです。

IMG_3968昨年、熟年者支援特別委員会で視察した時は、院内保育所を見せていただきましたが、その時は子どもはいない状態の保育室を見学しました。今回は約10名の子どもたちが楽しそうに遊ぶところや、子どもショートスティ(宿泊を伴った一時預かりの施設・区内で2か所目)も見学させていただきました。働き続けるためのサポート、一時的に預かる施設と、院長の意欲的な姿勢が感じられました。

以前、NHKが「老人漂流社会」として老健施設を転々とする方などをとりあげていました。高齢化社会といわれていますが、長生きしてよかったといえる社会の実現、社会保障の充実が求められています。

安心安全のじゃぶじゃぶ池を

2014年8月11日 月曜日

プールガーデンがなくなってから、幼児が親子で水遊びする場所は、じゃぶじゃぶ池が中心ではないでしょうか。昨年は、西葛西のスポーツセンターと虹のひろばで遊ぶ人が増えています。今年も、虹の広場は大変な人気スポットとなっています。

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しかし、場所によっては、「はだしで入らないでください」と表示もあり、週に2回の清掃や週3回の残留塩素の確認では安心安全とはいえないのではないか、足立区にいって調べてみることにしました。葛西地域の党と後援会世話役の方と一緒に視察に行きました。忙しいところ、鈴木日本共産党足立区議に三か所案内していただきました。

足立区のじゃぶじゃぶ池の概要は、7月17日~9月7日まで開設、10時~午後4時(昼休みあり)、管理人さんが1人か2人常駐。施設は、柵で囲まれ、50分で10分休憩を繰り返し、10分の間に残留塩素の確認及び清掃を行います。ほぼ学校のプールと同じ管理です。朝9時に出勤した管理人さんが、清掃、注水、残留塩素確認をして10時の開所にそなえます。広い池は9時だと間に合わないためサービス早出もしているとのこと。4時に終了して、水をぬいて清掃して4時45分に勤務終了。管理人さんはシルバー人材センターから派遣され、3人から6人のチームで仕事をしているとのこと。炎天下のため、池のそばの木陰やパラソルも利用していました。「一日裸足で水に入るから足がふやけてしまうけど子どもたちの笑顔をみるのが楽しい」と話す管理人の方たちの笑顔がすてきでした。

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一日の利用者は、一番大きな五反野で約250人、千住旭公園は約100人、東綾瀬は74人ということでした。五反野は子どもたちが遊ぶ池のすぐそばを川が流れており、「親水」と「水遊び」を分けて考えている施設の在り方がよくわかりました。江戸川区は同じにとらえているのではないでしょうか。視察して私も考えをあらためたところです。清掃と水質管理は大切なポイントです。江戸川区のように、巡回が基本では、職員の努力で改善はできないことがよくわかりました。「はだしで入ってはいけない」と表示せざるをえないのです。

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8月10日、台風が接近している中、葛西地域のじゃぶじゃぶ池を視察してきました。さすがに人は少なかったですが、水遊びを楽しむ親子がいました。「管理人さんをおいて裸足で入れるといいですよね」と声をかけると、「それはありがたいがお金がかかるでしょ」との返事。確かに、今よりはるかにお金はかかりますが、子育て支援として、安心、安全にお金をかけていきたいものです。区民のみなさんは遠慮しすぎていませんか。

今後、安心・安全な施設とその管理、拡充を区に求めていきたいと考えています。ご意見をおよせください。