第62回日本母親大会 元気と勇気をありがとう

2016年9月12日

8月20日、21日の二日間、石川県と福井県で日本母親大会が開催されました。今年も、たくさんの元気と勇気をもらいました。IMG_1468

今年は分科会は7つの問題別集会ということで、私は「子どもと教育」に参加しました。パネラーの一人は、長野県高校教諭の松樹さんでした。松樹さんは、全教女性部の活動を一緒にやった方です。15年くらいお会いしていなかったので、うれしい再会でした。松樹さんは、18歳選挙権をめぐっての「教育」のおかしさを指摘しました。本来、教育は、主権者を育てるためのもの。選管から本物の投票箱を借りて模擬投票をやることでいいのか。一人一人の幸せのために政治があると子どもたちに伝えることと。本当にその通りと大きな拍手を送りました。

IMG_1435中部大学の武者さんは、学校の統廃合に触れ、WHOでは、100人規模で一つの学校、明治時代はもっと小さかった、規模が大きいのがいいのか。子どもをおきざりにした統廃合はだめ。学び、育ち、暮らしといった人間生活の営みを根こそぎにしてしまっていいのかと指摘しました。江戸川区でも、2016年4月から2つの学校が廃校となりました。本当にこれでよかったのか、検証が求められます。今、上一色小学校の廃校をめぐっては、「上一色小を守る会」から中止を求める陳情が議会に出されています。地域で子どもが育つ意味をしっかり考えていきましょう。IMG_1439保護者代表の鴨下さんは長野県在住の父親です。子育てを主として行う主夫でもあります。まだまだめずらしい存在です。子どもは忙しく、寝るまでに宿題をやるのでせいいっぱい、子どもが男子トイレの個室を使ったことから、元気な子からいじられて大変な思いをしたこと、安心して遊べる場が少ないこと、授業参観の時に、一人の子が教室を飛び出していき、その間は授業が中断され、一人では無理だなど、親の思いを語りました。会場からの共感や笑いが多かった発言でした。同時に、家庭での民主的な子育てへのこだわりも感じました。いいですね。IMG_1444教員経験豊かな石川県の金森さんは、男子トイレの自分の経験にふれ、子どもに共感することが大人社会で減っているのではないか、少年事件は本当に増えているのか、子どもは他者攻撃に走っていないと指摘しました。教員同士が言い合える関係、伝え合う関係性を作っていくことの大切さを強調しました。ベテランの先生の発言は、たいへん重みがあるものでした。

コーディネーターの渡辺さんの進行もわかりやすく、子どもと教育にとって何が大事か、大人の果たす役割、行政の果たす役割が整理されたつどいとなりました。IMG_1465二日目の全体会の記念講演は、琉球新報政治部長の島洋子さん。島さんが東京支社にいたとき、お話を聞く機会がありましたが、その時以上の感動でした。女性の政治部長という肩書もさることながら、沖縄の基地の実態とたたかいをわかりやすく講演し、辺野古基地建設は日本全体の問題であることがよくわかりました。講演後、本を買う長い列ができたのもうなづけます。『女子力で読み解く基地神話』(かもがわ出版)をおすすめします。講演の最後に、沖縄の言葉「いなぐ(女)や 平和の さちばい(先駆け)」を紹介したのが印象深かったです。

森山記念病院となごみの家長島桑川

2016年9月12日

IMG_14328月19日、熟年者支援特別委員会で、森山記念病院となごみの家に伺いました。森山記念病院はもともと西葛西駅の近くにありましたが、北葛西4-3-1に新しく病院を建設して、6月1日にオープンしたばかりです。第三葛西小学校、都立宇喜田公園、行船公園、教育プラザ葛西の近くです。今回の視察は、8月から新しく始めた、「地域包括ケア病棟」の視察でした。あわせて、地下の免震構造も見せていただきました。建物全体が特殊ゴムでささえられていて、大きな地震の揺れを少なくする構造です。モデルを見たことはありましたが、現物ははじめてです。貴重なものを見せていただきました。

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地域包括ケア病棟は、急性期治療のあと、在宅や介護施設への復帰支援に向けた医療や支援を60日の入院期間を上限に行う病棟です。6階にあり40床です。現在は26名の入所。本来なら退院する患者が、不安がある場合、この病棟を利用できる仕組みです。積極的なリハビリ、家族に少しゆっくりしてもらうなど、すぐに家に帰れない人を支援する、家に帰ることをささえたいと説明されました。他の病院とも連携を考えているとのこと。期待されます。森山病院の平均入院日数は13日くらい。次はリハビリという仕組みで、作業療法室、理学療法室、体を動かすの3点を中心に行っているとのことでした。何かあったら、急性期病棟に移れますからいろいろな意味で安心できるシステムです。医療保険が使えて、リハビリができるというのは何よりです。森山病院の医療ソーシャルワーカーの方は、区内の取りまとめ役もされているとのこと、このような病院が増えることは望ましいことです。

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なごみの家長島桑川は、この間、2回ほど訪問しました。学習教室や子ども食堂の様子が知りたくて訪問しましたが、まだ、公開できる状況ではないとのことでした。この視察の日は、天候も雨が急に降ってきそうな状況で、訪問者はいませんでした。5月7日に開所してから8月14日までの利用者数は、1412人、未成年者634人、熟年者386人でした。なんでも相談件数は、26件。小岩と松江と地域差はあります。松江北は商店街の一角という立地条件もいいのでしょうか、利用者も相談件数も多い数がでています。地域支援会議も開催され、葛西地域は、町会・自治会関係者をはじめ、民生・児童委員、医療関係者、介護関係者、警察、消防など28名の参加となっています。通常の有償ボランティの7名のほかに、子ども食堂のボランティアさんも増えています。コミュニティソーシャルワーカーによる、地域の要支援者の訪問も終え、これから、本格的な地域活動が期待されます。行政の支援の在り方をしっかり考えていきます。

盛大に土建祭り

2016年9月12日

IMG_14728月27日、28日は土建祭り。いつものように、船堀スポーツ公園はたくさんの参加者でにぎわいました。私も、楽しみにしている一人です。27日の夜は、各分会の模擬店回り。それぞれ、分会独自ののTシャツ姿で、にぎやかにお客さんを呼び込んでいます。呼び込むどころか、焼き鳥やタコ焼きの店は長蛇の列でした。日ごろお世話になっている分会を中心に回ると、葛西第二分会はモツの煮込み・いなりずし・フランクフルト・ポップコーン、葛西第三分会は焼き鳥、葛西西分会はかき氷、葛西南分会はたこ焼きと、定番の内容でした。28日は、子どもたちむけのゲームコーナーや木工教室も加わります。10時からの式典には、山添拓参議院議員も参加してあいさつしました。議員として頑張る思いを語るとともに、戦争法を許さない取り組みを強めると挨拶をしている最中に、そばに座っていた大西自民党衆議院議員からヤジがとびました。これには、会場の方も含め驚くばかり。政策の違いがあって政党が存在し、戦争法は憲法違反と多くの憲法学者が指摘しているのです。大西議員は、昨年の式典で、戦争法は必ず成立させると挨拶をしました。そして、9月19日の与党の強行でした。民主主義、立憲主義が問われる戦争法の成立。反対の意見表明は当然のことです。一年後の今年、9月19日には、国会周辺の行動に私も参加して、抗議の行動をしたいです。

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私たちは『買われた』展

2016年9月11日

8月18日、赤旗日曜版で紹介された、この展示を見てきました。神楽坂のセッションハウスギャラリー。メモを取らないようにと注意書きがありました。JKビジネスという内容が、いかに女性差別と貧困格差の広がりの問題とリンクしているかを痛感しました。なかでも、教員がからんでいる事案がけっこうあったことは衝撃です。学校の理科室で男性教諭から性被害をうけていたこと、また、両親が教員で、家庭でずっと管理されていて「自由」を求めてJKビジネスかかわったことなど、読めば読むほどつらい内容でした。「受け取った5千円で上履きや文房具を買った」(15歳中学生)「中二から高二まで叔父から性的虐待を受け妊娠した」(18歳)「小6で売春した。母親に安いねといわれた」(18歳)「助けてくれる人は買春者しかいないと思っていた」(21歳)。家族からの性的虐待、JKビジネスの誘い、食べるものがなくその日暮らしのために男性からお金をもらうためについていく実態、女性たちの叫びが聞こえてきます。今でも、忘れられません。この展示を主催したのは、一般社団法人「Colabo」。中高生世代を中心にした女性の支援活動をしており、展示した24人女性も支援をうけています。女性を「買う」のも重大な問題です。今、奨学金返済のために学生が性産業に入っていくともいわれています。本当の意味で女性が自立するための支援、社会的なサポートが必要です。今回、展示会を開き、聞き取りをオープンにした勇気に感謝するとともに、貧困格差をなくしていく政治を実現するためにしっかり問題を受け止めていきたいと思いました。IMG_1426

JMITU新井鉄工所支部がんばれ

2016年9月11日

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新井鉄工所は、2016年3月末で閉鎖されました。しかし、仕事の再開を求めて、JMITU新井鉄工所支部のみなさんが、職場で頑張っています。新井鉄工所分会に、大橋が、毎週金曜日に届け物をしています。ところが、7月になると、工場の入り口がいつも閉鎖されるようになり、8月になると、門の脇に「許可なき者の立ち入り禁止」の看板が張り出されました。それまでは、いつも門があけられ、出入りは受けつけに届ける形で自由でした。何か違和感を感じます。木村分会長の今の仕事は、使っていた機械を掃除して、売り物にできるようにする仕事とのこと。仕事の再開を求めている皆さんには、大変つらい仕事で複雑な気持ちではないでしょうか。闘っているみなさんを励まそうと、恒例のビアパーティが9月4日に行われました。私は、参加できませんでしたが、これからも、応援を続けていきましょう。江戸川区にとっても、区内産業が減ることは重大なことです。

旧中川灯籠流し2016

2016年8月17日

8月15日の夜6時半から行われた式典、7時からの灯籠流しは、18回の歴史を重ねてきました。IMG_1420今年も、江戸川区と江東区と、たくさんの方が参加されました。この行事は、東京大空襲の犠牲者の慰霊を目的に始まりました。毎年、8月15日の夜、旧中川のふれあい橋付近で行われ、白い舟灯籠に文字や絵をかき、鎮魂の思いを込めて流します。東京大空襲の小松川地域の罹災者は40000万人、旧中川での死者は約3000人と伝えられています。式典での両区長、町会の代表は平和の大切さを語り、恒久平和を願いました。式典開始とともに雨が降ってきました。あいさつされた町会代表の方は、亡くなった方の無念の涙と、平和が71年続いたうれし涙と両方の意味があると表現されました。

IMG_1416IMG_1418私は、家で作った灯籠を持参し、式典に参加した後、旧中川への献灯をしました。ライトアップされたふれあい橋、たくさんの灯籠、遠くにスカイツリー、平和が永遠に続くことを願い会場をあとにしました。

戦争法の実施が企まれている以上、戦闘地域への自衛隊の参戦は目前。戦争法の実施をなんとしても阻止をして、平和憲法を壊させない、多くのみなさんと一緒に声を上げ続けたいです。シールズの解散が報道されましたが、彼ら個人の新たな行動は続くと表明。平和と民主主義を大事にできる政治の実現のためがんばります。

えどがわ夜間ぬくもり塾はじまる

2016年8月17日

8月13日から、「えどがわ夜間ぬくもり塾」がはじまります。勉強したい人は、年齢に関係なく無料で学べます。登校、引きこもり、再度勉強したい方などに、元校長、元教師の方がなどが中学校程度までの勉強を要望に沿って教えてくれる学習の場です。進学や日常生活などの様々な相談も受け付けます。

私は、ヤングほっとワーク船堀の支援員さんから聞き取りをしたときに、基礎学力が不十分な青年への学習支援ができないかという要望をいただいていました。さっそく、退職教員のボランティアを募って実施できないかと、議会で提案しました。しかし、その時は、考えていないという答弁でした。大変残念に思っていましたが、このたび、元校長や教員のボランティアにより実施されることは大歓迎です。悩みや課題を抱える青年の支援につなげることを期待します。

会場 ふなぼり学校サポート教室(自転車でのお越しはご遠慮ください)住所:船堀6-5-4パークハイツ4号棟内

交通アクセス 西葛26、船28「スポーツ公園前」徒歩3分 都営新宿線「船堀駅」徒歩8分

新小21、葛西24、臨海22、錦25、錦27-2 「船堀駅前」徒歩8分

受講料 無料

お問合せ・申し込み先 江戸川区教育委員会事務局教育研究所 03-5662-7207

待機児解消は認可保育園増設で

2016年8月13日

江戸川区の待機児童が、今年の4月は、397人に増え、世田谷区に次いで23区でワースト2位となってしまいました。年間約6000人の赤ちゃんが生まれる江戸川区で、認可保育園はすべて私立でやっていただく、区立保育園はすべて民間委託をする方針で進めてきました。そして、昨年4月からの国の保育制度変更で、0歳から2歳までの小規模保育所を増やして待機児解消をする方針を示しました。しかし、働く女性が増えており、育児休業明け、求職中などの保育園希望者が増加しています。保育所増設がまたれます。IMG_1358

しかし、あずかればいいというものではありません。保育中に死亡した子どもは昨年14名。そのうち、認可外保育園が圧倒的におおいのです。2時間子どもを一度も見に行かずに死亡させた、子どもの体をひもでぐるぐる巻きにしてお昼寝させた、まったく考えられない保育の内容です。安心して預けて働きたい、この声にこたえるのが、行政の仕事です。IMG_1334

羽田増便、新ルートを関係自治体が了承?

2016年8月13日

7月29日のNHKや新聞報道によれば、羽田空港を発着する航空機が東京都心上空を通る新たな飛行ルートについて、東京都や特別区長会、川崎市など地元自治体は28日、運用時間を限定し、空港周辺の騒音や安全対策を行うことで新ルート案を了承したということです。これまで、羽田空港の発着は騒音や安全性に配慮し、都心上空を通りませんでした。国はまだ、十分な説明をしておらず、説明を聞いた住民からは納得できないとの声が広がっています。江戸川区内でも「新ルート案撤回を求める区民の会」が結成され、区への陳情も出され、8月1日には、区の担当課長から経過の説明を聞く場をもうけました。IMG_1398

また、山添拓事務所は、この関係自治体が了承したというニュースを受けて、国交省からの聞き取りをする場を設けました。参加した都議、区議をはじめ住民団体からも質問がだされましたが、国交省担当者は、質問に答える内容ではありませんでした。「28日、地元自治体や航空会社などによる協議会が開かれ、羽田空港機能強化、飛行経路、施設整備予算にご理解いただいた。2020年までに3万9千回増やす。要望をふまえ環境影響に配慮した」という回答を繰り返し述べました。協議会に参加した副知事と区長会会長は、新ルートに関係する自治体のすべての代表ではないことを参加者が追及すると、「区長会会長は、太田区や品川区を代表していると認識している」と繰り返し答弁するのみでした。IMG_1397

山添拓参議院議員は、この協議会は決定する機関ではないと指摘し、各自治体の意見をしっかり聞くことを求めました。参加者からは、要望のあるすべての区で、教室型の説明会を開催するように求めました。

おまつりのあいさつ回り

2016年8月13日

7月8月は地域の盆踊りがたくさん開催されます。私の町会はとりやめてから30年近くがたつでしょうか。案内をいただく町会・自治会もありますが、近いところは案内がなくてもでかけます。お祝い金を持参してはいけないため、バザーや手作り品の販売にはできるだけ協力しています。町会・自治会の役員のみなさん、本当にありがとうございます。IMG_1365IMG_1385IMG_1394