2012年12月24日 のアーカイブ

もっと子どもを大事にして

2012年12月24日 月曜日

12月4日、一般質問で、小俣のり子区議が、216項目の「見直し」にあげられている学童クラブ指導員削減やおやつの廃止、区が示した発達障害の子どもたちへの対応の拡充、地域の大型店出店問題を質しました。

すくすくスクールの非常勤職員の削減と配置の見直し、学童クラブのおやつの廃止は、学童クラブだけではなく、すくすくスクールのレベルダウンにつながります。指導員を減らして学童クラブの保育の質や子どもの安全が保障できるのか、子どもの健全育成からもおやつの維持が必要だと指摘しました。また、2012年9月の学童登録数は4306名で、すくすくスクール登録児童24092名の18%となっています。とりわけ、小学校1年生は、全1年生の23%が学童登録をしており、働いている保護者にとってなくてはならない存在です。学童保護者から「おやつがなくなると、子どもたち自身も大切にされないと感じるのでは」「未来の社会を担う子どもたちを大切にすべき」と声がよせられています。

江戸川区の育成室に通所している子どもの7割が発達障害の課題をかかえています。区は鹿本幼稚園内に発達障害児に対応した育成室を20129月に開設しました。また、鹿本幼稚園を2014年に廃園した後「発達障害者(児)支援センター」を設置するとしていましたが、そのまま発達障害児専門の育成室にする計画を11月に明らかにしました。発達障害の子どもたちには、多くの子どもとの交流が必要です。鹿本幼稚園を残して併設することが発達障害の子どもたちにとっても、幼稚園に通う子どもたちにも、就学前の教育のより良い環境になるのではないでしょうか。計画では、発達障害の子どもが10人で1クラス編成。毎日、午前・午後と各4クラス、計80人を定員にしています。しかし、就学前の発達障害の子どものクラスは4人から6人が適切と専門家が指摘しています。子どもを大事にしているとは到底思えません。しかし区は、鹿本幼稚園あとに発達障害の子どもたちを集めた育成室という計画をすすめる立場を変えませんでした。

江戸川区役所近隣に、12月オープンしたホームセンター・コーナンをはじめ、来年には、東武ストア(4月)、ファッションセンターしまむら(5月)、西友(7月)と立て続けに大型店が出店します。地元商店街がどうなってしまうのか、交通安全は大丈夫か、街や商店への影響について住民から心配の声が寄せられています。ファッションセンターしまむらが出店する交差点は、昨年10月に死亡事故が起きたばかりです。区は「地域環境が悪化しない努力をする。問題発生時には改善要求していきたい」「状況みながら、交通誘導も協議し、安全に留意していきたい」と答えました。

区の32億円「見直し」是正を求める日本共産党

2012年12月24日 月曜日

東京都知事選挙と総選挙が重なる中、江戸川区議会第四回定例会(11月29日から12月11日)が行われました。今回は、セバタ勇団長が代表質問、小俣のり子副幹事長が一般質問にたちました。

江戸川区民からのアンケートは1064人よせられましたが、その生活実態や要望をふまえ、区の32億円もの「見直し」は応能負担で、即時原発ゼロ・放射能対策をと区に求めました。アンケートの「生活が苦しくなった理由」については、国保料・介護保険料が増271名、税金公共料金が増260名、年金が減232名、給与が減170名と続きます。さらに、江戸川区では、5年間で生活保護が1.6倍、年所得200万円以下が6割以上、平均納税額が6.8万円から6.1万円に下がるなどの実態があります。

セバタ団長は、①苦しい生活をさらに圧迫するのか。②「見直し」をどのように全区民に知らせるのか。③スーパー堤防など大型開発こそ見直しを。また、なぜ今大型施設改築の検討なのか。(区は「公共施設のあり方懇話会」を設置)④学校給食費補助など教育・福祉の見直しは廃止ではなく、応能負担や激変緩和など再検討をと、せまりました。

区長は、「①補助できなくなったから勘弁を。②広報やホームページなどで早期に知らせる。③継続してきた事業は中断しない。大型施設改築は長期的課題。④応能負担は適切にやっている。学校給食費補助はできなくなった」と答弁しました。

学校給食費補助は、栄養士の全校配置とあわせて、江戸川区の全国に誇る施策です。それをやめるのではなく、所得に応じた負担の見直しはどうかと提案しているセバタ団長に、「セバタさんの頭の中はどうなっているかわからない」と区長が答弁。議場での不適切な発言だと私たちは撤回を求めました。翌日の区長答弁の冒頭で「昨日、感情がこもり不適切な発言をしたことを撤回し陳謝します」と述べました。区長が陳謝することはめずらしいと聞きましたが、区民の代表として質問している議員への不適切発言はあってはなりません。意見の違いを謙虚に受け止め、区民のいのちとくらしを守る立場で考えれば、新たな道が見つけられるはずです。今回の「見直し」がいかに区民に犠牲を強いるか、不況下での教育福祉切り捨てはとんでもありません。

2つめは、即時原発ゼロについての区長の見解を問い、原子力規制委員会が公表した各地原発直下の活断層の存在、原発再稼働をどう判断するかなど各党の相違点を示して質しました。自然エネルギー重視の象徴として太陽光パネル設置補助を求めました。また、篠崎公園のモニタリングポストが常時、都内の他の7ヶ所の2倍の測定結果を示していることからも、区民の願いに答え、測定器貸出や昨年実施した子ども施設の砂場などの定期的な測定と公表を求めました。

区は、「原発は、国政の行方を見守る。太陽光パネル補助は、国や都が実施しているので必要ない」「モニタリングポストは心配ない値で、貸出や新たな測定は考えていない」と答えました。区民アンケートでは、太陽光パネル助成制度を設ける588名、公共施設はLEDに534名など多くの区民が要望しています。

引き続き、各委員会で取り上げていきます。これからも、要望をお寄せください。

環七堀江交差点歩道の改善パート2

2012年12月24日 月曜日

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前回お知らせした歩道橋・「らせん階段」下の工事が完了しました。歩道が広くなり、利用する方は以前よりは使いやすくなったのではないでしょうか。しかし、朝晩の自転車の交通量は多く、特に夕方は車の運転教習でも繰り返し注意される見えにくい時間帯でもあります。自転車どうしの交通事故が起こる可能性もあります。警察にも安全対策を求めていきます。

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みなさん、これからも気を付けてご利用ください。