4月9日、江戸川防災勉強会主催の学習会が行われ、スーパー堤防の危険性が浮き彫りとなりました。元建設省土木研究所次長の石崎さんは、昨年9月の鬼怒川決壊は、堤防を越えた水が住宅地側堤防斜面に溝を作り、そこに水が集中してさらにその場所が掘れたため決壊したと分析しています。国と区は、スーパー堤防は越水しても絶対壊れないと説明していますが、堤防が土だけの壊れない保証があるのでしょうか。自然の力をあなどっているのではないでしょうか。石崎さんは越水しても壊れない耐越水堤防を提唱されました。住宅地側の堤防斜面が越水で壊れないように、土だけではない整備をする方法です。莫大な費用と住民犠牲をしいるスーパー堤防はすぐに中止するべきです。
北小岩一丁目東部地区は、すべて更地となり、国が全体を数メートル盛土して、区が宅地整備をしています。この東部地区の土地を区が買収しすぎたことから総面積の15%を売却すると発表しました。また、工事差し止めの裁判の判決は、3月の予定が6月1日に延期されました。区と国の強引なやり方に抗議し工事の差し止めを求める裁判を起こした住民の方たちは到底納得できるものではありません。