日本ロールは組合と話し合いを

東葛西の日本ロールの敷地に新しい工場が建設されています。建設資材を大型トラックが運び込んでいます。3年前は、日本ロールの敷地をかりて、消防団操法大会が行われていました。それが、工場建設のため、昨年は葛西臨海公園で行われ、今年からプールガーデン跡地の防災公園で行われました。

新しい工場建設の場所は、かつて、日本ロール・パイプ事業部があったところです。このパイプ事業部閉鎖・縮小問題から、新しい日本ロール争議が始まりました。組合は、パイプ事業部閉鎖・縮小問題に伴う①組合員の雇用及び労働条件、②組合員2名の人事異動、③高松組合員の退職撤回に関する団体交渉が不誠実な対応か否かを求め、都労委へ不誠実団交・不当労働行為救済を求めています。

6月10日に続けて、6月24日も門前で抗議・要請行動が行われました。JMIUの共同行動でもあり、都内各地から激励に駆けつけていました。八王子のある企業の争議が勝利した報告を代表が話されていましたが、はじめは、学習からはじめたこと、たたかう中で多くのことを学び団結が強くなったと述べました。大橋も激励にかけつけました。

「たたかってこそ明日がある」組合の争議は何年かかるかわかりません。河田委員長は、「会社は労使の話し合いを拒否している。組合員の団結は強まった。会社はあせっている。かつてのドレイ工場でも、話し合いができていた。今は、話し合い拒否で、ドレイ工場よりひどい。組合が求めているのは、話し合ってものごとを解決してくださいということだ」と決意表明しました。

これからも組合のたたかいは続きます。話し合いは民主主義の基本です。何よりも、団体交渉は憲法28条でも認められている権利です。日本ロール製造が組合との話し合いで物事を解決することを何よりも求めるものです。

コメントは受け付けていません。