予算案に反対、くらし・福祉第一への転換を

江戸川区の来年度予算案が予算特別委員会で検討され、3月9日に決定されました。日本共産党議員団は、スーパー堤防事業の経費削減、すくすくスクール学童クラブのおやつの復活及び職員増を求め、合計で約1億1千万円減額の修正案を提案しました。修正案は2人の無所属区議に賛成していただきましたが、残念ながら多数派の与党によって否決されました。引き続いての予算案の採択では、唯一、日本共産党のみが、4つの問題点を指摘して2015年度予算案と国保・介護・後期高齢の各特別会計に反対しました。3月19日の本会議ですべて正式に決定されます。

4つの反対理由は以下の通りです。

①3年連続で「施策の見直し」を行い、福祉・保育施策などの削減を進め、高齢者と児童の一人当たりの福祉費が23区最下位であること。主要6基金(貯金)が過去最高の1238億円となった基金の一部を活用して「福祉の江戸川」の復活を。②治水に役立たず莫大な税金がかかる住民犠牲のスーパー堤防事業や、住民の声を聞かずに選定したまったく不要な道路である特定整備路線第144号線の整備を強行する姿勢。③区庁舎を区民参加なしに移転・建て替えしようとしていること。行政と議会は、新庁舎建設のプロセスに透明性と民主的手続きを確保し、区民参加と協働ですすめるべきである。④少人数学級の実現、すくすくスクールでの正規職員の採用と補食の復活など、教育条件の整備を求める声に対する区の冷たい姿勢。

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