最近、LGBTをとりあげるマスコミが増えてきました。渋谷区と世田谷区で、「結婚に相当する関係」と認定するパートナーシップの制度がはじまったことが大きくとりあげられました。江戸川区に在住のLGBTの方が、本区にも同じような制度を作ってほしいと陳情がだされたのも、共産党江戸川区議団が質問をするきっかけとなりました。彼らは、ワークショップを定期的に開催して、多くの方と語り合うことを願っています。彼らの行動力と、区議団に牧野議員が新たに加わったことが大きかったです。牧野区議は、友人にLGBTの方がおり、身近な問題としてとらえていました。私の身近にもいるかもしれませんが、私は、教員として、男女平等教育をすすめる視点から、性的マイノリティをとらえていました。子どものいきにくさ、男らしさ女らしさを求められる環境の中で、どれだけくるしむか、男女差別をなくしたいという視点から、だれもが人間らしく生きていける学校、社会にしていきたいと、学校教育をとらえるようになりました。性的マイノリティのことは教育研究集会でたびたび話題となっていました。
さて、今回の牧野議員の4つの質問と区長答弁を紹介します。
Q:区長はどう認識しているか。当事者の話を聞いてほしい
A:正面から法的に認めて、差別偏見ないように払拭していく。これが、大きな目標だ。世界は20か国以上認めている。日本は憲法で両性の合意とあるので認めていない。人権問題としてわかってもらう努力を。直接話を聞くことは可。
Q:男女共同参画推進計画に加えるべき。
A:平成29年に改定する。勉強して決めていく。
Q:啓発のための講座などの実施を。相談窓口の案内を
A:窓口は決めていないがうけていく。
Q:今後の区の検討課題にするべき
A:世田谷は、法的なものではない。中味として、公的な認め方するものを持っていないので、是非も含めて、研究課題にしていく
11月15日に行われた、ワークショップでは、LGBTの方だけではなく、この課題を考えていきたいという方が、多方面から集まりました。区議団からは、瀬端、牧野、大橋が参加しました。はじめて聞くお話もあり、当事者との意見交換は欠かせないと実感しました。12月1日の牧野区議の質問にも、多くの当事者の方が傍聴にこられていました。
私も、引き続き、勉強しながら、学校教育の面でどうしていけばいいか、考えていきます。