10月20日、そろって辞任しましたが、内閣改造後わずか1っ月半で2人が同時に辞任するという異例なことで、首相の任命責任が問われます。女性が輝く社会ということで、女性を入閣させたことを否定はしませんが、残った3人の女性閣僚は、靖国派で、疑惑騒動の最中の18日に靖国神社への参拝を強行。日本軍「慰安婦」問題でも、「河野談話」否定の急先鋒です。後任の上川陽子氏も日本会議の中心団体・神道政治連盟国会議員懇談会のメンバー。
女性が輝くというなら、日本共産党が21日に発表した「女性差別を解決し、男女が共に活躍できる社会を」の提言をうけとめた政治をしていただきたい。
6つの柱で具体的な政策を提言しています。①働く女性の賃金差別を是正し、均等待遇を実現する。②子どもを産み育てながら、働きつづけられる社会的条件をつくる。③深刻な女性の貧困問題の解決をはかる。④女性の人権を尊重し、法律上の差別的な規定を見直し、是正する。⑤日本軍「慰安婦」問題の解決に国際的責務を果たす。⑥あらゆる意思決定の場に女性の平等な参加を保障する。
私は、男女平等の社会の実現を求めて、教職員組合をはじめ、様々なところで取り組みをしてきました。子育て支援とか高齢者対策などで女性の視点が以前よりはとりいれられていると思いますが、一番肝心な、男女の賃金差別が是正されていません。朝ドラで、結婚はラブといいつつ、給料も大事という場面はそのとおりとうなづきました。このところ、朝ドラは夫婦のことを中心にすえていますが、男女平等の視点もするどいと思います。楽しみながら、女性史も考える場面がけっこうあります。脚本家に敬意を表し、真に女性が輝く社会目指してがんばりたいと思います。