今年も3月10日がやってきました。東京大空襲の犠牲者は約10万人、江戸川区民も800人が死亡したといわれています。区長があいさつの中で、「常設の記念館をといわれているが、かんがえていかなければいけない課題」とのべました。また、区長自身も戦争体験者、妻は当時小学校2年生で一之江まで逃げて助かったと紹介。東京都は平和祈念館を作るといって、約束を果たしていません。戦後70年特集で、NHKは映像の世紀で、戦争の悲惨さをつたえていますが、最も身近な江戸川区に記念館が必要です。式典の前に、焼け残った文書庫の中を見学し、71年前に思いをはせました。
毎年上演される「ちいちゃんのかげおくり」(作・あまんきみこ)の合唱組曲、すばらしい演奏に、戦争の悲惨さが伝わります。朗読を担当する目黒さんは本当にすばらしいです。私は朗読が好きですが、練習してもあのレベルには到達できないと思いました。式典の後は献花をして、恒例のすいとんをごちそうになってから帰りました。平和のための「戦争法」などありえません。国際紛争は話し合いで解決する立場をつらぬくのが、日本国憲法の神髄です。多くの犠牲になった方の思いにこたえるためにも戦争法反対をつらぬき、戦争法廃止の国民連合政府の実現へとがんばっていきたいです。