プールガーデンがなくなってから、幼児が親子で水遊びする場所は、じゃぶじゃぶ池が中心ではないでしょうか。昨年は、西葛西のスポーツセンターと虹のひろばで遊ぶ人が増えています。今年も、虹の広場は大変な人気スポットとなっています。
しかし、場所によっては、「はだしで入らないでください」と表示もあり、週に2回の清掃や週3回の残留塩素の確認では安心安全とはいえないのではないか、足立区にいって調べてみることにしました。葛西地域の党と後援会世話役の方と一緒に視察に行きました。忙しいところ、鈴木日本共産党足立区議に三か所案内していただきました。
足立区のじゃぶじゃぶ池の概要は、7月17日~9月7日まで開設、10時~午後4時(昼休みあり)、管理人さんが1人か2人常駐。施設は、柵で囲まれ、50分で10分休憩を繰り返し、10分の間に残留塩素の確認及び清掃を行います。ほぼ学校のプールと同じ管理です。朝9時に出勤した管理人さんが、清掃、注水、残留塩素確認をして10時の開所にそなえます。広い池は9時だと間に合わないためサービス早出もしているとのこと。4時に終了して、水をぬいて清掃して4時45分に勤務終了。管理人さんはシルバー人材センターから派遣され、3人から6人のチームで仕事をしているとのこと。炎天下のため、池のそばの木陰やパラソルも利用していました。「一日裸足で水に入るから足がふやけてしまうけど子どもたちの笑顔をみるのが楽しい」と話す管理人の方たちの笑顔がすてきでした。
一日の利用者は、一番大きな五反野で約250人、千住旭公園は約100人、東綾瀬は74人ということでした。五反野は子どもたちが遊ぶ池のすぐそばを川が流れており、「親水」と「水遊び」を分けて考えている施設の在り方がよくわかりました。江戸川区は同じにとらえているのではないでしょうか。視察して私も考えをあらためたところです。清掃と水質管理は大切なポイントです。江戸川区のように、巡回が基本では、職員の努力で改善はできないことがよくわかりました。「はだしで入ってはいけない」と表示せざるをえないのです。
8月10日、台風が接近している中、葛西地域のじゃぶじゃぶ池を視察してきました。さすがに人は少なかったですが、水遊びを楽しむ親子がいました。「管理人さんをおいて裸足で入れるといいですよね」と声をかけると、「それはありがたいがお金がかかるでしょ」との返事。確かに、今よりはるかにお金はかかりますが、子育て支援として、安心、安全にお金をかけていきたいものです。区民のみなさんは遠慮しすぎていませんか。
今後、安心・安全な施設とその管理、拡充を区に求めていきたいと考えています。ご意見をおよせください。