2011年11月6日 のアーカイブ

困ります・学校給食栄養士民間委託

2011年11月6日 日曜日

学校給食の栄養士さんは、食育のかなめです。文部科学省も、調理業務の民間委託が進められたとき、「献立の作成は、設置者が直接責任をもって実施すべきものであるから、委託の対象にしない」と通達をだしました。(昭和60年1月21日)

江戸川区も10年前に調理業務委託を行った時に、「委託するのは調理業務のみです」と説明しています。ところが、本会議でも、決算特別委員会(10月17日)でも、栄養士の民間委託をやらないとはいっていない、退職不補充だからいずれは民間栄養士と考えていた、資格をもっていれば公務も民間もないという区の答弁でした。

公明党も、拙速だと指摘し、民主ネットはチェック機能に無理がある、アレルギー除去食は個人情報だと指摘。問題点が浮き彫りになりました。私は、学校職員だからこそ食育のかなめとして仕事が出来る、アレルギー食が心配だと区にせまりました。区は、今までとまったく変わらないと答弁をくりかえすばかりです。私は、学校の教員だった経験があるからこそ、心配が大きくなります。

反対署名は1万7700を超えました。文教委員会の協議会の席で、委員長は、これだけの署名だから慎重に審議をしたいと話しています。

東京民報の取材がありました。11月13日号に掲載されます。栄養士さんの仕事が学校教育に位置づいていること、グリンピースやソラマメの皮むき、授業との連携した献立などの食育の実際、1年生の給食のたいへんさ、子どもたちが給食を楽しみにしていることなどを話しました。私も、栄養士さんに本当にお世話になりました。

取材後、学校給食の食材納入業者を訪ねました。この業者さんは、38の学校に野菜を届けています。すべて国産です。たけのこは、中国産1800円、国内産1万円。「うちは、高くても、日本産の安全な食材を提供しています、もうけだけ考えたらやれません」と、熱く語ります。

娘さんは、野菜ソムリエの資格を持ち、もうすぐ栄養教諭の資格もとるそうです。栄養士さんが民間になったら、業者の「うまみ」をだすために、カット野菜を使いかねません。この方は、「はじめは地元業者を使うけど、栄養士は民間委託しないといった10年前の話が反故になったように、いずれは、委託業者まかせになりますよ。そうなってからでは遅い。もっと、保護者がたちあがらなければ」と、4月にやるのはあまりにも乱暴だと、民間委託反対署名も200筆は集めているそうです。

業者さんの子どもを思う気持ちにうれしくなりながら、4月導入をやめさせたい思いを強くしました。

今度の第4回定例区議会で、私が栄養士民間委託反対で区長に質問します。質問は11月29日です。がんばります。

南葛西地域の放射線量測定

2011年11月6日 日曜日

IMG_0266IMG_0268IMG_0277IMG_0281IMG_0289IMG_029111月5日(土)1時から3時まで、南葛西地域日本共産党後援会がよびかけて、放射線測定を行ないました。天候にも恵まれ、3チームにわかれて、45地点102箇所の測定ができました。大橋のほかに、地域から12人の方が参加しました。区内の放射線量の測定を続けている大越さん(大気汚染をなくす会)も参加して、雨どいの下など線量の高いところを説明してくれました。総勢14名の測定チームです。私も、都議会議員・専門家と一緒に区内を4回測定しています。10回測って平均をだすことをお願いしました。

測定結果は、区も除染対象であるといっている毎時0.25マイクロシーベルト以上のところが予想以上に多く、21地点27箇所もありました。高い放射線量は、すべて地表5センチまたは〇センチでの測定です。

子どもたちが遊ぶポニーランドや富士公園は心配ないか測定したいと参加されたHさんは、区が責任を持ってほしいのにやらないのはおかしい、共産党にがんばってほしいとエールをいただきました。

公園で測定したところは、毎時0.25マイクロシーベルトをうわまわる場所はありませんでした。遊びに来ていた家族や犬の散歩に来た方など、放射線量の測定に注目されていました。どなたも、線量が高くないと聞いてほっとしていました。ありがとうとお礼をいわれるかたも。バーベキューを楽しんでいる方には、私から報告に行きました。放射線量測定中の旗は注目を集めます。

のぼり旗を見た3人づれの女性が、家のところも測ってほしいというので、雨どいの下の小石やじゃりがしきつめられた場所を測定しました。毎時0.422マイクロシーベルトもありました。毎日通る場所です。砂利をとりのぞいて上から新しい土をかぶせるだけでも違うからと説明すると、「私は年寄りだから」と。友人が○○さんに頼んだらいいよと口ぞえしていました。また、西葛西駅近くのマンションの雨どいも心配だというので、近いうちにいきますと約束しました。女性たちから、「やっぱり、共産党さんですね。ほかはやらないよね」

うれしい励ましの言葉をいただきました。

ある公園のトイレの雨どいの下が毎時2.31マイクロシーベルトという高線量でした。雨どいの下は草と枯葉と土。雨水が強く流れ込む雨どいの下がむきだしのところはどこも放射線量が高いことが指摘されています。

測定の後、区への要望、これからも測定を続けたいなどが参加者から話されました。2時間以上歩いてやや疲れましたが、こういう取り組みが区を動かすことも事実です。私も、がんばります。

後日、区に情報提供をしたところ、さっそく清掃を徹底し、むき出しの雨どいをパイプでつなぐ工事を行なうとの回答がありました。

私の家の雨どいはどうなっているか確認したところ、むき出しではなく、下水に流れるようになっていました。一安心です。