2011年原水爆禁止世界大会に参加しました。全国から参加した7000名の人たちで開会全体会会場は満杯。私たちはやっといすにすわれました。
来賓の田上長崎市長、被爆者の訴え、国連事務総長代理とあいさつが続きます。私は、国連事務総長の代理であるセルジオ・ドゥアルテさんに注目しました。彼は、昨年5月の国連NPT再検討会議の際、日本から持参した約700万筆の署名をわざわざうけとりに来てくださった方です。しかも、今回は、代理とは言え、はじめて、国連事務総長のあいさつをうけたことは、この原水禁世界大会が国連の認知をうけたことになります。なんと心強いことでしょうか。核兵器のない世界への方向が一層強まったのではないでしょうか。
しかし、日本は、菅首相の式典あいさつにあるように、あいかわらず、究極的な核廃絶の立場です。世界は、核兵器禁止条約締結の方向にうごいているのに、被爆国の首相としてあまりにもなさけないことです。
私の大会参加は16年ぶりです。前回は、小学4年生だった娘の百合子と一緒でした。今回は、議会の都合で二日間しか参加できなかったことが残念でした。分科会は、吉井英勝さんがパネリストである「核兵器・原発とエネルギー問題」シンポに参加しました。今大会は、原発ゼロの課題が大きな関心を集めたことが特徴だったのではないでしょうか。原発ゼロを決めたドイツもイタリアも大きな住民運動がその力となっとことも学びました。核も原発もいらない大きな世論作りのためがんばります。