羽田増便、新ルートを関係自治体が了承?

7月29日のNHKや新聞報道によれば、羽田空港を発着する航空機が東京都心上空を通る新たな飛行ルートについて、東京都や特別区長会、川崎市など地元自治体は28日、運用時間を限定し、空港周辺の騒音や安全対策を行うことで新ルート案を了承したということです。これまで、羽田空港の発着は騒音や安全性に配慮し、都心上空を通りませんでした。国はまだ、十分な説明をしておらず、説明を聞いた住民からは納得できないとの声が広がっています。江戸川区内でも「新ルート案撤回を求める区民の会」が結成され、区への陳情も出され、8月1日には、区の担当課長から経過の説明を聞く場をもうけました。IMG_1398

また、山添拓事務所は、この関係自治体が了承したというニュースを受けて、国交省からの聞き取りをする場を設けました。参加した都議、区議をはじめ住民団体からも質問がだされましたが、国交省担当者は、質問に答える内容ではありませんでした。「28日、地元自治体や航空会社などによる協議会が開かれ、羽田空港機能強化、飛行経路、施設整備予算にご理解いただいた。2020年までに3万9千回増やす。要望をふまえ環境影響に配慮した」という回答を繰り返し述べました。協議会に参加した副知事と区長会会長は、新ルートに関係する自治体のすべての代表ではないことを参加者が追及すると、「区長会会長は、太田区や品川区を代表していると認識している」と繰り返し答弁するのみでした。IMG_1397

山添拓参議院議員は、この協議会は決定する機関ではないと指摘し、各自治体の意見をしっかり聞くことを求めました。参加者からは、要望のあるすべての区で、教室型の説明会を開催するように求めました。

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