たんぽぽ保育園が東葛西8丁目にスタートしてから6年目の運動会。はじめて参観しました。年長さんは、ゼロ歳から入園した生粋のたんぽぽっこです。とてもうれしいですね。
子ども達の頑張りに大きな拍手を送ります。保護者も一緒に参加するのは見ていてもほほえましく、保育園だなあとこれにも感動します。年齢にあった競技で、一人一人の力を引き出していると感じました。また機会があればぜひ伺いたいと思いました。先生方ありがとうございました。
江戸川区が区立保育園でゼロ歳児保育をやらないと宣言して以来、40年以上が過ぎました。今、2月の「保育園落ちた・・・」のブログから急浮上した待機児問題対策が注目されています。私は長男を妊娠した時に預け先がないと聞いて驚き、地域の母親たちの保育所づくりの運動に大きなおなかをかかえながら参加させていただきました。少し先輩の母親たちのエネルギーはすばらしく、保育所の場所も確保しましたが、設備の準備の関係で1973年10月に個人宅で開所しました。その後、安楽寺さんの一角をおかりしてのたんぽぽ共同保育所ができ、区の助成金も獲得してやりくりができるようになっていきました。安楽寺さんのご厚意には感謝です。家賃にも便宜を図らっていただいたことは忘れられません。区の初めての助成金をもらった時の施設長が私です。2年間つとめましたが、形式的には教員との兼職となりますが、報酬はないということで問題にはなりませんでした。2年のあいだに保育士の資格をとって名実ともに施設長になったのが有馬柚枝さん。残念なことにすでにお亡くなりになっているのですが、きっと、たんぽぽ保育園の今の姿をみたら涙が止まらないのではないでしょうか。
今年4月の江戸川区の待機児は397名。来年度の新たな認可保育園の新設で約400名くらいの定数増となりますが、本当にこれで足りるでしょうか。江東区など待機児が多いところは1000人の定数増を具体化しています。決算特別委員会で区長は、「待機児解消だけでなく、ワークライフバランスが必要。江戸川区のゼロ歳児は母親が子育てしている」と答弁したのです。区内のゼロ歳児保育は、私立認可保育園で約200名、保育ママで約400名、認証保育所で約200名です。出生は約6000人ですから約13%の方がゼロ歳児を預けて働いているのです。もちろん、家庭で保育をすることを否定しているのではありません。今は育児休業がとれますが、働く選択肢も大事です。預けて働く選択肢を広げてほしいのです。それが行政の仕事ではないでしょうか。私は、教員の仕事を続けたいため、預けて働かざるをえませんでした。また、保育所の子ども同士の関わり合いがすばらしく、保育所に預けるほうが子どもの成長にプラスになると判断しました。みなさんはどう考えますか。