2014年5月18日 のアーカイブ

医療・介護の学習会にどうぞ

2014年5月18日 日曜日

5月14日、自民・公明の与党は、全野党が反対する中、医療・介護制度を根本から改悪する医療・介護総合法案の採決を強行しました。委員会の審議はわずか6回。210の地方議会が意見書を可決するなど、国民の批判や不安を無視し、数で押し通す暴挙です。

日本共産党葛西地域協議会は、医療介護の法案の内容をくわしく知りたいという声をうけて、学習会を企画しました。5月25日(日)、東葛西コミュ館2階の集会室です。ぜひ、ご参加ください。

12日に大阪市で開かれた地方公聴会で、社会福祉法人「こばと会」の正森事務局長の意見陳述を抜粋します。

「要支援1・2の人の予防給付は、要介護になることを予防していくために必要な給付として創設されたものですが、市町村が取り組む地域支援事業への移行で、この予防効果に強い懸念があります。私たちが行っているホームヘルプ、生活援助の対象者は独居の方も多く、注意深い観察を要します。たとえば、独居で食事がまともにとれず、やせてきていないか、着替や入浴ができていないか、正確に薬が飲めているか、同じものを買い込んでいないかなどです。生活状態を注意深く観察する目と見極める力が必要です。これらにいち早く気づき、必要な専門機関につなぐなどのなかで、急激な身体上、精神上、の悪化を予防してきた事例はたくさんあります。初動の見極めができない環境をつくっておいて、必要な人はサービスをうけられるというのは矛盾しています。」

みなさん、「長生きしてよかったといえる社会」の実現をめざしていこうではありませんか。

利根川系水防訓練を視察

2014年5月18日 日曜日

image 5月17日、区議会議員8名、助役をはじめ区の職員約30名とバスで利根川水系の水防訓練視察に行きました。朝6時半に区役所を出発して東北道を宇都宮に向かいました。私は初めての参加です。災害対策特別委員会や建設委員会に所属する議員というわけではなく、各会派からそれぞれ参加していました。訓練の場所は、宇都宮市の郊外、鬼怒川左岸です。雨天決行のこともあり、会場は大テントでした。一般の市民の方にもよびかけた大きなイベントです。テントの費用だけでも相当かかったのではないかと思いました。

開会前に江戸川区のテントを訪れました。区からは、私たちより早く会場準備に出発していました。職員のみなさんはごくろうさまです。しかし、展示の内容は、スーパー堤防事業です。日本共産党は、洪水に役立たず、住民犠牲・無駄遣いと反対しています。しかし、区は、北小岩一丁目に続けて篠崎地区でもどんどん進めています。北小岩一丁目と違って今度は国との協定を先に結ぶということです。北小岩一丁目は、盛土をする区画整理事業を強行し国との協定を後から結ぶということをやりましたが、国と協定を結ぶ手続きをきちんとしても無駄遣いにはかわりがありません。

会場に、「さのまる」がいましたので記念撮影もしました。私は、栃木県佐野市の出身です。友人から、「さのまる」がキャラクター投票で一位になったとうれしそうな報告がありました。

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国土交通大臣は、会場まで、河川敷の仮設道路を車で到着。そのために道路をわざわざ作ったように見えました。ほかの参加者は駐車場から歩いているのにそこまでするのは警備のためなのでしょうか。

さて、水防訓練が始まると、日ごろの訓練の成果がよくわかる手際よい作業でした。はじめは、杭ごしらえ、竹とげ、土のう作りです。土嚢づくりは江戸川の水防訓練で見ていましたが、杭を作る作業や、竹を切り取る作業ははじめてです。栃木県は竹がたくさんあるからでしょうか。次は、木ながし工、シートはり工です。これもはじめてみました。激しい川の流れや波に堤防が削り取られたときに、流れを弱めたりシートで覆うためのものです。

堤防の漏水が見つかった時の、月の輪工(半円形)と釜段工(円形)は江戸川でも訓練を見ていましたが、今回は土嚢を二重にしていました。江戸川区のやり方をもう一度しっかり見学します。