児童相談所は、様々な子育て支援をしていますが、今は江東区にあります。そこでの江戸川区在住の子どもの虐待と障害などの相談は、一年間に約千件で、江東児相全体の相談の5割を超えています。子どもの数が多いのですから当然ともいえますが、国の法律が変わって、江戸川区内に児童相談所が開設されることとなりました。2020年には開設できるように準備をすすめます。より身近に専門機関ができることは子どものすこやかな成長のために大切なことです。そのために、区は、江戸川年金事務所の隣、中央三丁目の都下水道局があった場所2285㎡を東京都から購入すると発表しました。そして、平成29年度予算案に設計委託として約1億円を予定しています。
江東児童相談所は、職員総数68名、それに加えて弁護士・医師の非常勤職員13名の体制です。このような体制を作るのはかなりの準備が必要です。区は、すでに、専門家確保の一環として、心理士5名を正規採用しています。これからさらに、最も必要な児童福祉士、児童心理士などの採用配置が求められます。江東児相に江戸川区から毎年2名が派遣されていますが、そのノウハウをしっかり学び江戸川区の力になってくださることを期待します。
子ども家庭支援センター(瑞江駅近く)の充実も
区内の子育て支援、虐待などの相談は、子ども家庭支援センターが受けています。船堀勤労福祉会館のそばにありましたが、昨年3月に瑞江駅近くに移転し枚ました。江戸川区の児相が機能するようになれば、相談箇所が増えることになり、もっと敏速に対応できるようになるのではないでしょうか。また、相談時間受け付けは現在は午後4時半ですが、23区をくらべると、12区で6時または7時まで受け付けています。江戸川区も時間延長の検討が必要ではないでしょうか。