5月3日、憲法記念日です。これから憲法集会に参加する予定です。江戸川区上空は、朝から航空機がひんぱんに通過しています。南風悪天候の時に江戸川区を計器着陸で通過していますが、好天でも通過することが増えています。区に問い合わせると、羽田上空が視界不良であると、江戸川区が好天でも通過するというのです。時間帯によっては一時間に約30機通過することもあり、自宅で仕事に集中できません。私の家の近くを通過しますが、約1分間騒音が響くのですから落ち着きません。これに加えて、2020年オリンピックまでに国際線の増便で、荒川ぞいに羽田空港からの離陸便が通過するという案が国土交通省からしめされました。清新町の住民を中心に、これ以上の騒音は困りますという声が、「航空機の低空飛行に反対する江戸川区民の会」としてたちあがりました。
国交省案は、少子高齢化、国際競争力強化を理由に羽田空港発着機数を1時間当たり現在80機を90機にするため、これまでの海上飛行の原則を破棄して、都心上空を低空で飛行するルートを導入するというものです。具体的には、①北風時(年間6割)の6時から10時半及び15時から19時、一日合計8時間半、離陸便が荒川上空を北上、②南風時の15時~19時、着陸便が都心上空から計器飛行で品川から空港へ向かう(2ルート平行、悪天候時も含む。両ルートで1時間に44便)
離陸機の騒音は着陸機よりも大きく、通過機の高度が高くても、騒音レベルは現在の飛行機と大差ないと予想されます。騒音だけではなく、事故や落下物、大気汚染も心配です。離陸便は、航路どおりにすすむとは限りません。現在でも、航路のはばは3キロにも及んでいます。
環境は住民の共用財産です。江戸川区は昭和47年、航空機問題で訴訟を起こし、区と区議会、住民が一丸となって国に対策を講じさせた経緯があります。その際、国は運輸省航空局長名で、「今後とも同空港周辺の航空機騒音被害の軽減に、さらに行政努力を重ねる」と発表しています。今回の案はこの約束を反故にするものです。今回は、江戸川区民だけではなく、広く、新宿区、目黒区、港区、渋谷区、品川区、大田区などにおよびます。とりわけ、300mの低空通過となり品川区では、飛行ルート沿いの抗議のパレードを毎月行うなど、住民の反対の声が広がっています。江戸川区でも、住民の会が増便反対の意見書を国に提出することを求める陳情を提出しました。今、署名を集めています。大橋も区議会で質問をして、区民の声を国に届けるように求めていきます。