母の3回忌、さやかさんの7回忌

IMG_0605IMG_0607IMG_0609

3月20日、私の母親の3回忌を行いました。私と弟と妹の夫婦と子どもの家族15名で墓参りと食事会をして母をしのびました。母はもうすぐ85歳という時に他界しました。「おいちゃったな」「悪い時代になった」が口癖でした。自分の人生を振り返っての実感でしょう。父は私が19歳の時亡くなったため、母がどれだけ苦労したか、今でも感謝しています。母の前向きに生きた姿勢を受け継ぎ、自分のできることをせいいっぱいやることが、何よりの供養になります。しかし、昨年の一周忌よりさびしさがつのります。母の子どもとして、きょうだい仲良くすごしていきたいものです。人は年齢を重ねても、「花は美し、人はさらに美しい」(櫛田ふき)です。この境地めざしていきたいものです。

IMG_0683

4月7日、長男の直哉のつれあいだったさやかさんの7回忌を行いました。さやかさんは、32歳で大腸がんの転移による死亡でした。一回目の手術の後に東京都の公務員試験をうけて合格し、多摩動物園に3年間勤務し、サーバルキャットやライオンの飼育を手がけました。4月1日まで仕事を続け、4月16日に息を引き取るという最後まで病気と闘う生き方を貫きました。今、直哉が多摩動物園に勤務しています。7回忌は、さやかさんの両親とお兄さん夫妻と私の家族11人で行いました。思い出はたくさんあります。さやかさんのためにもっと何かできなかったかと考えることもありました。でも、さやかさんの仕事への思いや生き方を受け継ぐことの意味は大きいとも思います。今を生きることが何よりの供養です。この日は、とりわけ、さやかさんの笑顔を思い出しながら過ごしました。

コメントは受け付けていません。