読書科の研究発表

2016年2月5日、区立下小岩小学校で、「自ら学び 表現する 下小岩っ子」-読書科を通して―の研究発表会が行われ、牧野区議と参観しました。私は、ほかの会議と重なり、遅刻しましたが、記念講演「北野大の教育論」は聞くことができました。

読書科は江戸川区が独自に設定した教科で、国語の内容から特別に読書科としました。下小岩小学校の実践によれば、朝読書を週3回8時25分~40分行い読書カードに記入、ボランティア・教職員の読み聞かせ(月1回)、表現活動として「アニマシオン」「ブックトーク」「ビブリオバトル」に取り組んだこと、調査・発表のスキル学習としての図書館の活用などがリーフにまとめられていました。リーフはわかりやすい内容でしたので、子どもたちの様子や授業がみられず大変残念でした。IMG_0255 記念講演は有名な北野大氏。なぜ学ぶのかという問いに、「なりたい自分になるために学ぶこと」と明快に話され、そのために、良い文章の丸暗記をすすめます。テレビ批判も展開、論理的な思考力や語彙力を高めるためには「読むこと」の重要性を強調されました。子どもにとっては、楽しいから読むでいい、大学生には自ら考えることの大切さをとまとめました。

読書科を推進しながら学校図書館司書を一人も配置しなかった江戸川区が、いよいよ司書配置となります。ただ、小学校10校(週2日)、民間委託であり、課題もたくさんあります。日本共産党は司書の配置を強く求めてきました。学校図書館法が改正されたにもかかわらず配置しなかった江戸川区。2016年4月からやっと配置されることになり、うれしいです。しかし、まだ全校配置にはほど遠い。これからも全校配置、職員の区費採用を求めていきます。

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