1月14日、子育て教育力向上特別委員会で、ナショナルトレーニングセンターの視察に行きました。私は、昨年に続けて2回目となります。施設を見学する前に、ナショナルトレセンがロンドンオリンピックで38個の金メダル獲得に大きな役割を果たしたことの概要が説明されました。リオは40から50をめざすといいます。東京は100が目標で、2018年秋には第二トレセンも設置されるとのこと。また、施設内の写真をブログなど公にしないでということも。日本選手がオリンピックで活躍し金メダルが増えるというのは「すごいこと」です。しかし、メダル獲得にむけたトレーニングが組み立てられることのすばらしさと同時に、メダルを獲得した選手たちのその後の生活保障が個人の努力にゆだねられているのが気になります。メダルを獲得したトップレベルの選手が、スポーツ関連で仕事をされている方ばかりではないように感じます。
ナショナルトレセンは、トレーニング、栄養、休養の競技力向上の三原則に基づき設計された最新設備と実践的なサポートプログラムによって、アスリートをあらゆる角度から総合的に強化をするとしています。体操の国際試合の器具は、どのメーカーを使用するかによって仕様が違うため、それにあわせた練習をするということです。床運動の床に上がらせていただきましたが、メーカーによって確かに弾力が違います。選手たちも調整するのが大変なことです。バレーボールは練習中でした。床は、摩擦が起きにくく靴が滑りにくい仕様です。カメラが多く設置され、すぐ、プロジェクターで見るしくみです。ブロックのジャンプの最高は福沢選手の357cmの記録が壁にありました。
医療科学支援事業として、メディカル、フイトネス、心理、栄養と多面的な組み立てをしているとのこと、スポーツクリニック、リハビリも。あらゆる支援が行われていることがよくわかりました。