2011年7月16日 のアーカイブ

放射能から子どもを守りたい

2011年7月16日 土曜日

IMGP7816IMGP7812IMGP7811たくさんの方が子どもを守るために行動されています。江戸川区議会に8つの陳情がだされたのはその最も目に見える状況です。江戸川区議員団は、測定を通して、放射線量の数値が高い場合の改善措置・除染措置を区に求めたいと、専門家に協力をお願いして調査を行ないました。7月7日、12日、13日で区内30の場所(主として公園)で約70ヵ所を測定しました。

データは後ほど掲載します。この調査でわかったことは、公園の側溝とすべり台下(降りたところ)のところに高い数値が出ました。他に、倉庫の雨だれが落ちた場所などです。雨が放射能を運んだことが考えられます。

7月15日、江戸川区に、数値の高かった場所について対応を求めました。山崎副区長が応対しました。

区議団は、定期的な測定が不安を解消することにつながると、くりかえし要請しましたが、今後測定はやらないという立場ではないが、今は、測定の予定はないという回答でした。

副区長は、空気中の放射線量は年間1ミリシーベルトをこす値ではなく、現時点での定期的な測定は必要がないこと、健康に害があるという基準が明確になっておらず、判断する場合に困ること、柏市や福島県では、1ミリシーベルトの話は通用しないことなどと話しました。

福島県や放射線量が高い地域では、年間1ミリシーベルト以下を求めると引越ししか方法がありません。しかし、子どもを放射能から守る対策は、できるだけ放射線の被曝を少なくすることを、大人の責任で行なうこと、そこに行政の仕事があります。足立区が学校の砂場の砂の入れ替えを7校で行なったことを例にあげると、通常の管理で十分できるという回答でした。砂場は、年に1~2回砂を補充しているというのです。実際はそのように砂を補充してはいないと反論すると明確な答えはありませんでした。

公園の側溝およびすべり台の下の放射線量が高いところは、清掃の徹底とその部分の砂や下敷きの取替えを求めました。これは、検討をすると回答しました。

また、公園の落ち葉などが放射線量が高いこと、これから、木の剪定で清掃工場にもちこまれた木を燃やせば数値が高くなることは予測されることという認識はしめしました。

公園の落ち葉で腐葉土を作る場合も測定をしてほしいことも要請しました。

とにかく、放射能被曝から子どもを守るこのことにつきます。原発からの撤退を求める署名と、定期的な測定を求める区長宛の署名を引き続きあつめます。