2015年12月27日 のアーカイブ

松江五中、春江小の校舎を見学

2015年12月27日 日曜日

子育て教育力向上特別委員会で、2校の新築の校舎の見学をしました。私はすでに文教委員会で一度視察していますが、松江五中の校長がすばらしい環境が学習意欲を高め学力向上の力になったと話すのを聞くと、校舎の改築予定がない子どもたちのためにも、未設置の特別教室(約250教室)へのエアコン設置をはじめとした学習環境整備はできないか、改めて考えさせられました。

松江5中は、まだ校庭は完成していませんが、町会の連合運動会会場やふるさと祭りのメイン会場として使われてきたことから、地域の方も心待ちにされているとのことでした。IMG_0035教室の廊下はゆとりがありオープンスペースとしても活用でき、中庭に面したウッドデッキも落ち着いた雰囲気をつくっています。体育館は屋上のプールをささえるために太いパイプを使いがっしりとした構造です。一階には3つの相談室とエンカレッジルームがあり、一人一人を大切にできる環境だと実感しました。IMG_0034IMG_0039IMG_0042

春江小は50周年の記念式典にも参加し、3回目の訪問となりました。校庭がほぼ完成し、子どもたちが元気いっぱい運動しあそべる環境がもうすぐ整います。IMG_0046玄関の靴箱が斬新。IMG_0047広い廊下は学年ごとに区切る移動式のドアが設置され、幅広く活用されています。IMG_0051体育館は木材の使用で柔らかい雰囲気。防災倉庫も設置。低学年の教室は室内に水道が設置されています。IMG_0050IMG_0053IMG_0054IMG_0055IMG_0056

子どもたちのための様々な工夫がありますが、職員室の構造は疑問が残ります。カウンター式の構造は区役所の窓口のようです。開放的なイメージなのでしょうが、子どもたちのことを話すとき、先生方は気を遣うのではないでしょうか。また、4月当初、教員の机の配置がまるみえで、学年担任が始業式前にわかってしまうのもどうでしょうか。保健室が、この職員室カウンターの廊下を通り校舎の端にあるのも疑問です。子どもたちにとっても教職員にとってもも使いやすいのは大事なことです。ぜひ現場の教職員の声を反映させていきたいものです。もちろん、子どもたちや保護者の声も。地域の皆さんからも。

航空機騒音問題

2015年12月27日 日曜日

江戸川区が、南風の悪天候時の羽田空港への着陸コースになっていて、その騒音対策が求められています。現状ではやむをえない側面がありますが、海上運航の原則を守り、飛行機の構造そのものの改良をすすめ、これ以上の増便はやめてほしいものです。区議会でもたびたび国への要請を強めるよう要望してきました。区も、区民の声をとりあげ国土交通省に伝えていますが、今回の増便計画が発表されたのです。

現在、江戸川区上空が晴れていても、羽田上空が視界不良であれば、江戸川区の着陸コースを飛ぶことになり、その飛行回数がこの3年は格段に増えています。私の家の近くを通りますから、回数が増えていることは実感しています。家の近所の方から、航空機騒音の解決のために議会はとりくんでほしいと要望が届いています。最も羽田に近い清新町は一番深刻です。2013年度68日で機数は8383。2014年度81日機数は8655。2012年度は56日4899ですからその増加は一目瞭然です。私が清新町で実際に記録したのが10月11日。清新町コミ館の駐車場で、9時37分から18分間で、10機が通過しました。集合住宅の騒音は響きあい、通過前後もふくめるとひっきりなしに騒音が発生します。

さて、これを解決するのではなく、羽田空港の離着陸を増便するというのですから大変なことです。私も夏に行われた説明会に続けて、12月下旬の説明会にも行きました。国の案では、オリンピックに向けて、国際線を増便するために荒川上空を飛行経路にするものです。前回より説明のパネルは増えていましたが、疑問が残りました。特に清新町は今までの着陸だけではなく離陸の騒音も加わります。離陸の飛行経路はレーダーではなくパイロットの判断ですから、荒川にそって目印をつけるといっても、かなり幅がでてきます。現在の羽田空港離陸時も数キロの幅があるそうです。飛行経路の幅が大きいというのが最大の問題点ではないでしょうか。荒川上空だけではすまないのです。12月末の国の説明会で、荒川河口の騒音のレベルを聞きましたが、それほど大きくありませんでした。しかし、現在でも離陸した飛行機の音が家(中葛西1丁目)の近くで響くことがあります。その時の気象条件によって響く音量が違うのではないでしょうか。

荒川右岸の江東区の南砂・東砂のみなさんも学習会を開き、新たな航空機騒音の問題にとりくんでいます。私も学習会に参加しましたが、70名を超える地域の方が参加し関心の高さを示しました。特に、江東区はタウンミーテングを開催しないため、教室型の説明会の開催を求めて区議会に陳情をしています。また、荒川上空を飛行経路にしないように働きかける陳情署名も集めています。

みなさんぜひ説明会に参加して質問し、騒音の問題を指摘していきましょう。平成28年1月25日東部区民館、1月27日総合文化センター、1月28日葛西区民館。2月2日小松川区民館、2月3日清新町コミ館です。

やまぶき学級を訪ねて

2015年12月27日 日曜日

12月11日、船堀第二小学校にある情緒障害等通級指導学級・やまぶき学級を訪問しました。2018年度からすべての学校への巡回指導に切り替わることが都の決定です。江戸川区の11の通級学級に通う子どもたちが、教育のレベルダウンにならないよう、第四回定例議会で質問し、教育長から保護者の要望に応え、グループ学習は継続するという回答を得ました。通級学級では、集団行動がとれない、コミュニュケーションに課題がある子どもたちが、ゆったりした環境で先生たちの援助をうけながら、自分を振り返り力をつけていく授業を受けています。そこで、船堀第二小の校長先生にお願いしてグループ学習を参観させていただきました。個別学習は、マンツーマンです。IMG_0012IMG_0013

IMG_0009この日の小集団指導は、3・4年生でした。この日は欠席もあり、3名の子どもたちの学習活動です。はじめは、運動。ルールを理解し遵守しようとする姿勢を育て、友達とかかわる楽しさを味わわせるねらいです。IMG_0011次は「なかよしタイム」。注視傾聴、他者意識、支持理解がねらいです。出席調べ、予定の発表、献立の聞き取り、一言コーナーなどがあります。ザ・集中のコーナーでは、サイコロ積をやりましたが、いつもは得意な子が今日は上手にできず落ち込んでいました。また、卓球のラケットに球をのせて教室を往復するゲームでもいつもは上手な子が失敗。子どもたちの子持ちがよくわかります。そして、子どもたちに寄り添う先生方。丁寧な対応がよくわかる授業でした。今日の献立は、カリカリカレーパン、こふきいも、ビーンズサラダ、とうふとたまごのふわふわスープ、牛乳。付き添っている先生は子どもの回答にすぐ赤ペンで花丸をつけています。先生の指示を聞きながらも、「風の音がヒューヒュー」と声をだす子、消しゴムをずっとさわっている子たち。自由な雰囲気で、課題にとりくんでいます。

最後の一言コーナーは、冬休みの予定の発表です。予定の発表に質問をしながら楽しい会話がはずみます。通常学級ではこんなに丁寧にはできません。通級学級で自己肯定感をはぐくんでいただいていることを実感した一日でした。

このような、小集団指導をぜひ継続させていきたいと心から実感しました。次回は個別指導の様子も参観させていただきたいです。ありがとうございました。