7月28日、都知事選挙の最終盤でしたが、江戸川区が毎年実施している総合防災訓練に参加しました。江戸川の河川敷が会場です。欠席の議員は2名のみという全員集合での訓練です。私は毎回参加しています。議員の参加の仕方を変えようという提案があり、数年前から、来賓席にいるだけではなく、開会式と閉会式に並んで参加し、各地域の町会から被害や避難状況などの聞き取りをすることになりました。私はまだこの係りをやってはいませんが、実際に災害が起こったときに議員はどう行動するかとなれば、地域の実態を把握し行政とのパイプになります。地震は突然ですから、命の危険にさらされる災害弱者といわれる方たちへの対応が大切です。私は、5年前のはじめての議会質問で、災害要援護者のリストの作成を、手を挙げた方だけという作り方の是正を求めました。今、すべての要援護者の名簿が完成しています。その中で、名前の公表をしてよいという方の名簿が各機関や町会に手渡されました。まず第一歩ですね。
さて、訓練では東京湾北部を震源とするM7.3の直下型地震により、区内では震度7を記録し、広域的に被害が発生しているという想定で訓練が行われました。火災の消火と人の救助、道路陥没の補修工事など緊急対応を次々と行いました。今回は、PR・住民訓練コーナーをまわってきました。小・中学生の参加が多く、葛西中や西葛西小の校長先生ともお会いしました。近隣の篠崎小学校からは多くの小学生が参加していました。夏休みの体験としては貴重なものです。子どもたちが、消火器を使って火を消したり、ホースからの放水で的あてを体験したりしていました。起震車には長い列が。江戸川ろう者協会の災害啓発パネルなどの展示はおおいに参考となるものでした。
また、J:COMの戸別受信機のサービスも聞いてきました。今年の4月から区との連携で、防災無線放送を自宅で受信できる受信機の設置をするサービスです。工事費は、加入者5000円、未加入者6000円。費用は、毎月、加入者は324円、未加入者は540円。普及するために、一年間は工事費も月ごとの費用も無料とのことです。一年たてば費用が発生しますし、災害で停電すれば使えなくなります。メリットデメリットを考えて設置を検討してください。また、区内290か所の防災無線のデジタル化を5か年計画で進めており、2020年までには完成予定です。大橋は、情報提供のための個別防災無線受信器の普及を提案しています。停電でもつかえるラジオ型のものです。自治体によっては、全戸に配布し、朝・昼・夕とメロディーを流すなど無線放送を日常的に行っているところもあります。