江戸川区原爆犠牲者追悼式

7月19日、第35回江戸川区原爆犠牲者追悼式が行われました。広島、長崎もこんな暑い日だったのではないでしょうか。今年もお亡くなりになった方が合祀されました。

IMG_5044広島と長崎の市長さんからのメッセージが紹介されました。「2020年までの核兵器廃絶をめざし、核兵器の非人道性に焦点を当て非合法化を求める動きを着実に進め、核兵器禁止条約の交渉開始を求める世論を拡大します」(広島・松井市長)「核不拡散条約(NPT)再検討会議に参加しました。今回の会議を核兵器の価値を否定する新しい世界へのターニング・ポイントにしようと訴えるとともに、各国首脳や核問題に関わる方々の被爆地訪問を呼びかけました」(長崎・田上市長)

式典では、被爆者の証言に続けて、児童・生徒の意見表明です。被爆者の方は、今年はじめて語ることになったと話されました。つらい思いを言葉にする大変さは想像するのもつらいです。私は、毎年、子どもたちの意見を特に注目しています。それは、体験している方の想いをどう受け止めているかを知りたいからです。

「今年が戦後70年にあたるので、総合の学習の時間に平和についての学習をしています。(中略)今の日本は平和で、原爆などもなく、サダコさんのように悲しむ人もいません。世界中の平和はまだだけど、今の日本だったなら、サダコさんも喜ぶと思います。ずっとずっと平和を保ち続ける日本であってほしいと思います」「(前略)最後に僕は、原爆の恐ろしさと悲しさを、世界中の人に伝えたいと思います。そして、世界中が戦争をやめて、このまま、戦争しない国がたくさん増えていってほしいです」(西一之江小学校六年生)

「私は、原爆や戦争のことをきっかけに、毎日が当たり前ではないと気づくことができました。これからもたくさんのことを学び、いつか命の尊さ、原爆・戦争の残酷さを後世に伝えていけるような人間になりたいと思います」(清新二中)

「一週間早く戦争が終わっていたら長崎は、10日間早く戦争が終わっていたら広島は、戦争がはじまらなければ。原爆はこの世界にあってはならない。核兵器のない世界を、未来について考えていきたい」(小岩高校)

IMG_5047式典の最後に、滝野公園の慰霊碑に、今の安倍政権の強引な戦争法案は廃案にすると誓いながら献花しました。今年も平和を語る暑い夏がはじまりました。戦争法案反対の世論をひろげるためにがんばります。

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