2014年3月9日 のアーカイブ

3月9日・ノーニュークスディ

2014年3月9日 日曜日

3月9日、多くの皆さんが、国会周辺で、原発ゼロの大統一行動を行いました。私は、友人と一緒に、日比谷野外音楽堂に1時に行きましたが、予想通り満員で入場できませんでした。全国からの参加者もたくさんおり、この声を安倍首相はしっかりきくべきであるとあらためて思いました。私は、しばらくぶりに合う友人も多く、なつかしくもうれしいひと時でした。原発はいらないアピール行動で知り合いに会えるのはいいですね。お互い、地域はちがっても政治を変えるためにがんばっているなと実感できます。

全労連女性部のみなさんと

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年金者組合江戸川支部のみなさんと

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アピールのよびかけから

3年目の「3・11」を迎えようとしています。高濃度の汚染水が漏れ続け、東京電力福島第一原子力発電所の事故が収束していない福島では、14万人もの人々が厳しい避難生活を強いられています。しかし、安倍政権は、原発を「重要なベースロード電源」と位置付けるエネルギー基本計画の策定や、再稼働に躍起になっています。首相がトップセールスで原発を世界各国に売り歩き、破たんしている核燃料サイクル計画を強引に進めるなど、福島原発事故はなかったかのような動きを許すことはできません。

「3・11」と原発事故で、核と人類は共存できないこと、「核のゴミ」・廃棄物の処理さえできない「原発が終わった技術である」ことを多くの国民が知りました。そして、「原発ゼロ」を求める国民の声は日々強固になり、稼働原発が一基もない今を作り出しました。このまますべての原発を再稼働させず、エネルギー政策の転換を加速させることは多くの国民の願いです。

「原発ゼロの日本の実現を」の声と行動を強めるのは今です。「福島を忘れるな!再稼働許すな!」の思いを共有した今日の大統一行動と、その思いを全国各地につなぐ「NO NUKES WEEK」の成功を跳躍台に、声と行動をもっと大きく、強くひろげましょう

子どもたちに安心の放課後を

2014年3月9日 日曜日

学童クラブの補食廃止――1年生は特に大変

学童クラブ登録をした1年生は4月1日からすくすくスクールに通います。働く親にとっては、学童クラブはなくてはならないものです。ところが、昨年4月から、おやつ(補食)がなくなり、こどもたちはひもじい思いをかかえたまま6時まですごすことになりました。とりわけ、3月31日まで保育園で生活をしていた新1年生は、毎日3時におやつを食べていたのですから、4月1日からおやつがなくなる格差は大変なことです。

ある小学校では、学童登録の1年生が、放課後お腹がすくため、学校給食の残ったパンを持ち帰ろうとしました。先生にさとされ、あきらめたそうですが、毎年、こういう子があらわれるのではないでしょうか。

すくすくスクールとは

今から10年前にできました。小学校の子どもたちが、放課後や学校が休みの日に校庭や体育館を使って自由にすごしています。育成料月4000円を払う「学童クラブ登録」と、無料(保険料年500円)の「すくすく一般登録」があります。

学童クラブとは

親が働いていて家に保護者がいない子どもたちが、放課後、家庭に変わる場所として「ただいまー」と帰る場所です。児童福祉法に位置付けられ、東京23区では、45年も前から働く親をささえてきました。今は、江戸川区独自のすくすくスクール学童登録となっています。

すくすくスクールに毎日来ている子はほとんど学童登録の子どもたち

学童クラブ登録の子どもは、2014年2月1日現在3540人。学童登録の子は、平日1学校当たりの平均参加人数 43.9人で、登録の90.5%が参加していることとなります。すくすく一般登録の子どもは17066人。平日は37.2人で、登録の13.2%が参加しています。この数字がしめしているように、毎日すくすくに通う子は、その多くは学童登録の子で、他に、日替わりで一般登録の子が参加しています。補食の実費を保護者が負担し、指導員に委託する形での実施でした。補食を食べる時は、別の場所でたべており、特に問題はありませんでした。

それを区は、①補食を食べているのは、利用している全児童の5.6%しかいない、②過剰摂取になる、③食材の廃棄が出る、④食物アレルギーの児童が増えたことから補食をやめたと、昨年一月の通知を一方的に出しました。みなさんはどう考えますか。補食の利用対象者は3540人の学童登録の子だけですが、もともと補食の提供を受けない子どもの数まで分母にして、数を少なくしています。過剰摂取というのは、子どもによって事情が異なり、低学年の子は補食が必要なことはあきらかです。食材の廃棄は工夫すればよいことであり、現に指導員が対応していました。食物アレルギーは文教委員会の質疑ではきちんと対応しているということでした。

予算特別委員会では、新たに、補食を食べる子が少なくなってきたためとりやめたと回答しています。ますます、納得できないことばかりです。子どもの立場にたてば、補食の希望者に提供するのは当たり前であり、それは、学童クラブの保育の中身につながるものであることをあらためて指摘するものです。