2013年10月29日 のアーカイブ

放射線対策の陳情9件がすべて不採択

2013年10月29日 火曜日

10月25日、江戸川区議会第三回定例会最終日、陳情審査の報告の後、放射線関連9件と、保育関連など10件の採決を行いました。特に放射線関連9件は、自民党、公明党、民主・みんな・維新、日本の会派は、すべて不採択としました。採択に賛成したのは、日本共産党4名とネット、区民ひろばの6名だけです。特に今年は、この放射線関連の陳情審査をする福祉健康委員会に日本共産党の委員がいないため、区民の声を伝えることができませんでした。日本共産党の議席が足りません。2011年の福島原発の事故から2年7か月、汚染水問題解決の見通しがなく、事故の収束とはかけはなれた大変な状況が続いています。江戸川区がホットスポット最南端であることは、篠崎公園のモニタリングポストの数値が示しています。放射能から子どもを守るために大人の責任が問われています。

私は、決算特別委員会で、保健所が実施している一般流通食品の放射性物質測定について質問をしました。保健所は毎月10品目の検査しています。このところ、給食食材納入業者が取り扱っている食品も含めた検査が行われており、給食食材検査を求める声に一定応えてきました。私が、1品目の検査時間を聞くと、「約40分」と回答。この検査を継続ずるのはどのような認識からか聞くと、「内部被ばくの心配を考慮して」と回答。最後に、学校や保育園から教材として育てた野菜や果物の放射線検査を依頼されたら測定するかと質問すると「測定します」と回答。健康部の見解がはっきりしました。教育委員会は、学校で栽培した非流通食品の検査は必要がないという立場をかえていません。