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江戸川区情報公開制度がワースト1に

2016年10月31日 月曜日

情報公開制度は、知る権利、基本的人権であり、それを制限することは、大きな問題を生むと、日本共産党は反対を表明しましたが、10月27日区議会本会議において、可決成立しました。12月1日から施行される予定です。反対したのは、他に、江戸川クラブ4人、生活者ネット2人、民進党1人で、反対は合計12人でした。確かに、特定の個人が膨大な資料請求をしてみに来ないとか、職員がほかの仕事ができなくなるとか、弊害が説明されました。職員のご苦労はわかりますが、しかし、現行法で対応できるのではないか、基本的人権は何よりも大事にされるべきだと意見をのべました。また、富山市が同じような改定をして、住民の知る権利がせばめられたことと政務活動費のいいかげんさが暴露されなかったこととの関連はないのか懸念されます。

改悪条例は、「開示を請求する権利を乱用してはならない」とし、請求先の区の担当課と総務課長が「乱用」とみなせば開示拒否できます。また、現行の区の情報公開は開示された文書を区役所内でみる「閲覧」は無料ですが、改悪条例では閲覧する文書に黒塗りのページがあった場合、黒塗り手数料として一枚10円請求します。「乱用禁止規定」と黒塗りに手数料を課す制度がセットになった条例は「他に例がない」と区自身が議会で認めています。

江戸川区民オンブズマンの代表幹事の小林さんは、「目的の乱用禁止と墨塗りに手数料は関係ない。一般の区民の知る権利を抑え込むものになっている」と指摘します。