森山記念病院となごみの家長島桑川

IMG_14328月19日、熟年者支援特別委員会で、森山記念病院となごみの家に伺いました。森山記念病院はもともと西葛西駅の近くにありましたが、北葛西4-3-1に新しく病院を建設して、6月1日にオープンしたばかりです。第三葛西小学校、都立宇喜田公園、行船公園、教育プラザ葛西の近くです。今回の視察は、8月から新しく始めた、「地域包括ケア病棟」の視察でした。あわせて、地下の免震構造も見せていただきました。建物全体が特殊ゴムでささえられていて、大きな地震の揺れを少なくする構造です。モデルを見たことはありましたが、現物ははじめてです。貴重なものを見せていただきました。

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地域包括ケア病棟は、急性期治療のあと、在宅や介護施設への復帰支援に向けた医療や支援を60日の入院期間を上限に行う病棟です。6階にあり40床です。現在は26名の入所。本来なら退院する患者が、不安がある場合、この病棟を利用できる仕組みです。積極的なリハビリ、家族に少しゆっくりしてもらうなど、すぐに家に帰れない人を支援する、家に帰ることをささえたいと説明されました。他の病院とも連携を考えているとのこと。期待されます。森山病院の平均入院日数は13日くらい。次はリハビリという仕組みで、作業療法室、理学療法室、体を動かすの3点を中心に行っているとのことでした。何かあったら、急性期病棟に移れますからいろいろな意味で安心できるシステムです。医療保険が使えて、リハビリができるというのは何よりです。森山病院の医療ソーシャルワーカーの方は、区内の取りまとめ役もされているとのこと、このような病院が増えることは望ましいことです。

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なごみの家長島桑川は、この間、2回ほど訪問しました。学習教室や子ども食堂の様子が知りたくて訪問しましたが、まだ、公開できる状況ではないとのことでした。この視察の日は、天候も雨が急に降ってきそうな状況で、訪問者はいませんでした。5月7日に開所してから8月14日までの利用者数は、1412人、未成年者634人、熟年者386人でした。なんでも相談件数は、26件。小岩と松江と地域差はあります。松江北は商店街の一角という立地条件もいいのでしょうか、利用者も相談件数も多い数がでています。地域支援会議も開催され、葛西地域は、町会・自治会関係者をはじめ、民生・児童委員、医療関係者、介護関係者、警察、消防など28名の参加となっています。通常の有償ボランティの7名のほかに、子ども食堂のボランティアさんも増えています。コミュニティソーシャルワーカーによる、地域の要支援者の訪問も終え、これから、本格的な地域活動が期待されます。行政の支援の在り方をしっかり考えていきます。

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