2011年12月22日 のアーカイブ

臨海公園の放射線再測定

2011年12月22日 木曜日

IMG_0395IMG_0399IMG_0400IMG_039812月8日に臨海公園の測定を行った結果、あずまやのむき出しの雨どいからの落下地点の地表面の放射線量が高いことを、東京都環境局に12月19日に伝えました。

この日は、日本共産党都議団が交渉を設定し、足立、葛飾、江戸川の3区を中心に要請しました。都の担当者、工藤課長は、「環境省は面的な除染のガイドラインを、文部科学省は周辺から高いホットスポットのガイドラインをしめした。特措法で国が区市町村を指定する。都内は除染対象の地域はない。都立公園のついたてで囲んだところは、5センチメートルで高線量の場所だ。放射線は2年で4割減少するので、その経過を見る」と回答。

交渉に参加した都議会議員や区議会議員をはじめ、心配でかけつけた関係者がその無責任さを次々に批判し、私も、臨海公園のデータをしめし、子どもを守る積極的な対応をもとめました。しかし、国のガイドラインが適切という回答を繰り返し、国に改善を求めることはしない、区で測りたい場合は対応するが、区から測定の要請があっても都は対応しないという冷たいものでした。

しかし、現場の対応はちがいます。臨海公園を管理している指定管理者から担当者が同行し、12月20日に再調査しました。担当者は、測定器はないということでしたが、私たちの持参した測定器の線量を見て、「除染という対応はできないが、通常の管理の中でやれることを検討する。たとえば、雨水の落下地点のへこみが大きいので土を入れるなど。ただし、建設局の許可が必要だ」という回答でした。次回は、具体策を持ってきてくださるとのこと。子どもを守るということでは一致した対応ができる可能性を示しました。

この臨海公園の調査には、江戸川オンブズマンの小林さんが同行してくださいました。小林さんは、この間、放射線測定を緻密に行ってきた方です。

公園の対応が具体化するまで、あずまやの利用は気をつけてください。

江戸川区政報告12月16日

2011年12月22日 木曜日

IMG_0380IMG_0382大橋みえ子を区議会に送り出していただいて8ヶ月、区民のみなさんへの区政報告をと企画しました。また、関心の高い放射線問題の学習会とあわせて行いました。当日は、寒い中、夜にもかかわらず約60名の方に参加いただきました。私もおおいに励まされ、大変うれしかったです。

感想もよせていただきました。医療・介護の社会保障問題にもっとふれたほうがよい、街路樹の植え替えやカーブミラー設置など地域の要望が実現してよかったなどです。今後の参考にさせていただきます。

さて、私の区政報告は、江戸川区が強引にすすめるスーパー堤防は、1.4ヘクタールに52億円投入する最大の無駄使いであることの指摘からはじめました。また、北小岩1丁目に住んでいる11名の方が、この区のやり方に抗議して土地区画整理事業計画中止を求める裁判にたちあがったことも報告しました。医療・介護保険料の値上げ問題、介護保険料は基準保険料が3700円が4900円になることを話すと、会場からどよめきが。相次ぐ負担増はくらしを直撃します。年金の減額が報道されたことからも心配が大きくなっています。

大橋の一般質問は、「子育て安心の街」をと、①放射能から子どもを守るための区の対応強化、②学校給食栄養士民間委託反対、③公立幼稚園閉園反対の3点でした。いずれも、区の回答は納得できる内容ではありません。子どもを守るとりくみは、これからも私の活動の原点です。

最後に、独自の放射線測定実施では、公園のトイレの雨どいを区に改善させたこと、都立臨海公園測定、地域要求実現の内容をお知らせし、要望実現の先頭に立つことを話しました。

放射能汚染問題の学習では、坂巻幸雄先生から、継続的な放射線量測定の提案がされました。これからもしっかり測定をやっていきます。みなさん、測定の要望をおよせください。西葛西地域は、1月21日午前中に行う予定です。

また、東日本大震災復興支援のチャリティコンサート(2月25日)、救援バザー(3月11日)を計画しています。よろしくお願いします。