3月は、子どもたちの成長にとって大きな節目となる卒業があります。今年も、船堀幼稚園修了式(3月17日)、葛西中学校卒業式(3月18日)、葛西小学校卒業式(3月24日)に参列しました。一人一人の子どもたちのことを知っているわけではありませんが、子どもたちの成長がうれしく感じられます。明日に向かって生きるエネルギーを感じるのです。船堀幼稚園は104名の卒園児です。篠崎幼稚園の閉園が決まり、小松川幼稚園も平成30年に閉園という方向が示されています。公立幼稚園がすべて閉園になっていいのか、日本共産党は反対をしています。船堀幼稚園は、「足育」で東京新聞教育賞を受賞しました。園長先生は「あし(足)いく、ここ(心)いく、あそ(遊)いく」の船堀パワーでがんばってくださいと修了生たちによびかけていました。子どもたちが幸せになるためにがんばってきた幼稚園、涙ぐむお母さんたち、子どもたちの元気な歌声とよびかけ、私も感激の涙がでてきてしまいました。葛西中学校は、平成29、30年の2年間をかけて改築工事の予定です。平成28年はその準備。清新第二小学校の校舎を使うことが保護者に説明されたときは、バスの送迎への不安が大きくだされ、ほかに方法はないのかと意見がたくさん出されました。いきなりの発表に驚いたという保護者が多かったのです。大事な子どもたちの学習環境です。保護者が納得するまで丁寧な説明と話し合いが必要です。新一年生の中には、緊急にほかの中学校に変更した子もいました。さて、中学校卒業式は、大きな節目です。卒業生183名。校長の式辞は心のこもったものでした。生徒に「ありがとう」と校長から感謝の気持ちを伝え、人としてあるべき姿は「学び続けること」、テレビやインターネットの情報をうのみにせず「なぜなんだろう」と考える人になってほしいというメッセージは、心に残りました。今の時代を未来に向かって生きていくために大切なメッセージでした。新たな未来にむかってがんばってほしい。卒業式に参加できなかった子どもたちがいたこともしっかり胸に刻みます。葛西小学校の卒業生は110名。校長は、「卒業証書の名前を書きながらいろいろなことを思い出した。東日本大震災の時1年生だった君たち。運動会ができなかった学校もあった。当たり前のことができる生活を大事にしたい」と。PTA会長は27年前の卒業生で、祝辞の中の「不安になったら大人にたよって」というメッセージは心強く響きました。子どもたちのよびかけと歌は圧巻。卒業式の感動はここにあります。思い出、感謝、希望と語られる言葉と歌は本当に心をゆさぶられました。感動を与えてくれる子どもたちに感謝です。
今年は特に涙腺が弱くなったようです。子どもたちの姿に涙がうかびます。年を重ねてきたからでしょうか。孫が誕生したからでしょうか。戦争法が成立し、この子たちを戦場に送らないと潜在的な思いがあるのでしょうか。子どもたちの未来に影をさすことは許さない、大人の責任として子どもを守るためにがんばっていきます。これが、こどもたちへの私の一番の思いです。