2016年12月3日 のアーカイブ

羽田空港増便中止を、分譲マンション支援を、いじめ・不登校をなくす教育条件整備を

2016年12月3日 土曜日

12月2日、江戸川区議会第四回例例会で大橋は一般質問をしました。羽田空港増便の中止、分譲マンションへの支援、いじめ・不登校問題解決のための教育条件整備の3つの課題です。

羽田空港機能強化の増便は中止を

新ルート案は、現在の南風悪天候時の便数が少し減るものの、北風時、荒川沿いに南から北へ今の5倍も飛行機が通過するものです。防音や落下物対策については国から説明がありません。この新ルート案を見直すよう国に求めてほしいと区長に要望しました。ところが、「本区としては賛成という立場であり、中止を要請する気はない」とつめたい姿勢でした。今年の訪日客は2400万人といわれています。それを2020年には4000万人にする計画です。観光客の経済効果が期待されるとしても、新ルートの下で暮らす住民には不利益ばかりです。また、羽田空港だけではなく、成田や関空、中部空港にも広げて考えれば、危険がともなう都心の人口密集地を通る必要はありません。海上ルートを基本とするべきです。また、東京都は、自治体の合意形成のための連絡会を正式に一度も開催していません。この連絡会を開くことと同時に、国の住民への説明会の実施も求めました。パネルを展示しての説明会は1月11日タワーホール船堀で開催されます。意見交換ができる教室型の説明会の実施を引き続き求めています。みなさん、ぜひ参加して、防音、落下部・事故の危険、大気汚染などについて質問をしていきましょう。

マンション管理アドバイザー派遣に区の補助金が実現

区民の15%が分譲マンションにすんでおり、その支援は、まちづくりの環境維持保全に必要と、その支援を求めました。マンション管理アドバイザー派遣事業の助成は来年4月から実施されます。さらに、その支援を拡充するために、住宅金融支援機構から融資をうけ、マンション管理センターが保証受託者である場合は、その信用保証料補助を区でおこなうべきではないか。また、来年度中に着工の分譲マンション耐震工事は、戸建住宅と民間アパートも含め、補助金が支給されるため、その周知と、今後の継続を国に求めるよう質問しました。区は、一戸30万円加算されることから、一軒でも多く工事に取り組んでいくよう耐震診断をうけた住宅に個別に働きかけると回答しました。

いじめ・不登校をなくし、少人数学級の実施を

江戸川区内の昨年度の不登校は786名、いじめ認知件数は144件です。いじめにあったことから不登校になったり、環境の激変で不登校になったり、今の学校のあり方には様々な課題があるのではないでしょうか。江戸川区の総合戦略には、不登校やいじめを減らす数値目標があります。今、必要なことは、数値目標ではなく、子どもの成長や発達をささえる教育政策です。私は、次のような提案をしました。①35人学級を一日も早く実施すること、小学校3年生は40人学級になることから、区採用の先生を補助につけること。②不登校になった子がフリースクールに通う場合は授業料を補助すること。③いじめへの対応が集団でできるような体制、教員が相談できるシステムを。④スクールカウンセラー、養護教諭、スクールソーシャルワーカーなど、子どもや家庭に寄り添える専門職種の増員を。教育長の答弁は、教育条件整備は独自にやらないという冷たいものでした。35人学級やフリースクール授業料助成は今後の推移を見守る、講師配置などは実施しないという冷たい答弁に終始しました。また、旧清新第二小学校校舎の後利用については、公募区民を含めた検討委員会を至急立ち上げるよう提案をしましたが、区庁舎内の検討委員会とするとの答弁でした。

答弁には納得できないことが多々ありますが、子どもたちのために、区民の命と暮らしを守るために、これからも粘り強くがんばります。

日本ロール門前集会、争議の早期解決を

2016年12月3日 土曜日

IMG_195812月1日、朝8時35分から、江戸川区東葛西にある日本ロール本社前行動があり、大橋も応援のため参加しました。この門前集会は、全労連・東京地評が定期的に行っている争議支援総行動です。あいにくの雨模様でしたが、たくさんの方が参加されていました。いすずの争議和解の赤旗記事を読んでいましたが、いすゞ争議の中心メンバーの五戸さんが参加されていたのでびっくりしました。おもわず、争議の和解おめでとうございますと声をかけました。本人も、8年間良くやったとおもうと語っておられました。青森のご家族もさぞよろこんでおられることでしょう。健康には留意され、新たなステップに進まれることを願っています。

さて、日本ロールの争議は2012年のパイプ事業部の縮小・閉鎖問題から起こったものです。文書回答はしない、口頭回答はくつがえす、協定は結ばないとする会社の団体交渉の持ち方が不誠実だとして、組合が労働委員会に救済を求めたのが発端です。組合は、今年の11月21日の団交で職場改善の前進回答がありその他は継続とし、秋闘を終結する意思をつたえていましたが、会社側は「職場改善などは会社の方針で組合の要求に応えたものではない。確認書でも労使で調印すれば縛りが強くなり会社方針として応じられない」と回答してきました。組合側の節度あるやり方を無視した、あまりにも驚く会社の姿勢ににあぜんとしました。IMG_1955JMITU荒井鉄工支部のみなさんも参加していました。荒井鉄工に激励に伺おうかとおもいましたが、10月から事前の届け出が必要となったため、当日の朝は無理ということで、工場前で帰りました。門には警備員さんが立ってチェックをしていました。9月末で解雇通告をうけた組合員のみなさんの闘いが続きます。現在、組合は、東京地方裁判所に、地位保全の仮処分を申し立て、現在係争中です。私は、支える会に入会して応援します。

江戸川地区委員会上棟式

2016年12月3日 土曜日

江戸川地区委員会の事務所の上棟式が、約30名の関係者が集まって、11月26日に行われ私も参加しました。その後柱が組み合わさっている状態の事務所を見学しました。私は2階までしか見てきませんでしたが、3階だての木造事務所です。来年3月には完成です。この写真は2階です。窓は東になります。IMG_1943まだまだ事務所建設資金が足りないので、募金を集めなければなりません。ご協力できる方はぜひご連絡ください。江戸川地区委員会の電話は03-3674-1871です。

私が初めて江戸川区の地区委員会を訪ねたのは、1971年でした。その時は、今の場所ではなく船堀街道沿いにありました。その後まもなく、今の事務所が完成したことを思い出します。私は教員だったこともあり、地区委員会の事務所には時々の会議のほかはあまり行きませんでした。しかし、議員になってあらためて、日本共産党の地区委員会の存在の大きさを実感しています。政党として江戸川に草の根の組織をしっかり持っているのは日本共産党だけです。今、日本共産党第27回大会にむけた大会成功大運動に取り組んでいます。事務所建設もあわせて成功させていきたいです。

憲法守ってくらしに生かす11・21江戸川集会

2016年12月3日 土曜日

区民集会は、江戸川大運動実行委員会主催で毎年行われています。今回は、300名を超える方の参加で、7名の方がそれぞれの立場から訴え、集会後新小岩までパレードを行い沿道の方にアピールしました。IMG_1923区議団からは、瀬端団長が代表して、全国一の改悪となった区の情報公開制度の問題点と、区が15年間続けてきた退職者不補充を取りやめて保育士の採用をせざるをえなくなった大きな成果を報告しました。他に、公契約条例の制定を、リフォーム助成制度を、スーパー堤防問事業の中止を、航空機羽田増便の中止を、教員の任期付き採用問題、そして、最後は新井鉄工工場閉鎖問題と次々に訴えました。IMG_1925新井鉄工工場閉鎖問題を訴えたのは、JMITU新井鉄工支部の木村委員長です。この日は、5名の組合員が参加。今年の3月末で工場閉鎖を宣言された新井鉄工のみなさんは、納得できないと、工場の再開を求めていました。ところが、9月30日付で解雇。今、地裁に仮処分を求めています。もともと、2015年に海外に製造拠点を移すことから工場閉鎖問題が浮上しました。業績はよく、資産も100億あり、江戸川区の工場の敷地は1万5千坪、浦安にも4500坪を所有しています。9月7日に組合員を呼び出して、解雇通告。組合事務所のソファーやテレビを撤去し、一方的に出社及ばずという不当な扱いを受けました。裁判をするためにも、支える会に入ってほしいとよびかけました。

新井鉄工のみなさん、応援しています。江戸川区の工場が閉鎖されるのは区民にとってもマイナスです。