11月5日、小俣区議と一緒に、小岩保健所で行っている放射性物質の食材検査に同行しました。通常は、午前中に食材を購入して準備をし、午後検査を行っているのを、私たちのために、特別に午前中に1検体の検査をしていただくことになりました。
さて、この日は、朝、9時45分に保健所に到着してから、保健所の仕事について説明を伺いました。保健所が、区民生活のあらゆる場面の健康管理の仕事をしていることがよくわかりました。学校の社会科見学のようです。私たちの見学のために席を設けていただいて感謝しています。
それから、職員2名の方の食材購入に同行しました。車にのって、行先は小岩駅近くの大手スーパーです。5日は、さんま(岩手)、きゃべつ(群馬)、まいたけ(新潟)、ほうれんそう(群馬)の4品目を購入。仕入れ先がわかること、東北、北関東のものを中心に選んでいました。購入の量は1品目1.5㎏。再検査するための量も含めて購入することになっていました。代金は約6000円でした。通常の衛生管理とは別に食材購入をしているため、調理場などには立ち入らず、当日仕入れたものを購入するということでした。
保健所にもどると、検査センターの専門家に食材をわたし、検査がはじまります。キャベツからはじめました。まず、食材の泥をおとして可食部分をきざみますが、キャベツはきれいなので、そのまま芯だけをとりのぞいてきざんで、ミキサーでペースト状にします。この量は約400グラム。きゃべつの四分の三くらいの量でした。(購入したのはキャベツの1.5個分です)
ペースト状のものをビニル袋に入れて、検査します。時間は40分。待っている間にまたまた保健所内の見学をさせていただきました。
結果は、異状なし。
このように月に10検体の調査をしています。私たちは、もっと量を増やして、給食食材検査を充実させるように要望していますが、保健所では、国や都の指示に基づき、年間計画をたてて行っており、産地の検査もされているから、とのことでした。保健所が食品の安全のチェックをしっかり行っていることはよくわかりましたが、今は、特別な時期です。やはり、人を増やして検査体制を拡充させてほしいという区民の願いを届けるためにがんばっていきたいと一層思いを強めたところです。これは、政治の判断。つまり、区の姿勢です。区長に引き続き要望します。