2011年6月20日 のアーカイブ

放射線量の測定を定期的に

2011年6月20日 月曜日

IMG_1985IMG_1988江戸川区長に、放射線量の測定を要請してきましたが、なかなか、やると表明しません。東京都が測定を行い、その結果を順次発表していますが、江戸川区は18日に4箇所で計測しました。その結果が、次のように公表されています。

小松川小学校  1m 0.08    5cm 0.08

小岩小学校        1m 0.13    5cm 0.15

鹿骨スポーツ公園1m 0.13   5cm 0.13

滝野公園         1m 0.10    5cm 0.12

区の主催で、6月20日、区議と区の幹部職員対象の、東大の中川恵一先生の講演会がありました。中川先生は、御用学者とバッシングをうけたことを紹介し、原発の是非にはふれない、今の放射能もれについて安全だというと御用学者だという風潮があることから、学者が、発言をしなくなっていくという指摘から話がはじまりました。

放射線被曝のリスクは何か、それは、発ガンリスクがあることだということ、被曝は低くおさえるべきで、どこから以下が安心というのはないこと、放射性物質は、見えない光線をだす花粉のようなもの、風に乗った放射性物質は、雨に溶けて降り注ぎ、土にとけこむ。地形、土の状態でデータが違ってくる。今、空気中の放射線量は心配ない。場所によっては土をとりのぞく。状況によってめやすをかえていく、福島と東京は違ってもよい。

区の主催の講演でしたが、中川先生の話はわかりやすく、納得できるものでした。

私は、不安がある中で、放射線量の定期的な測定をどのように考えているか先生に質問しました。先生は、江戸川区民が答えをだすことであると前置きし、人の気持ちがあるから、例えば、週1回という方法もあると回答してくださいました。私は納得しました。

区長は、計測の具体化をしめしていません。不安感に対しても実際に濃度が濃い場合は対策をたてるということもあわせて、測定をするべきです。区議会でも区長にせまっていきます。

放射能汚染対策は、まず測定から

2011年6月20日 月曜日

IMG_19816月19日の10時から、新日本婦人の会江戸川支部主催の原発問題学習会に行きました。会場は、ぎっしりの参加者です。

講師は日本大学専任講師・野口邦和先生です。先生があらためて事故の概要を話され、今の状況、今後の見通しが語られました。現場にいないのに、資料から判断された状況は大変わかりやすいものでした。あらためて有能な科学者にもっと資料提供をすべきだと実感したところです。

事故は重大で、収束には時間がかかること。飛散した放射能は、今、空気中にはほとんどないから窓はあけてよいこと。土壌汚染や子どもの影響が心配だが、放射線量を正確に測定することで個々の対策をとっていくこと、たとえば、砂場の砂のいれかえ、校庭の表土を削ることなど。行政は正確な測定を行なってそれを知らせること。測定器の購入は行政に働きかけること。

野菜、食料の汚染は、「汚染したものを一定食べるしかないでしょう。放射能はたっぷりのお湯で洗えばおちます」というお話に、ほっとした雰囲気がありました。福島県産のものでも安心なものが市場にでています。しっかり、測定して、風評にまどわされないようにしたいですね。

海の汚染はこれから心配です。かつて、ビキニ環礁の水爆実験で、マグロも汚染されました。水産庁が測定データを毎週公表しているから注目しましょうという指摘にまたまた納得。

まず、心配の前に、測定とデータの公表を要求し、データから自分の行動を判断していくことですね。

危ない場所には近寄らない。対策があれば、しっかり、行政にもとめていく。

原発にたよったエネルギー政策を転換する世論をひろげましょう。日本共産党は、原発からの撤退の期限をきめようと署名を呼びかけています。ドイツは2022年までにゼロにします。イタリアは国民投票で再開はNOを決定。日本も、自然再生エネルギーの研究を急速にすすめる時期ですね。大橋みえ子も街頭で訴えています。