2012年6月11日 のアーカイブ

生活保護はダメですか

2012年6月11日 月曜日

生活保護へのバッシングが続いています。不正受給はもちろんNOです。しかし、遠慮して申請しない人が増えるのではないかと心配です。

先日、年金だけでは生活が大変だと相談がありました。大橋が内容を聞き取ると、生活保護に該当します。すぐ、生活援護第三課に伺うと、年金が足りない分は生活保護費が支給されるということがわかりました。ところが、数日後、本人から申請をやめるとの連絡がありました。身内がいるのに、生活保護などとんでもないということをいわれ、もう少しこのままがんばってみるというのです。困ったらいつでも連絡してくださいといいましたが、大丈夫なのか心配です。マスコミ報道の影響が表れているのではないでしょうか。

6月9日、生活と健康を守る会の総会がありました。この会は、誰もが人間らしく生きる権利の拡充のたたかいの歴史を重ねています。私は、この会が粘り強いたたかいをすすめることは知っていましたが、議員になってから会員になりました。今の生活保護受給者へのバッシングは異常です。少ない年金やワーキングプアは個人の責任ではありません。大企業のいいなりの政治、さらに、政治が青年の雇用対策をおろそかにしてきたことが問われています。

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イギリスでは5人1人が生活保護を受けているそうです。低賃金で働くことを拒否する権利があるという考え方はすごいです。まさに、人間らしく働く権利の保証です。ハリーポッターの作者は、書き始めたときには生活保護をうけていました。だれもが安心して生活できる保証があるから創作にチャレンジできたのではないでしょうか。

日本はまだ権利としての社会保障、生存権が確立していません。「憲法をくらしにいかす」これが、京都府に学んだかつての革新自治体の基本スローガンでした。今こそ、あらためて、「憲法をくらしにいかす」とりくみをすすめていきましょう。大橋はその先頭に立ってがんばります。

塩沢江戸川荘と日光林間学校の視察

2012年6月11日 月曜日

6月5日と6日に、塩沢江戸川荘及び日光林間学校の視察に行ってきました。 IMG_0944 私は、宿泊ははじめてでした。設備も食事も満足できるもので、区民のみなさんも大いに利用してほしいと思いました。施設面では、部屋ごとに空調設備をつけてより快適にすごせるようにしたそうです。確かに全館冷暖房では、調節が難しいですものね。 IMG_0954IMG_0945 新しい施設や除雪車、裏山の整備されたプロムナードも視察しました。多くの学校が、ウィンタースクールで利用するようです。 IMG_0951 また、昨年から、「塩沢ファーム」として土地を借りて、野菜を育てているそうです。とまと、きゅうり、なす、えだまめ、じゃがいも、さつまいも、にんじんなどよく利用する食材を育てていました。 日光林間学校は昭和50年の建設のため施設が古く、冷暖房施設はありません。今、子どもたちが空調設備の整っている部屋ですごすことが多いため、いずれは建て替えが必要になることでしよう。 IMG_0960IMG_0956 校外学習の在り方も含めて、子どもたちの様子をよくわかっている現場の先生方の声が反映されることが大切ではないでしょうか。まず、当面、子どもたちが喜ぶおいしい食事を望みます。日光は自然が豊かです。しかし、今は放射能の空間線量率が高いともいわれています。区の教育委員会で測定した数値は、環境省の基準を下回っていますが、定期的な測定が必要ではないでしょうか。