8月5日、福祉健康委員会で8月1日に開設した区内11番目の老健施設「東京さくらメディケアセンター」を視察をしました。江戸川の堤防のすぐそばに建設され、部屋の目前には桜並木がひろがります。江戸川の花火も特等席になるとのこと。素敵な環境です。療養・回復期リハビリ病院である東京さくら病院(院内5階)に併設されています。老健施設とは、介護保険で、病状が安定しリハビリに重点を置いた方で要介護1~5の方が対象。看護や介護・リハビリを受けて自宅で生活することを目指します。入所期間は3~6か月と限定されます。これは、入居前の個室です。明るい室内、ベットが低くなっています。窓からの風景も落ち着きます。
しかし、個室の費用は、利用料の目安として月額をしめすと、従来個室型で約17万円~約27.5万円、多床室で約6.5万円~約13.5万円とのことでした。認定区分によて1日3000円は違ってくるようです。その他、趣向品の購入、私物洗濯代、理美容代などが必要です。視察したのはすばらしい施設ですが、費用は高いように思われます。しかし、需要は多く、8月4日現在で、80名定員のうち57名が決定しているとのことでした。またれている施設ですね。これはリハビリのためのフロアです。
昨年、熟年者支援特別委員会で視察した時は、院内保育所を見せていただきましたが、その時は子どもはいない状態の保育室を見学しました。今回は約10名の子どもたちが楽しそうに遊ぶところや、子どもショートスティ(宿泊を伴った一時預かりの施設・区内で2か所目)も見学させていただきました。働き続けるためのサポート、一時的に預かる施設と、院長の意欲的な姿勢が感じられました。
以前、NHKが「老人漂流社会」として老健施設を転々とする方などをとりあげていました。高齢化社会といわれていますが、長生きしてよかったといえる社会の実現、社会保障の充実が求められています。