8月18日、赤旗日曜版で紹介された、この展示を見てきました。神楽坂のセッションハウスギャラリー。メモを取らないようにと注意書きがありました。JKビジネスという内容が、いかに女性差別と貧困格差の広がりの問題とリンクしているかを痛感しました。なかでも、教員がからんでいる事案がけっこうあったことは衝撃です。学校の理科室で男性教諭から性被害をうけていたこと、また、両親が教員で、家庭でずっと管理されていて「自由」を求めてJKビジネスかかわったことなど、読めば読むほどつらい内容でした。「受け取った5千円で上履きや文房具を買った」(15歳中学生)「中二から高二まで叔父から性的虐待を受け妊娠した」(18歳)「小6で売春した。母親に安いねといわれた」(18歳)「助けてくれる人は買春者しかいないと思っていた」(21歳)。家族からの性的虐待、JKビジネスの誘い、食べるものがなくその日暮らしのために男性からお金をもらうためについていく実態、女性たちの叫びが聞こえてきます。今でも、忘れられません。この展示を主催したのは、一般社団法人「Colabo」。中高生世代を中心にした女性の支援活動をしており、展示した24人女性も支援をうけています。女性を「買う」のも重大な問題です。今、奨学金返済のために学生が性産業に入っていくともいわれています。本当の意味で女性が自立するための支援、社会的なサポートが必要です。今回、展示会を開き、聞き取りをオープンにした勇気に感謝するとともに、貧困格差をなくしていく政治を実現するためにしっかり問題を受け止めていきたいと思いました。