2014年9月22日 のアーカイブ

これからの葛西の自然を考えるシンポ

2014年9月22日 月曜日

9月20日午後、日本野鳥の会東京と日本野鳥の会が主催したシンポジウムに参加しました。3時から放射線測定行動があるため、約1時間半しか参加できませんでしたが、葛西臨海公園の自然の豊かさ、野鳥の会の活動に感動したひと時でした。

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とりわけオリンピックカヌースラローム競技場建設問題が大きく動いた直後でしたから、飯田氏の報告は注目されました。私も区議会でとりあげましたが、葛西臨海公園の豊かな自然環境を破壊する競技場計画について野鳥の会東京の飯田氏からレクチャーをうけ、競技場建設で自然破壊をしてはいけないということと競技場建設24億円、観覧席8億円は費用が掛かりすぎることをとりあげました。他の会派もとりあげましたが、野鳥の会東京の働き掛けが大きかったのではないでしょうか。臨海公園が開所して26年。自然が豊かに育まれてきたことが鳥だけではなく多様な生物たちの生存を可能にしてきました。そして、競技場建設反対の取り組みの中で、多くのみなさんがそれを知ることができました。私も公園の認識が大きく変わった一人です。

競技場建設については、正式には来年の2月ごろまでに決まるようです。都の下水道局の用地に建設されるとすれば、仮設か常設か、淡水が多量に必要になるがどうするか、臨海野球場の代替をどうするか、工事中の公園利用との関係などが懸念されます。飯田氏は、外国の方をおもてなしするためにも、競技場建設だけではなく、鳥類園の池の水質、かいぼり、生い茂る蔦を刈るなどの環境整備を求めたいと提案されました。

私も、河野ゆりえ都議とも相談しながら、これらの課題を考え区議会に提案していきたいと思います。

葛西臨海公園の野鳥は、スズガモ・カンムリカイツブリの大群が代表的なものであること、20年間で確認されている鳥類は252種類にのぼること、スズガモは2011年には約6万羽も飛来し、昨年は約26000羽に及ぶことなど報告されました。スズガモの大群の写真を見せていただきましたが、今年の冬はぜひ見てみたいと思いました。

ラムサール条約の話は途中までしか聞けませんでしたが、葛西臨海公園の登録を考えるという内容でした。よびかけがあれば取り組みたいですね。

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会場となった鳥類園ウオッチングセンターに行くとき、花に赤とんぼがとまっていました。カメラを近づけても動きません。また、彼岸花が咲きそろい美しかったですね。葛西臨海公園を散歩しながら区政を考えるというのもまさに一石二鳥です。

葛西臨海公園放射線測定

2014年9月22日 月曜日

9月20日午後3時、放射能汚染と原発をなくす江戸川センターのよびかけに集まった人は22人。3つのチームにわかれ測定をしました。私は参加した葛西地域の方とチームをくみました。私が持参した測定器は電池切れ。準備の不手際をおわびして、区民オンブズマンの小林さんと一緒に測定行動をしました。

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主な測定地点は雨どいのところです。約2年半前に測定してからほぼ半分以下に放射線量は減っているものの、雨どい落下地点は公園の通路(0,05μSv)と比べると10倍くらい高い数値を示しているところもありました。一番高いところは、地上5センチメートルで0、55μSv(前回1.10)。低いのが0,23μSv(前回0.71)。地上1mで高いのが0、16μSv。低いのが0,11μSvでした。

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IMG_4198測定をしたあたりは公園の西側で、コスモスがほぼ満開、きばなコスモスのオレンジ色が目をひきます。観覧車や小さい子どもたちの遊ぶ場所が近くにあり、子どもづれの方がたくさんいました。あづまや周辺を放射線測定の場所として地域の日本共産党支部と後援会が選んだことが適切であったと改めて思いました。

測定が終わり帰る途中、外国人の女性2人に声をかけられました。「放射線をはかっているのか、ここは大丈夫か教えてほしい。毎日の散歩コースで心配だ」ということでした。江戸川区がホットスポット最南端といわれていることを知っていて声をかけてきたようです。私は、あづまやのそばは高い地点があるから近づかないこと、散歩コースは石畳などで数値は低いから心配はいらないと答えると安心したようです。

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他の2つのチームは数値の高いところはなく、公園のほかの地域は心配はいりません。芦が池の近くの護岸の一部の草が生えているところの数値が高かったようでした。後日、その場所を測定を行う予定です。