臨海公園の放射線再測定

IMG_0395IMG_0399IMG_0400IMG_039812月8日に臨海公園の測定を行った結果、あずまやのむき出しの雨どいからの落下地点の地表面の放射線量が高いことを、東京都環境局に12月19日に伝えました。

この日は、日本共産党都議団が交渉を設定し、足立、葛飾、江戸川の3区を中心に要請しました。都の担当者、工藤課長は、「環境省は面的な除染のガイドラインを、文部科学省は周辺から高いホットスポットのガイドラインをしめした。特措法で国が区市町村を指定する。都内は除染対象の地域はない。都立公園のついたてで囲んだところは、5センチメートルで高線量の場所だ。放射線は2年で4割減少するので、その経過を見る」と回答。

交渉に参加した都議会議員や区議会議員をはじめ、心配でかけつけた関係者がその無責任さを次々に批判し、私も、臨海公園のデータをしめし、子どもを守る積極的な対応をもとめました。しかし、国のガイドラインが適切という回答を繰り返し、国に改善を求めることはしない、区で測りたい場合は対応するが、区から測定の要請があっても都は対応しないという冷たいものでした。

しかし、現場の対応はちがいます。臨海公園を管理している指定管理者から担当者が同行し、12月20日に再調査しました。担当者は、測定器はないということでしたが、私たちの持参した測定器の線量を見て、「除染という対応はできないが、通常の管理の中でやれることを検討する。たとえば、雨水の落下地点のへこみが大きいので土を入れるなど。ただし、建設局の許可が必要だ」という回答でした。次回は、具体策を持ってきてくださるとのこと。子どもを守るということでは一致した対応ができる可能性を示しました。

この臨海公園の調査には、江戸川オンブズマンの小林さんが同行してくださいました。小林さんは、この間、放射線測定を緻密に行ってきた方です。

公園の対応が具体化するまで、あずまやの利用は気をつけてください。

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