2014年12月25日、子育て・教育力向上特別委員会で、北区西が丘の味の素ナショナルトレーニングセンターの視察に行きました。10競技の施設がすべて国際基準で設置され、センターができてから、ここから世界に羽ばたく選手が誕生しているかと思うとセンターの役割の大きさが実感できました。
練習スペースの大きなフロアーは、体操、柔道、卓球などでした。体操のフロアはメーカーがちがう2つの段違い平行棒がありましたが、国際大会によって使用する器具メーカーが異なってもいいように設置されていました。
柔道は畳の面積は世界で一番広く、床は弾力性のある素材が使われていました。
卓球も国際基準の卓球台の設置で、学生さんが練習をしているところを見学させていただきました。
ボクシングの練習場では、リングに上らせていただき、サンドバックもさわってきました。リングを実際に見たのは初めてでしたが、練習の激しさが垣間見られたような気分になりました。
オリンピック強化選手だけの利用ではなく、各競技団体を通して、学生も利用しています。2020年の東京オリンピックめざして多くの選手が技を磨いていくことでしょう。しかし、このセンターを利用するにあたり、各競技団体の財力が関係あり、選手の負担が大きい競技もあるようです。
競技そのものを楽しむ、体を動かす解放感、スポーツで人とつながる楽しさ、どれもスポーツの魅力です。私は、運動神経がよいほうではありません。一生懸命走っても遅く、運動は苦手でした。それでも、中学校ではテニス部に入り、ダブルスで試合にでましたが、勝てた記憶がありません。パートナーにはめいわくをかけました。鉄棒で逆上がりができないまま高校生になり、逆上がりができないと単位がもらえないとおどされて必死で練習し、先生の前でできたのです。本番に強い!また、水がこわくてもぐることもできませんでしたが、小学校の教員で水泳ができなくてどうするといいきかせ、プール指導直前に3日間の水泳教室に通い、なんとか15メートル泳ぐことができました。それも、足がつくプールだけですから、本当に泳げるようになったわけではありません。水泳指導では、お手本は「けのび」(プールサイドの壁をけってそのまま水に浮く)とプールの横約12メートルを泳ぐだけでした。でも、実技がすべてできなくても指導はできます。出来ない子どもの気持ちをしっかりうけとめることができたと自負しています。学校の教員仲間でバレーボールやバスケットボールやバトミントンや卓球など子どもへの指導を考えながら試合を楽しむこともできました。東京オリンピックをきっかけに、子どもたちが一生楽しめるスポーツに出会えるといいですね。そのために身近なところに施設が必要です。学校の施設が地域開放として上手に活用されるといいですね。