2016年2月21日 のアーカイブ

スーパー堤防裁判結審が近づく

2016年2月21日 日曜日

江戸川区北小岩一丁目東部地区の盛土が行われています。無理やり立ち退かされた住民が、国を相手に「差し止め」裁判を起こし、3月8日午後二時半に結審となります。「工事を勝手にやる権限は国にはない。人の土地に勝手に盛土はできない」と訴えてきた原告の皆さんです。2時集合でみなさんへの参加をよびかけます。私は、議会中のため、参加するのは厳しいですが、区の土地区画整理事業と一体のスーパー堤防事業は納得できないと議員になってから一貫して住民を応援してきました。第一回定例会では須田区議が質問します。

区からまったくおかしな提案がでています。「民間事業者の皆様からのアイデアを募集します」というプレス発表です。この地域で地権者の皆さんに土地を配分しても大幅に土地が余るから、それを売却するというのです。私は耳を疑いました。再びもどるのに5年以上かかるからと、スーパー堤防事業推進のために必要以上に土地を買った結果です。区有地売却という事態に、ここに住んでいた方はどんなおもいでしょうか。そして、区議会には、区有地の公募売却のための条例も議会に提案されたのです。

また、上篠崎一丁目の計画もおしすすめられようとしています。支援する会では、4月9日に第3回防災勉強会(午後1時半タワーホール2階)を開きます。参加して学習し、現地でがんばっている方からのお話も聞きましょう。

子どもの貧困をどうするか

2016年2月21日 日曜日

日本の子どもの貧困率が16.3%というデータにまさに「びっくりぽん」。6人に1人の子どもが平均的な生活水準の半分以下で暮らしているのです。日本共産党は昨年の第三回定例議会の代表質問で「子どもの貧困対策」をとりあげました。足立区はいち早く、2015年4月から「子どもの貧困対策担当部」をおきました。江戸川区も、全庁的に論議をするためのプロジェクトチームを作って、2016年度予算に主として学習支援をくみこみました。対策を具体化したことは評価できます。しかし、子どもの学習支援は学習意欲をはぐくむことが基本です。まず、35人学級の早期実施、学習内容の工夫、個別学習支援などの条件作りが大切です。そのための教員の増員が欠かせません。また、安心の家庭となるような子育て支援も待たれています。

江戸川区子ども子育て応援会議が2月8日に開催され、傍聴させていただきました。その中で、子どもの貧困をどう考えるかとなげかけられましたが、委員で、子育て中の母親から「貧困を感じない」と言われたことが印象的でした。今の貧困の問題は、「見えない」「見えにくい」ことにあります。スマホを使い、身なりも汚れていない子どもたち。しかし、食事や家庭環境がどうなっているかわかりません。データでは、ひとり親世帯の貧困率は5割を超えています。働いていても貧困からぬけだせないというのが日本の特徴といわれています。親が正規で働き暮らしていける賃金など、生活が保障されなければ子育てができず、貧困の連鎖を生み出すのが実態です。社会保障を充実させることも必要です。制服を購入するお金がなくて中学校に行けない子がいたと、地方紙で報道されネットニュースにもなりました。

2月10日に、足立区の対策担当部に視察に行き、担当部長から話を直接お聞きしました。担当は、部長1名、課長2名、係長2名(内1名は兼務)で、常時4名の部署であり、スタッフはこれ以外にはいないとのこと。つまり、政策調整がその主な仕事ということでした。4名のスタッフで、「未来へつなぐあだちプロジェクト―足立区子どもの貧困対策実施計画」(案)平成27年度~平成31年度の内容をすすめています。注目したのは、足立区の子どもの実態調査を丁寧に行っていることと、相談事業の連携強化です。「つなぐ」シートを活用して情報を相互につなぎ、「くらしとしごとの相談室窓口」にまわしていくという事業です。産業経済部にあった窓口を「くらしとしごとの窓口」へとかえたとのことでした。対策を具体化する時には、専門家の意見も聞き、全小学校でのアンケートを実施(80%回収)しました。調査は継続して行い、変化をつかみたいとのこと、国の機関との連携もじょうずにとりいれていました。第一回定例会においても、具体化を提言していきます。

みややっこの憲法噺

2016年2月21日 日曜日

IMG_02952月13日午後、憲法をわかりやすく語ると評判の飯田美弥子弁護士の話を1時間半聞かせていただきました。江戸川女性のつどいです。参加は108名。準備をされたみなさん、ありがとうございました。前評判通りの、わかりやすい話に引き込まれました。さすが、「落研」出身です。この高座で121回目とのこと、土日を使っての活動ですから頭がさがります。日本国憲法の理念、自民党の改憲案の中身、自分の生き方も随所に盛り込み飽きさせません。「むずかしいことをわかりやすく」、井上ひさしさんが健在なら、きっと太鼓判をおすことでしょう。IMG_0301

つどいの終わりは、退職教職員のコーラス「つゆくさ」のみなさんの合唱でした。しばらくぶりにお会いするみなさんに大きな拍手を送りました。このところ忙しくて退職教職員の会に参加できていないので、とにかくこの日はうれしい日となりました。

立憲主義を否定する安倍内閣を許さない、戦争法廃止へ力を広げたい、署名を広げようと申し合わせをして会を閉じました。江戸川の女性パワーを発揮していきたいものです。